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自分で言うのもなんですが、その場の空気を読めすぎてつらいときがあります。会社でもだいたいその場で誰がどんなことを感じているのかがだいたいわかってしまい、フォローの言葉を入れてしまいます。あとから「あのときはああ言ってくれて助かったよ!」と感謝されることもあります。もちろん、自分も含めて人間の考えていることがわかるなんて不可能なので「私は他人のことがわかります」なんておこがましいことをいう気はさらさらありません。ただ、その場の空気を敏感に感じ取ってしまうんです。
転職も多いのですが、順応性が高いのでだいたいのところで3カ月もいればうまく溶け込めます。ただ、空気を読みすぎて職場や周りの色に染まってしまい、視野が狭くなることもあって、周りが見えなくなることがあります。いろいろおかしいな? と思っても「まあそういう考え方もあるよな」とその場の空気に従ってしまい思い切った改革や決断ができません。やはり、世の中を変えていけるのは空気を読まないで自分の信念を貫ける人だと思います。そういう人に憧れますが、つい周りの思惑などを感じ取ってしまい“いい子”の殻を突破できません。もうあきらめたほうがいいのでしょうか?
余計なアプリが起動しているスマホみたいなものかも
空気を読む能力、感覚的なものでしょうか。
神経が過敏になっているときに発動されてしまうような、精神的コンディションによって大きく左右される能力のような気がします。
そして困ったことに、コンディションが悪いときほど神経が過敏になり、会話のちょっとした間の意味であったり、笑顔から真顔に変わる瞬間の感情の動き、目配せで暗黙のメッセージを取り合う人たちの心情、遠くから発せられる微かな舌打ちの音、笑顔の裏に隠された嘲(あざけ)りの気持ちさえいちいち拾ってしまう。
精神的に弱っているときほどネガティブな情報を拾ってしまうので、その空気によってさらにネガティブに陥り、また神経過敏になりネガティブな情報を拾ってしまうという悪循環。
この負のサイクルにハマってしまうとなかなか空気から逃れることができなくなり、慢性的な神経過敏になってしまうという感じ。
何がつらいって、空気の圧力に負けて「NO」と断る能力が弱くなってしまうのがつらい。
反発心が衰弱しているので空気に従うしか選択肢はなく、だからいつも空気に怯えていなければならなくなってしまうわけですね。
同じ空間に他人がいるというだけで落ち着かなくて、集中力を欠いてしまうので充分な能力も発揮できず、他人に合わせることでしかその環境に貢献できなくなってしまう。
バックグラウンドで余計なアプリがたくさん起動しているため処理速度が落ち、バッテリーの消費量が激しくなってしまったスマホのような状態でしょうか。
仕事が終わる頃にはバッテリーの残量はもう一桁、青息吐息で充電器につないでも、明日の朝までに100パーセント充電できるかどうかも微妙、なかなかの地獄ですよね。
それは「いい子をやめる」という決断かも…
何はともあれ「NO」と言える気力を取り戻すことが優先。
その気力さえあればそこまで空気に怯える必要もなくなるので、まずは「休むこと」が重要。
でも会社に与えられた休日だけではダメ、少し荒療治かもしれませんが、こういうときは思い切って「ズル休み」をしてしまうこと。
突発的であればあるほど効果てきめん、会社には風邪をひいたとかテキトーな言い訳を伝えておけば結構。
それは「いい子をやめる」という決断にもなりますので、自分の中にあるいい子アプリが削除されて処理能力も上がり、動画だってサクサク見られるようになるはずですよ。
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