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夫婦で経営するようになって増えたケンカ 「会話は十分だと思っていたけれど…」

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ワーキングマザーの割合が増える中、まだまだ家事育児の負担は女性に偏りがち。内閣府が発表した「男女共同参画白書(概要版) 平成30年版」によると、6歳未満の子どもを持つ夫婦のうち、女性が家事育児にかける時間は7時間34分なのに対し、男性は1時間23分という結果も出ています。

いつになったら自分の時間が持てるようになるのか……。ところが、株式会社ジョイゾーで役員を務める四宮琴絵(しのみや・ことえ)さんは、3人の子育てをしながら、仕事も複業もパワフルにこなしています。

その生活はどうして実現できたの? 全3回にわたってお届けするインタビューの最終回は夫の会社で役員をしていることや、夫婦関係についてお話を聞きました。

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始めは夫と働くことに抵抗感があった

——ジョイゾーはご夫婦で経営されています。もともと「いつか二人で会社をやろう」と決めていたんですか?

四宮琴絵さん(以下、四宮):いいえ。夫の会社に就職することも予定外でしたし、入った頃は経営に携わるなんて考えてもいませんでした。SEが足りなかったのでたまたま呼ばれたというのがきっかけです。入社したのは2014年でした。でも、最初は夫と働くなんてイヤだったんですよ。

——何がイヤだったんですか?

四宮:私と夫は性格がまったく違うんです。私のほうが口数も多いし、仕事の仕方も全然違うし、ケンカが増えるだろうなと思ったんです。それに家だけじゃなくて仕事でも一緒にいたら、アラも何も全部見えちゃうじゃないですか。それもイヤだなと思いました

——実際はどうでしたか?

四宮:それが、思ったほどじゃなかったんですよね。というか、最初は10年のブランクから復帰するのに一生懸命で、夫と働くのが云々というところまで行き着きませんでした。大変だと実感するようになったのは、会社が大きくなってきて2019年に私が取締役に就任してからです。

それまでは「SEとして夫の会社を手伝っている」という感覚でしたが、一緒に経営のことを考えるとなると意見がぶつかり合うのはしょっちゅうです。私はものをはっきり言う性格なので、会社をやっていく上でビジョンのすり合わせとか、お互い何をやっていくとか詰めていくのがしんどい1年でした。

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夫婦のルールは特に決めない

——一緒に経営するために気をつけているルールはあるのでしょうか?

四宮:特に決めていないですね。家庭にも仕事の話を持ち込みます。一緒に寝ていて、起きたと思ったら「ねえ、あの件だけどさ」といきなり仕事の話をし出すとか(笑)。

夫は家庭で仕事の話をしないようにしているようですが、私は言いたい時に言いたいことを言ってしまいます。唯一決めているのは、子どもの前では仕事の話をしてもケンカはしないということくらいですね。

——家庭と仕事の切り分けが難しいんじゃないですか?

四宮:たとえば夜飲みながら仕事の話をしてケンカして寝るとします。朝起きてもまだ気分が悪くて「口も聞きたくない!」と思うこともあります。でも、会社に入るとスイッチが入るんですよね。それまで無言でもいきなり会話が始まります。

仕事をしているときは「パートナー」という意識が強いですね。仕事中はお互いに敬語なので、お客さんに「お二人はたまたま名字が一緒なんですか? それとも兄妹?」と聞かれることもあります。

「夫婦」としての会話は足りていなかった

——子どもたちも成長し、夫婦での会社経営も慣れてきた。順風満帆に聞こえますが、トラブルもあったそうですね。

四宮:そうなんです。小さな不満が互いに積み重なっていることが明らかになりまして……。今年でちょうど結婚15周年なのですが、年末に結構長い時間お休みがあったのでお互いに向き合ってみたら、「わかってくれないけどもういいや!」という不満がお互いに溜まっていることに気づいたんです。私は「夫婦としても経営のパートナーとしてもそこそこ相性いいよね」と思っていたのですが、夫は不満も溜まっていて、いつか離婚することになるんじゃないかくらいに思っていたんです。で、お互いに話し合ってみたら、いろんな誤解が見えてきました。

——どんな誤解ですか?

四宮:たとえば、何かのタイミングで相手にそっけない態度を取っていたとします。それは相手を信頼しているからそっけないだけだったのに、相手には「自分に関心がない」と伝わっていたりとか。あとは、お互いに一日中スマホを見ているのですが、実は二人とも嫌だと思っていたとか。

「イヤだけど、仕事のこともあるし仕方ない。相手も見ているし、自分もいいや。」って、お互いに見ていたんですよ。寂しい思いをしながら。なので、今後は相手がスマホを見ていてイヤだなと思ったらちゃんと言おうということになりました。15年も一緒に生活しているのに、話し合わないとわからないものだと気づきました

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15年目にして挙式を計画

——家庭でも仕事でも一緒にいるのに、努力しないと気持ちは伝わらないんですね。

四宮:本当ですね。喋っているつもりでしたが、会社のことだったり、子供のことだったりが中心で、夫婦としての会話は足りていなかったんですよね。会話が業務報告的と言うか。それで年末に話し合って、これは高校生のカップルがするようなベタなことをしないとわかり合えないんじゃないか? という結論に至ったんです。で、今年は二人で出かける回数を増やしたり、夫婦の将来の話をしたり、ペアルックを着たりしています(笑)

——ペアルック! 結婚15年目とは思えないアツアツぶりですね。

四宮:そのくらいしないと伝わらないこと、気づけないことがあるんだと思いました。6月には、15年目にして挙式をすることにしました。振り返ってみると、結婚パーティはしたものの、挙式はしていなかったんですよ。もう一度ウエディングドレスを着て、二人で第2の夫婦生活をスタートさせようと思います。

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(構成:落合絵美、撮影:面川雄大、聞き手・編集:安次富陽子)

情報元リンク: ウートピ
夫婦で経営するようになって増えたケンカ 「会話は十分だと思っていたけれど…」

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