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水川あさみさんに、夫婦について聞いてみた。「みんなそれぞれ、変でいい」 映画『滑走路』

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キャリア、人間関係、自分、家族……現代を生きる誰もが、さまざまな不安や葛藤を抱えています。11月20日に全国公開される映画『滑走路』(大庭功睦監督)は、非正規雇用やいじめ、過労といった問題と向き合いながら、希望を求めてもがく人々の姿を描いた物語。

水川あさみさんは、将来のキャリアと夫婦関係に悩む切り絵作家・翠を演じています。

インタビューの第2回のテーマは、夫婦や女性の生き方について。作品を通じてさまざまな夫婦や女性を演じてきた水川さんに、自身のことも振り返りながら、理想の在り方を伺いました。

劇中より

劇中より

「こうあるべき」なんてない

——本作では、水川さん演じる切り絵作家の翠と、高校の美術教師である夫・拓己(水橋研二)との、微妙な関係性も描かれています。9月に公開された『喜劇 愛妻物語』で、水川さんは濱田岳さんと倦怠期の夫婦を演じられました。さまざまな作品を通じて多様な夫婦のかたちを演じていくなかで、ご自身が「夫婦ってなんだろう」と考えることはありますか?

水川あさみさん(以下、水川):夫婦を扱った作品が続いたこともあって、最近こうやってそんな話題になったりもしますけど……夫婦って、やっぱりすごく面白いなと思うんですよね。他人同士が一緒に生活をして、日常を過ごして、ああだこうだやってるなんて、とってもヘンテコで面白い。だからこそ、すごく素敵だなとも思います。

——ヘンテコ!

水川:なんだろう……だって、他人なわけですからね。他人と一緒に寄り添って生きていくって、どうやったって愛情がないとできないことですし。そのへんの人と適当にできることではないから、夫婦になる、家族になるってすごいことだと思います。だからといって、いろんな夫婦をいちいち比べたりするわけでもなく……全部違って全部いいっていう感じですよね。

——他人と寄り添って生きていくのはすごいことだけれど、その在り方は人それぞれでいい、ということですね。

水川:「夫婦はこうあるべきだよね」とか、夫婦に限らず「女性はこうあるべき」「男性はこうだ」とか、そういうことではないと思うんです。なかでも特に夫婦なんてものは、そもそも他人同士が集まってやっていること。そもそも変なことなんだから、変でいい。面白くていいじゃん、と思ってるんです。

——「こうあるべき」なんてなくて、人それぞれでいい。変で面白くていい。その考え方は、昔からですか?

水川:昔からですね。親がそういうタイプだったのかなと思います。子どものころから、私にみんなと同じことをさせたがらなかったんですよ。だから、ランドセルも持ってなくて。学校でみんな同じお裁縫セットを買うときも、母は私を全然違うお店に連れて行って、好きなお裁縫セットを選ばせてくれましたし。

人と違うことに恐怖を感じたり、周りの目を気にしたりしないように育ったのは、親のおかげかなと思っています。協調性がないということではなくて、オリジナリティはあっていいでしょ、みたいな感覚。……だと思ってるんですけど、もし協調性がなかったんだとしたら、どうしよう(笑)。

もっと自分本位に物事をとらえてもいい

——翠のように「出産と年齢」や「やりたいことと日常との折り合い」について悩む女性は、少なくないように思います。水川さん自身は、そういったテーマについてどうお考えですか?

水川:私自身は……どうしてそこに悩むの? と思ってしまうんです。そういう悩みって、「周りが自分をどんなふうに見ているか」を意識するから生まれるんだと思うんですね。たとえば結婚にしたって、具体的な相手がいないのに「いくつまでに結婚しなきゃ」「いくつまでに結婚したい」と思っているなら、その気持ちはあまりよくわからなくて。「何歳までに出産しないと」「結婚したら次は子どもだ」みたいな悩みも、周りの視線を意識しすぎているだけ……かもしれませんよね。

もちろん女性は年齢的な問題もあるから、本当に子どもがほしかったり、ほしくて行動しているのに授からなかったり、複雑な場合があるのはわかります。だけど、もし自分なりにベストを尽くしてうまくいかなかったとしても、人生それだけじゃないと思うから。どうしてもそういう悩みが頭から離れなくて、うまくいかなかったときに絶望してしまう人もいるかもしれないけど……もっと自分主体で。自分本位に物事をとらえていいんじゃないかなって思います。

——自分本位になって、何事もプラスに物事を受け止められれば、とても素敵だと思います。そういう自分になるためには、まずどんな一歩を踏み出せばいいでしょうか。

水川:周りの目を気にしながら生きることを「当たり前」に感じているかもしれないけれど、それって全然「当たり前」じゃないですよ。だって、自分の人生ですから。自分が選んで生きていかなくちゃいけないのに、他人からどう見えているかに寄り添う必要なんて、本当はないんです。だから、まずはその「当たり前」に疑問を抱く。自分のことをちゃんと考えて、自分の気持ちや考え方を、もっと大切にしてあげる。自分がどうしたいとか、どういう方向性で生きていきたいかが明確になったら、あとはそうするしかないんだから、きっとシンプルになるはずです。

■作品情報

kassoro

『滑走路』
11月20日(金)全国ロードショー
配給:KADOKAWA
ⓒ2020「滑走路」製作委員会

(取材・文:菅原さくら、撮影:面川雄大、編集:安次富陽子)

情報元リンク: ウートピ
水川あさみさんに、夫婦について聞いてみた。「みんなそれぞれ、変でいい」 映画『滑走路』

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