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徳永えり「お金を介して成り立つ関係もある」映画『月極オトコトモダチ』で主演

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「男女の友情は本当に存在する——?」という答えのない問いに、なんと答えますか?

一線を越えなければアリ、恋心を抱いた時点でナシ、肉体関係があっても友情の範囲内……人の数だけ答えがあるこの問いをテーマにした映画『月極オトコトモダチ』が6月8日(土)から順次公開されます。

アラサー女性編集者の那沙(なさ)とレンタル“オトコトモダチ”の柳瀬の関係の変化を描いたこの作品。主演の徳永えりさんに、那沙を演じた今思うことを聞きました。

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答えのない問いにどんな答えを出すのか楽しみだった

——『月極オトコトモダチ』は異性の友人をお金で買うというシチュエーションが現代的だなと思いました。脚本を読んだとき、徳永さんはどのように感じましたか?

徳永えりさん(以下、徳永):もともと、友人代行サービスが存在するのは知っていました。“インスタ映え”や結婚式のために来てもらって、“友達風”な人たちと一緒に写真を撮って、お金を払ってさようならという関係があることに驚きましたが、「でも、確かに需要がありそう……」と思いましたね。ところが脚本では、1対1で、しかも異性をレンタルという設定なので、最初は「どういうこと?」って。

——どういうこと?

徳永:那沙がレンタル“オトコトモダチ”を求める気持ちとか、単純に恋愛感情に発展しないのかなという疑問がありました。男女の友情は成立するのかというのが本作のテーマのひとつですが、それって答えのないことですよね。人の数だけあるというか。

でも、作品として公開する以上はストーリーの中でなんらかの結論を出す必要がある。答えのない問いにどんな答えを出すのか、というのは面白いなと思いました。それで、那沙役を引き受けることを決めました。

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お金を払うから成り立つ関係

——徳永さんも友達をレンタルしてみたいと思うことはありますか?

徳永:うーん……。レンタルされる側ならやってみたいです(笑)。私自身が対価を払って知らない誰かと一緒に過ごしてもらうのはやっぱりイメージできないですね。ただ、那沙みたいにちょっとマニアックで友達を誘いにくい趣味を持っていると、気軽に誘えるレンタル友達の存在はありがたいのかもしれないですね。

——「出張ホスト」のような女性向けの性的サービスもありますけれど、那沙と柳瀬はプラトニックな関係です。

徳永:そうですね。肉体的にどうというより、精神的に誰かにそばにいてほしいときもあるのではないでしょうか。ちょっとその時間を埋めてくれる存在。一般的にそこには「リアルな友達」が入るのだと思いますが、それでは埋まらないものを持っている人もいるのかもしれません。

例えば、別の女性が柳瀬をレンタルするシーンがあるのですが、その女性は左手の薬指に指輪をしている。要するに既婚者なんです。特に深い会話もなく一瞬で終わるシーンなのですが、なぜ既婚女性が肉体的な関係を期待してではなく、全然知らない男の人をレンタルするのか。想像しかできませんが、夫や友人にはなかなか言えないことがあるのかもしれない。そこで少し時間を買って、付き合ってもらうことで満たされる部分もあるのだろうと思いました。

——お金を介しているから言えることもあるかもしれませんね。

徳永:そうですね。穐山(茉由)監督は脚本を書くにあたって実際にレンタル友達を試してみたそうです。「お金を払っているから、なんでも聞いてくれる。受け止めてくれるスタンスだから、すごく話しやすかった」とおっしゃっていました。お金を払うから成り立つ関係、そういうのもあるのだなと思いました。

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友情は恋愛の前のステップ?

——徳永さん自身は男女の友情に対してはどう考えていますか?

徳永:私はあると思います。男友達もいますし。友人なので恋愛感情はありませんが、家族に向けるような愛情はある。お互いが友達だと思っていればそこに男女の差はないのでは、と思うタイプですね。

——「友達以上、恋人未満」と言われるように、男女間では友情と恋愛ってなんだか順位があるみたいですよね。地続きというか……。

徳永:確かに、恋人になる前段階みたいな感じになっちゃいますよね。でもそこが繋がっていない人もいるのでしょうし……。月並みな言い方ですけれど、人それぞれ。いろんな友情や恋愛感情、愛情があっていいですよね。だからこそ、この映画を観たときに、十人十色の感想になるのではないかと思います。

——那沙という人間を演じてみていかがでしたか?

徳永:正直、彼女は大変でした(苦笑)。私と正反対というか、自分の中にも周りの友達にもいないようなキャラクターだったので。彼女は30歳手前で、恋や仕事に漠然とした不安を感じているのですが、年齢のわりには考え方が幼い部分があるな、とか。流されやすいところがあるのに、頑固な部分もあるし……。行動や感情に波があって、どこに軸を置くべきか考えてしまいましたね。

——どうやって、彼女をつかんだのでしょうか? 

徳永:手応えを感じたのは、現場で柳瀬を演じる橋本(淳)さんと一緒にお芝居をしたとき。柳瀬としてたんたんと存在してくれていて。ああ、那沙に波があっても柳瀬が受け止めてくれるから大丈夫だ、と思えたことは大きかったです。それから、那沙のモデルが案外近くにいたというか……。

——誰ですか?

徳永:穐山監督です(笑)。撮影中のある瞬間にふとそんなことを思って。脚本も穐山監督が書いているので、行間とかさりげないところに監督の何かが溶けているような気がしたんですよね。いい意味で浮遊している感じが似ているというか。だから、那沙は「こういう人です」とガチガチに固めないで、流れるままに、自分の気持ちのままに演じたほうがいいなと思うようになりました。撮影中は穐山監督をずっと観察していました。

——本編に出てくるあのダサい走り方も……?

徳永:あれは私が作った設定です! 那沙のはっきりしない性格をそのまま全面に出してしまうと、映画を観てくださる方たちが那沙を好きになれないのではないかと思って。それで、どこかに抜け感を作れたらいいなと、勝手に走り方をダサくしてみたり、机に足をぶつけてみたりしています。気づかれないかもしれませんが、「もう、那沙……しょうがない子」みたいな。あのダサさは私自身でも穐山監督のトレースでもなく、演技ですから(笑)

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『月極オトコトモダチ』
出演:徳永えり 橋本淳
監督・脚本:穐山茉由
製作:「月極オトコトモダチ」製作委員会
配給:SPOTTED PRODUCTIONS|
(c)2019「月極オトコトモダチ」製作委員会

6月8日(土)より、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺、イオンシネマ板橋ほかにて全国順次公開!

徳永えりさんが仕事で悩んでいた頃について話を聞いた後編は明日6月9日公開予定です。
(取材・文:安次富陽子、撮影:青木勇太)

情報元リンク: ウートピ
徳永えり「お金を介して成り立つ関係もある」映画『月極オトコトモダチ』で主演

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