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パーマやカラーでダメージ! 美髪のために「してはいけない」11のこと【プロが教える】

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疲れているときや睡眠不足、また、カラーやパーマをくり返したときなどに、髪がパサパサ、ガサガサになるなどのダメージを経験したことはありませんか。美容師で美髪のためのケアを追求する三谷遥さんは、「髪は自己修復しないため、それ以上のダメージを抑えるためには、パーマやカラーの頻度や髪の乾かしかたを考え直す必要があります」と話します。詳しく教えてもらいましょう。

ヘアアイロンを使うときに「してはいけない」7つのこと【美髪プロが教える】

キューティクルがはがれると髪がパサパサに

三谷さんはまず、髪がパサパサ、ガサガサになる原因についてこう説明をします。

「毛髪の1本ずつは、タンパク質が主成分である3つの層でできています。外側から、表面を覆って内部の組織を守るキューティクル、中間部で繊維状の束になって髪の90%近くを占め、太さや柔らかさに関わるコルテックス、髪の芯となるメデュラで構成されています。

キューティクルは、外部の刺激からコルテックスのタンパク質や水分の流出を防ぎ、髪につやとうるおいを与えています。ただ、摩擦に弱くてもろい性質があります。そのため、何度も洗う、髪と髪をこすり合わせるなどの荒っぽいシャンプーやブラッシング、またドライヤーやヘアアイロンを使い過ぎると、はがれやすくなって、髪が傷みます」

では、髪がパサパサ、ガサガサとは、キューティクルがはがれている状態のことを指すのでしょうか。

「そうです。キューティクルが不規則に乱れている、はがれている髪は、乾燥してつやがなくなる、きしみが出る、1本ずつの強度が衰えるなどで、パサパサ、ガサガサしているように感じます。キシキシするような感覚も同様です。

一方、ダメージを受けていない髪は、根元から毛先に向かってキューティクルがウロコ状に規則的に重なり合っています」と、三谷さん。

ダメージを受けた髪は自己修復しない

傷んだ髪は自己修復や再生はしないとのことですが、三谷さんは次のように補足をします。

「つまり、傷まないようにダメージを予防することが美髪をキープするポイントになります。下記に挙げる項目が3つ以上当てはまったら、髪が傷みはじめていると言えます」と話す三谷さんに、髪の傷み具合をセルフチェックするポイントを伝授してもらいました。自分の髪の状態を確認しましょう。

(1)パサパサ、ガサガサ、ゴワゴワ、キシキシするなど、違和感がある

(2)枝毛、切れ毛がある

(3)髪の色があせている、明るくなっている

(4)パーマがかかりにくい

(5)カラーが2週間程度で色落ちする

(6)カラーが染まりにくい

(7)まとまりにくい

(8)からまりやすい

(9)指どおりが悪い

(10)髪が抜けやすい

(11)濡れた毛髪を軽く引っ張ったとき、ゴムのように伸びた感じがする

「いかがでしょうか。(11)の場合は、髪の内部の栄養素が抜けて空洞化が進み、そこに水分が入って伸びていると考えられます。ダメージが深刻な状態です。パサパサ、ガサガサする場合は、思いあたることが複数あるのではないでしょうか」と三谷さん。

カラーとパーマの間隔は1カ月以上あける

ここで、髪のダメージの具体的な原因とその対処法について、三谷さんに教えてもらいましょう。

(1)頻繁なカラーやパーマ
カラーやパーマの薬剤の刺激によって、キューティクルがはがれやすくなります。カラーやパーマをくり返していると、コルテックスの栄養分が流出して内部が空洞になり、枝毛や切れ毛になる、つやまとまりがなくなりパサパサになる、コシや弾力がなくなりガサガサになる、色あせるなど、ダメージが次々と現れてきます。

パーマやカラーをする間隔は、1カ月以上はあけましょう。

(2)紫外線を浴びる
紫外線は、キューティクルをはがしやすくします。また、髪や肌の色に関わるメラニン色素の生成の抑制、分解、流出を促します。すると色が薄くなり、カラーをしても色がすぐに落ちやすくなります。また、枝毛や切れ毛の原因になります。

