リモートワークでぼさぼさ髪に…原因はストレス？ 1分ケア法を美髪プロが教える

コロナストレスやリモートワークでの引きこもり疲れが続くうちに、気づいたら髪がぼさぼさに…ということはありませんか。美容師で美髪ケアを追求する三谷遥さんに聞くと、「その原因にはストレスが考えられます」ということです。ストレスで髪までダメージを受けるのでしょうか。また、ぼさぼさ髪のセルフケア方法を尋ねました。

ストレスで頭皮に栄養が行き渡りにくくなる

三谷さんは、ストレスと髪の関係についてこう話します。

「リモートワークによる引きこもりや気分的な疲れが原因で心身ともにリフレッシュができないと、ストレスがたまるでしょう。すると、自律神経の働きのバランスが乱れます。

よく知られているように、自律神経には緊張時に働く交感神経とリラックス時に働く副交感神経がありますが、ストレスで緊張状態が続くと、交感神経のほうが優位になります。すると、全身の血管が収縮して血流が滞りがちになります。

頭皮には多くの毛細血管が集まっていて、頭皮の色合いは全身の体調を反映するともいわれています。血流が滞ると、頭皮に栄養が行き渡りにくくなって毛髪にダメージを与えるのです」

頭皮の色と硬さを確認する

頭皮に栄養が行き渡っていない場合、何かサインはあるのでしょうか。

「頭皮の色と硬さに注目しましょう。頭皮に赤みがある場合は、血流が滞っています。やや青白くて毛根が透き通って見える状態が健康な頭皮の色です。頭皮の色を家族や親しい人に見てもらう、鏡で見る、スマホで撮影して見るなどの方法でチェックしてみてください。

また、頭皮の色が青白くても、指先で軽くマッサージをしてみていつもより硬くなっているときは、血流が悪化していると考えられます。両方の手のひらと指で頭部を押さえて少しずつずらしながら、弾力、前後左右に動くかどうかを確認しましょう」（三谷さん）

次に、ストレスによる髪と頭皮のダメージについて三谷さんはこう説明をします。

「栄養が行き届いていない毛髪は、コシやハリ、ツヤがなくなる、また、抜け毛や切れ毛が多くなり、全体的にボリュームがなくなってぼさぼさした髪になります。

さらに頭皮は乾燥してフケが出る、不潔な印象になる、雑菌が繁殖してにおいが発生することもあります」

リモートワーク中にもできる「1分頭皮マッサージ」

三谷さんは、「ストレスによる髪のダメージのセルフケアとして、頭皮の血流を促すために1分ほどでできる頭皮マッサージが有用です」と話し、その方法について伝授します。

また、頭皮マッサージ以外のセルフケア法について、三谷さんはこう続けます。

「シャンプー用のブラシで、髪の生え際から頭頂部に向かってやさしくブラッシングすることも、マッサージ同様に有用です。肩や首にこりを感じるときも、頭皮の血流が悪化している場合があるため、肩や首はこまめにほぐしましょう。

また、日ごろから十分な睡眠時間の確保や栄養バランスの整った食事、軽い運動などを実践して、気分転換をしながらストレスをためないようにしましょう」

さらに、頭皮マッサージを行うタイミングやポイントについて、三谷さんはこうアドバイスをします。

「シャンプー前や朝のスタイリング時、デスクワーク中、休憩時間、就寝前に行いましょう。シャンプー時には30秒～1分ほど、それ以外のときは1～2分ほどでよいでしょう。長時間行わず、ツメを立てずに頭皮が心地よいと思う程度の強さで実践しましょう」

聞き手によるまとめ

ストレスでぼさぼさになった髪のケアのコツは、頭皮の血流を促すマッサージだということです。さっそくこの「1分頭皮マッサージ」を2週間ほど毎日継続してみると、全体的に髪にハリが出てきたように思います。また、ほんの少しの時間のマッサージですぐに頭がスッキリしてリフレッシュもできます。リモートワーク中の頭皮と髪のセルフケア、試してみてください。

（構成・取材・文　藤原 椋／ユンブル）

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情報元リンク： ウートピ
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