11月6日放送の朝の情報番組「あさイチ」(NHK総合)に出演するなど、 “予約の取れない伝説の家政婦”として話題のタサン志麻さんの新刊『志麻さん式定番家族ごはん』(日経BP)が11月2日に発売されました。
同書では志麻さんのとっておきレシピや料理上手になれるワザのほか、調理や片づけを効率よく進める「プロの手際」、実は子育て家庭にこそフランス料理がおすすめの理由などが紹介されています。
そこでウートピでは3回にわたって本書の内容を抜粋して紹介します。第1回目は「編集者は見た 私たちも志麻さんになれる!伝説の家政婦の料理の手際をマスターする」です。
10品以上作りながら片付けも完了する
志麻さんがすごいのは、料理のおいしさだけじゃない! 3時間で10品以上完成させていきますが、料理が終わったときにシンクを見ると、洗い物もゼロ。ゴミもきれいに捨てられて、作業スペースの汚れも拭き取られてピッカピカなんです。
「レストランの厨房は常に時間に追われているので、そこで鍛えられました。さらに、3時間以内に十数品作りながら、片づけも終わらせるという、家政婦の仕事を通じて、家庭の台所でも効率よく作業できるコツが分かりました」と志麻さん。
おいしい料理を作りながら、洗い物も終わらせられるなんて、子育て家庭の理想! 志麻さんの手際の秘密を紹介します。
志麻さんの「これはやらない」5つ
①最初に材料を全部切らない
食材は必要なタイミングで切るのが基本
「ライパンや鍋に焼きつけている間など、調理中に“待つ”時間が多いのがフランス料理。その間に野菜を切ることができるので、最初に全部切ることはありません」
②1から10まで丁寧にしすぎない
「きれいに作る」にもメリハリをつける
「ハンバーグの表面はツルンとさせる、食材を大きく切って豪華に見せるなど、不可欠な手順やコツはあります。けれど、きれいな小判形にしたり野菜の面取りをしたりなど、必要以上に丁寧にはしません」
③油はたくさん使わない
揚げ焼きで「油の処理」を人生から排除する
「家政婦の仕事を通じて得た習慣のひとつが、揚げ物の油を最小限にすること。食材を片面ずつ、ひっくり返しながら揚げ焼きにします。揚げ油を処理する必要がなくなり、後片づけが断然ラクに」
④料理ツールを増やさない
万能の調理器具・菜箸を使いこなす
「道具が少ないほうが収納場所も取らず、料理中にどの道具を使おうかと迷うこともありません。特に菜箸は、混ぜる、炒める、ひっくり返す、つまむなどを1膳でできる、万能の調理器具です」
⑤計量カップ、軽量スプーンに頼らない
目分量で作れれば、時間も洗い物も少なくなる
「私は基本的に目分量です。慣れるまでは計量カップや軽量スプーンを使うといいと思いますが、最終的には自分の感覚で覚えられると、手間が減るし、料理もグッと楽しくなります」
■タサン志麻さん出演情報!
11月6日(金)19時56分から放送のバラエティー番組「沸騰ワード10」(日本テレビ系)に出演します。
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情報元リンク: ウートピ
「油の処理」を人生から排除する…“伝説の家政婦”タサン志麻さんが「やらないこと」5つ