今回の、健康カプセル!ゲンキの時間 は
【食い止めよう!認知症最前線】
2018年8月19日(日) 7時00分~7時30分 です。
戻れるか?戻れないか?今回は、認知症を食い止め、
また改善する意外な治療法を紹介します。
高齢者のなりたくない病気、第1位は「認知症」。
その理由は、生活に支障が出て家族に迷惑をかける、など。
しかし、今まで一度なったら二度と戻れない、とされてきましたが、
近年、前駆段階であれば、治る可能性があることが分かってきました。
テレビ番組内容
▼認知症の前駆段階「軽度認知障害」とは?
▼物忘れとの差は?こんな方は要注意!
軽度認知障害でしがちな行動
▼軽度認知障害の克服者が語る!意外な改善法とは?
▼再発防止に歯磨きが効果的!その理由とは?
▼車から降りることをなぜ嫌がる?
認知症のある人が見ている世界をVRで体験
認知症の前駆段階「軽度認知障害」とは?
日常生活に支障が出るほどではないものの、これまでよりも「物忘れ」が
増えるなど記憶の能力が低下した状態の「軽度認知障害(MCI)」が
近年注目されています。
認知症とは診断されませんが、軽度認知障害から認知症に移行する確率はかなり高く、
認知症の前段階とも言われています。軽度認知障害とはどのような状態
なのかについて知っておきましょう。
軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment:MCI)とは、
正常と認知症の中間とも言える状態です。厚生労働省によれば、
その定義は以下のとおりです。
(1)年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない記憶障害が存在する。
(2)本人または家族による物忘れの訴えがある。
(3)全般的な認知機能は正常範囲である。
(4)日常生活動作は自立している。
(5)認知症ではない。
つまり、日常生活への影響はほとんどなく認知症とは診断されないものの、
物忘れが増えたことを自覚していたり、家族が感じていたりする状態のことであると言えます。
食事で予防が可能な時代に!?
2015年、ラッシュ大学医療センター(アメリカ・シカゴ)の研究でアルツハイマー病を予防する食事法、通称・マインド食なるものが発表されました。これは、積極的に取るといい食材を10項目、なるべく控えた方がいい食材を5項目に分けたもので、目安となる頻度も合わせて紹介されています。約1000人のお年寄りを平均5年間追跡した結果、全15項目のうち9項目以上を達成できていた人は、5項目以下だった人たちに比べアルツハイマー病の発症が53%も低いという結果が出ました。
《積極的に取る(かっこ内程度)とよい食材》
・緑黄色野菜(週6日以上) ・その他の野菜(1日1回以上) ・ナッツ類(週5回以上) ・ベリー類(週2回以上) ・豆類(週3回以上) ・全粒穀物(1日に3回以上) ・魚(なるべく多く) ・鶏肉(週2回以上) ・オリーブオイル(優先して使う) ・ワイン(1日グラス1杯まで)
《控えた方(かっこ内程度)がよい食材》
・赤身の肉(週4回以下) ・バター(なるべく少なく) ・チーズ(週1回以下) ・お菓子(週5回以下) ・ファストフード(週1回以下)
ただし、これはあくまでアメリカ版で、日本人にどれだけ効果があるのか、日本人のための食事法などは現在研究中です。日本人の食生活では塩分摂取量が多めなので、 “減塩”が大切ではないかと考えられています。実は、アミロイドβを排出するのにも神経細胞に栄養を届けるのにも欠かせないのが脳の血管。ところが、塩分の取り過ぎは脳の血管を傷つけることにつながります。だから、脳の血管をしなやかにキープするため減塩が大切だと考えられているのです。
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