妊娠・出産を経ても働きたい。でも、実際のところちゃんと働けるのだろうか。どんなことがツラいのかな……といった不安もあるはず。
このたび、雪印メグミルクグループの雪印ビーンスターク株式会社は、子供2人以上の出産経験があり、かつ妊娠期間中に働いていた女性 計250人(22歳~45歳)を対象に、妊娠中の悩みなどについて、インターネット上で調査を実施しました。調査の結果、約8割の人が「つわり」を経験、そのうち約6割の人が「重かった」と回答していることがわかりました。
つわりと妊娠回数の関係は?
「一人目、二人目、それぞれの妊娠中つわりを経験しましたか」と聞いたところ、一人目妊娠中は81.6%の人が、二人目妊娠中では82.8%の人が「経験した」と回答しました。
続けて「つわりの重さはどの程度でしたか」と聞いたところ、一人目の妊娠中に「とても重かった」または「やや重かった」と答えた人は合わせて62.3%に。二人目妊娠中では65.2%にのぼり、半数以上が重いと回答しました。
ツラかったこと1位は料理、2位は…
妊娠中働いていた女性の中でつわりを経験した214人に、つわりがある事でツラかった場面や経験について聞きました。1位は「料理」(67.8%)、2位は「仕事」(55.6%)、3位は「料理以外の家事」(45.3%)でした。また、約3割が「家族以外の人と一緒に食事する場面」「人混み」「電車や交通機関での移動」がツラかったと回答しており、体調面でツラい時も付き合いや通勤などで我慢せざるを得ない状況であることがうかがえました。
妊娠していることを伝えた?
まだお腹が目立たず妊婦だとわかりづらい時期に、妊娠を周囲に伝えるかどうか悩んだ事があるか聞いたところ、「ある」(45.2%)「少しある」(26.0%)という結果に。合計して71.2%の人が悩んだ経験があることがわかりました。
これらの結果に調査を行なった雪印ビーンスタークは次のように見解を述べました。「社会人として働いていると、仕事の状況などから、妊娠に関わらず体調が悪くても休みにくいものです。とくに妊娠初期は、流産も心配な時期であり、妊娠の報告ができないままつわりが始まり、色々と悩んでいる人もいるかもしれません。職場の状況や置かれている環境は一人ひとり違いがあり一概には言えませんが、周りのサポートは必要不可欠。だれかに相談をして、まずは心の負担を軽くすることも大切なのかもしれません」
また、つわりについて、産科・婦人科 マミーズクリニックちとせの院長、島田茂樹医師は「つわりは軽いうちに改善しなければ日に日に悪くなるという傾向がある」と指摘。さらに、「悪くなると経口摂取もできなくなる。つまり食べられない、飲めないという他に、薬やサプリメントすら飲めなくなるということを意味します。そのため、つわりは軽いうちに改善させることが非常に重要だと考えています」とコメントしました。
■調査概要「妊娠中に働いていた女性の実態調査」
調査期間:2018年3月27日~3月29日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:子供二人以上の出産経験があり、妊娠期間中に働いていた女性(22歳~45歳)計250人
本記事のデータは雪印ビーンスターク株式会社調べによるものです。
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情報元リンク: ウートピ
妊娠中に働くってどんな感じ? 【働く女性250人に聞いてみた】