外出時には、髪をアップにしてまとめる、ツバの広い帽子をかぶる、紫外線をカットする髪用の日焼け止めスプレーをするなど、紫外線があたらないように工夫をしましょう。

(3)髪を濡れたまま放置する
髪を乾かさずに、頭皮が湿ったままで放置をしておくと、白癬菌(はくせんきん)というカビや雑菌が繁殖して、髪のダメージ、においやかゆみの原因になります。

洗髪後は迅速に、ドライヤーで髪を乾かす習慣をつけましょう。

(4)ヘアドライヤーの過剰な使用
ドライヤーを長時間同じ部分にあて続けると、キューティクルを損なう、毛髪が乾燥して髪の内部にダメージを与えることになります。

洗髪後は、まずタオルドライで髪の水分を吸収してからドライヤーで乾かしましょう。そうすると、ドライヤーをあてる時間を短めにすることができます。

(5)ヘアアイロンの高温や過剰な使用
160度以上の高温で使うと、熱の刺激でキューティクルがはがれやすくなる、髪が焦げやすくなる、髪の色が明るくなるなどのダメージになります。

温度設定は、140~150度にして、なるべく短時間で使用しましょう。

(6)雑なブラッシング、濡れた髪にブラッシング
ブラッシングを雑にすると、毛髪がからまる、こすり合わさる、 抜ける、切れる、頭皮に傷がつくことがあります。とくに、濡れた髪にブラシをするとそういったダメージは大きくなります。

ブラッシングは力を入れずに地肌からやや浮かせるようにして、髪の生え際から毛先に向かってそっと、ていねいに行いましょう。また、髪のブラッシングを怠ると、ゴミやホコリが髪にからまったままになるので、毎日行いましょう。

(7)文房具用のハサミで自分でカット
文房具用や裁縫用のハサミを使って自分で髪を切る人もいるでしょう。ヘアカット専用でないハサミは断面が荒いため、切った部分から枝毛や切れ毛が生じ、内部の栄養が流出します。

ヘアカット専用のハサミを使用しましょう。また、自分でカットして髪の傷みを感じたときは、美容院でそのように説明して、毛先をカットしましょう。

(8)温泉、海、プールに髪が浸かる
温泉のアルカリ性の湯、海の塩分、プールの塩素が髪に付着すると、キューティクルが開き、はがれやすくなります。また、髪が酸化してきしむ、パサパサ、ガサガサになります。

温泉や海、プールでは髪が浸からないように髪をまとめるなどして工夫をしましょう。浸かった場合は、できるだけ早めにシャワーで髪を洗いましょう。

(9)過剰なシャンプー
シャンプーのしすぎは、頭皮の皮脂を無駄に洗い流し、それを補おうとして皮脂の分泌が増えます。すると、毛穴に皮脂が詰まって毛髪に栄養が行き渡りにくくなります。また、シャンプー中に毛髪が過剰にこすれ合い、摩擦によってキューティクルがはがれます。

シャンプー、トリートメントは1日に1回、ていねいに行いましょう。また、自分の髪質に合ったシャンプー、トリートメントを使用しましょう。

(10)乾燥
髪が乾燥していると、摩擦や静電気が起きやすくなり、キューティクルが開いて枝毛や切れ毛などダメージを与えます。

トリートメントや洗い流さないトリートメント、ヘアオイルなどで髪の保湿ケアを行いましょう。

(11)生活習慣
睡眠不足やストレス、栄養バランスが偏った食生活では肌が荒れるように、髪にもダメージが及びます。

睡眠時間を十分に確保し、ストレスを取り除き、栄養バランスが整った食事といった生活習慣を心がけましょう。

これらのチェック法をひとつずつ見直し、ケアを実践してみると、数日でまず、髪の指どおりやまとまりがよくなって、同時にガサガサ、パサパサが気にならなくなり、やがてつやが出てきました。その過程で、頭皮と髪はとても繊細であることに気づきました。何をするにしても、「ていねいに」行うことがポイントであるようです。普段からそう意識をしながら、ケアに取り組んでいきたいものです。

(取材・文 藤原 椋/ユンブル)

情報元リンク: ウートピ
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