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他人にお願いするのが苦手…仕事よりも「相手の顔色」が優先になってしまうHSP

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「友達と会うのは楽しいけれど、どんなに仲が良くても2時間が限界」「声の大きい人や威圧的な人が苦手」「近くに不機嫌な人がいると自分のせいだと思ってしまう」——。

人の顔色が気になって一喜一憂し、敏感さゆえに気疲れしてしまう人は、もしかしたら繊細すぎる気質を持った「HSP」(ハイリー・センシティブ・パーソン)かも……。

【関連記事】他人とずっと一緒にいると疲れる…敏感すぎる気質「HSP」って知ってる?

以前、HSPについて教えていただいた心理カウンセラーの坂本純子(さかもと・じゅんこ)さんに、HSPが陥りがちな悩みとその対処法を聞きました。全6回。HSPチェックリストは記事末尾にあります。

心理カウンセラーの坂本純子さん

心理カウンセラーの坂本純子さん

「人の顔色優先」になってしまうHSP

「気が弱いせいか、仕事でも後輩や部下に指示をするときにためらってしまいます。『こんな言い方をしたら高圧的なのではないか?」と気にするあまり、『○○していただきたいのですが、いかがでしょうか?」など、必要以上に丁寧な言い方をしてしまう。気を使いすぎでしょうか?」

——「自分は気が弱すぎる」と自信をなくしがちな人の中にも、実は敏感すぎるHSPの人が多いのかもしれませんね。

坂本純子さん(以下、坂本):HSPの人は、相手の反応が気になるので、これを言ったら相手がどう思うかな?」ということを、よく頭の中でシュミレーションします。そのため「どんな状態にある人も受け入れてくれそうな言い方」「相手が不快にならない言い方」を意識するあまり、一番分かってもらいたい部分が伝わりにくい、というお困り感を持っているHSPの人もいます。

ささいな刺激にも敏感に反応するので、人のちょっとした表情の変化や筋肉の動きをキャッチします。自分の発した言葉によって相手の表情がどう動くのかが気になってしまう。言いたいことをストレートに投げたときに相手がイラッとした表情を見せたら怖い。自分の中に生じるそんな「怖れ」がもとになって、気を使いすぎるという行動に出ていると考えられますね。

——仕事においては、「この人にお願いするのがベストだ」という確固たる意思があればはっきり物が言えると思うのですが、すべてにおいて人の顔色を見てしまい、場の空気に飲まれてしまうというイメージでしょうか?

坂本:重要度が、「人の顔色」になりやすいんですよね。だから「この人が適任だからこの人に依頼する」という確固たる意思が自分の中にあっても、なかなか自信が持てなかったりするんです。

「なぜこの仕事を頼むのか?」を再確認する

——いったん考えて自分の気持ちを知ることが解決策としては大事ということですね。

坂本:大事ですね。HSPの人は意識が外に向きやすいので、自分の大切なものより、人の気持ちや感情、その場の空気感の優先順位が高くなってしまうんです。その意識を自分のほうに戻すことができたらいいと思います。

やっぱりこのお悩みでも、ポイントは「本当は、自分は何をどうしたいのか?」ですよね。部下に指示を出すのも、「目の前の仕事を的確に進めて成功させるために必要」だからであって、相手の気分をよくすることではないはず。「何のためにこの人に頼むんだっけ?」ということを、もう一度自分に分からせてあげることが大事だと思います。

自分にとっての正解は「楽」なこと

——逆に相手がHSPの気質を持った人である場合、「すごく気を使っているんだろうな…」ということは分かるのですが、はっきり要件を切り出せない人にイラっとしてしまいます。

坂本:HSPの相手への過度な気遣いが不自然な行動として映り、場合によっては相手をイラっとさせることがあるかもしれませんね。

敏感すぎる人の頭の中では、はっきり物を言ったら相手がどう感じるのか、それによって相手からどんな反応が返ってくるのか、もしこんな反応が返ってきたら怖いなぁ、という思考が無意識に繰り広げられがち。

この“怖い”という感情が発生しないように、「相手の顔色を読みながら言葉を選んで伝える」という行動を自ら選択しているのです。ある意味、怖いことが起こらないように自分で自分を守っている。

この思考パターンは、幼い頃の親子関係や環境によってつくられたものがほとんどで、本来の自分ではありません。私のカウンセリングでも、幼少期の心にフォーカスすることで相手の顔色が気にならなくなった、という声をよく聞きます。
敏感なHSPであっても堂々と行動できるようになれるのですよ。

——反対に、敏感ゆえに「この人となら一緒にいても大丈夫」という相手もすぐ察知できるという声が。

坂本:敏感なので自分に合う人もすぐに分かりますよね。そういう人と一緒にいる時間が増えたらいいですね。「良い/悪い」「正解/不正解」で判断すると自分の選択に自信が持てず、緊張しながら行動するので疲れます。「安心する・気持ちが楽」という感覚を大切にして楽に行動できることが、自分にとっての正解です。

■HSPチェックリスト

□ 自分をとりまく環境の少しの変化にもよく気がつく
□ 他人の感情や体調を敏感に感じとる
□ 自分の身体の痛みや不調に敏感
□ 人といると疲れやすく、ひとりになりたいと思う。
□ カフェイン、刺激物、化学物質、薬などに敏感に反応する
□ 肌ざわりや着心地がとても気になる
□ 想像力豊かで、空想していることがよくある
□ 明るい光や、強い匂いに反応する
□ 大きな音や騒音がとても苦手
□ 優しく親切な心を持っている
□ 一度にたくさんのことをやると混乱する
□ 人が言葉にしていない気持ちや感情によく気がつく
□ 物を忘れたり、ミスをしないように気をつけている
□ 人の本音と建前を察することがある
□ 映画やテレビの暴力的なシーンがとても苦手
□ 芸術や音楽などに心を動かされる
□ 自分の周りに刺激が多いとイライラする
□ 空腹になると集中力が低下したり、気分が悪くなる
□ 引越し、席替えなどの生活の変化は負荷がかかる
□ 人目が気になる
□ 競争させられたり、見られていると普段の実力を発揮できなくなる
□ グループの中にいると自分らしくいられない
□ 子供のころ周囲の人たちから内向的であったり、内気だと思われていた

*12個以上あてはまればおそらくHSPの気質です。
(坂本純子さんHPより)

情報元リンク: ウートピ
他人にお願いするのが苦手…仕事よりも「相手の顔色」が優先になってしまうHSP

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