【今週のボヤき】
今年の春から私にアシスタントがつきました。真面目で感じのいい子なのですが、彼女を見ていて思うのが無駄な作業が多いなあということです。って同じ会社の人に言うとおそらく「えー、いろいろ察して気付く子なのに」と言われると思います。
確かに彼女はこちらから指示する前に察して先回りしていろいろやってくれるのですが、中には必要のないことも含まれているのです。
この前、ある作業を頼んだところ本来は1やればいいところを10やってきました。なぜその作業が必要なのか、説明したとは思うのですが、おそらくやっているうちに分からなくなって「だったら全部やれば間違いない」と判断したのだろうと思います。「確かに間違っちゃないけど、9やるのは時間のロスだよね」と思いました。
半年間、一緒に仕事をして思ったのですが、彼女は人に質問するのを避けているというか、確認するのを遠慮しているきらいがあります。彼女に折を見て話そうかなと思うのですが、私は間違っているでしょうか?
気を使う人と気が利く人の違い
「気を使う人」と「気が利く人」は違います。何が違うのかといえば、目的が違うんです。
「気を使う人」の目的は自分のため。
「気が利く人」の目的は他者のためですね。
「気が利く人」というのは観察力が優れている人で、その人の現在置かれている状況やその人の性格等を踏まえてその人を自分に憑依(ひょうい)させ、その人が今望んでいることを差し出すことのできる人が「気が利く人」です。
そのためにはコミュニケーションを重ねてその人の性格や傾向、またはルーチンワーク等を理解しておかなければならないわけで、そこに至るまでにはそれなりの人間関係の蓄積が必要です。
付き合いが浅く、まだ性格も傾向も分からない人には、気が利く人というのは必ずその人に聞きます。
「今あなたのために私にできることはありますか?」とお伺いを立て、そのコミュニケーションを積み重ねることによってその人を理解しようと努める、それが「気が利く人」の特徴ですね。
気を使うのは自分のため
「気を使う人」というのはその目的が自分本位。
「怒られたくない」とか「褒められたい」とか「自分の立場を守りたい」という自分中心の考え方ですので、対象となる人なんか見ていないんですよね。
見ているのは自分の願望を満たすための欲求だけなので、他者の性格や傾向なんて関係ないんです。
だから聞きもしないで余計なことをしたり、その行為そのものが押し付けがましく感じたり、恩着せがましい態度を取ったりするんです。
何に対して気を使っているのかといえば自分に気を使っているだけ。
自分が気持ち良くなるために労力を注いでいるだけですので、「気を使う人」というのは、立場が変われば自分を気持ち良くするために他者を利用する人にもなり得る人なんですよ。
「気を使う人」か「気が利く人」かを見極めて
「気が利く人」というのは、他者にしてもらったことはいつまでも覚えていて、自分が他者にしてあげたことは忘れます。
しかし「気を使う人」というのは、他者にしてもらったことは忘れて、自分が他者にしてあげたことはいつまでも覚えています。
その人が「気が利く人」なのか「気を使う人」なのか、よく見極めて距離感をチューニングすることをお勧めします。
そして最も大事なのは、自分が「気が利く人」なのか「気を使う人」なのかを見極めて自戒することですね。
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情報元リンク: ウートピ
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