【今週のボヤき】
私には2歳の娘がいるのですが、この前、独身の同期を見て「残業できていいなあ」と思ってしまいました。うちは夫がフリーランスなので娘の保育園の送り迎えは任せていて、家事も得意なほうがやると決めており、そこそこうまく回っています。でも、家族そろってご飯を食べたいなあと思っているので、定時の18時にはきっちり仕事が終わるようにしています。
思えば、この数年間、いかに効率的に仕事を終わらせるかばかり考えてきた気がします。その甲斐(かい)あって、昔に比べればだいぶ仕事は早くなりました。マスコミ系の仕事なのにもかかわらず、定時で帰れているのは恵まれているのかもしれません。
でも、時々時間を忘れて仕事に没頭したいなあと思うこともあります。たまには同期と雑談しながら残業したいなと思うときもあります。周りからは「ワーママは効率的に仕事をする優秀な人が多いよね」と言われることもありますが、好きで効率的になったんじゃないよ、私だってたまには新橋の居酒屋でダラダラ愚痴を言いたいよと思うことがあります。私はわがままなのでしょうか?
仕事は生活を充実させるためのもの
仕事にやりがいを感じるのは結構なことですが、仕事とは生活を充実させるためにあるものです。
「本業」と言うと職業を思い浮かべる人も多くいると思いますが、私たちの本業は私生活であり、仕事は副業みたいなものなんですよ。
本業である私生活を放っておいて副業である仕事のほうに熱を出してしまうと、私生活と仕事の立場が逆転してしまい、仕事が本業になり私生活がオマケになってしまいます。
そうなると仕事の付き合いと称して毎晩のように飲み歩いたり、休日も仕事にささげたり、たまの休日も「休みの日くらいゆっくりさせろよ……」と言ってぐうたらしているだけのダメ夫のようになってしまうんですよ。
休日のための仕事が、仕事のための休日になってしまったら本末転倒。
軸足は常に私生活の方に置いておくものであり、まずは私生活を充実させることを念頭において自己管理を心掛けてください。
「早く帰りたいな」と思える私生活をつくって
あなたが「仕事が楽しい」と思えるのは、あなたの努力の成果だと思います。
自分の力で管理して、余裕を持って定時にも帰れるようになった。
自分の努力が実った環境にいるから「楽しい」と思えるのです。
それはそれで立派なことだとは思いますが、今度はぜひその要領で自分の私生活を充実させてください。
自分自身が「早く帰りたいな」と思えるような私生活をつくるんです。
飯食って風呂入って寝るだけの私生活を、もっと楽しく、もっと面白くなるようにカスタマイズしていくこと。
家族で楽しめる私生活をつくるのも結構、子供と楽しめる私生活をつくるのも結構、夫婦で楽しめる私生活をつくるのも結構、そして個人で楽しめる私生活をつくるのも結構。
そこに全身全霊を傾けて努力をささげること、そして余った力を仕事にささげること、それが「人生を豊かにする生き方」なんですよ。
仕事よりも私生活に誇りを持って生きてください。
せっかく生まれてきたんだ。
仕事なんてチャチャっと片付けてさっさと楽しい私生活に戻りましょう。
忘れるなよ? おれたちは遊ぶために生まれて来たんだぜ。
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情報元リンク: ウートピ
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