DJあおいさんと「仕事がデキること」について考えていく連載「私は仕事ができない。」86回目のボヤきは「断られるのが怖い…」です。
仕事で何かを依頼したときやお願いしたときに断られることもあるのですが、そんなときに大きなダメージを受けてしまいます。先方と折り合わなかったのは、タイミングが悪かったり、先方の都合だったり、条件だったりといろいろな要素があると思うので、自分のせいではないと思うようにしているのですが、それでもくよくよしてしまいます。テレビを見ていて「500回断られても彼・彼女は諦めませんでした」のようなエピソードを見ると「すごいなあ」と感心します。断られても「次に行こう!」と思える強さが欲しいです。
「断られるのが怖い」と感じてしまう理由
人は人と向き合うとき、目の前の人に自分を投影して見ています。
その人が何を感じ何を思っているのか、そのサンプルとなるのは「自分」なんですね。
つまり「自分だったら」という当事者意識を投影してその人の気持ちを測っているわけです。
断られるのが怖い人というのは、自分自身が断るときの心情をサンプルにして「怖い」と思っているわけで、自分が断るときに生じるであろう悪感情に恐怖心を感じているということです。
では断る際に悪感情が生じてしまう人とは一体どんな性格の人なのでしょうか?
それは「断るのが苦手な人」なんです。
NOと言えない性格で自己を犠牲にしてまで何でも安請け合いしてしまうお人好しタイプであり、ややもすれば都合のいい人として便利に使われてしまうような人。
我慢を蓄積させて、ある日突然プツッとキレて、悪感情と共に今までの鬱憤(うっぷん)を大爆発させる人であり、なんでもYESと言っていた反動でなんでも無条件に「NO!」と言ってしまうことが時折あるちょっとめんどくさいタイプなんです。
その傾向が自分の中でデフォルトになってしまっているので、そんなめんどくさい自分を相手に投影して恐怖心を感じてしまうということですね。
わりとカジュアルに「NO」と言える人は自分が断られる側になってもあまり気にしません。
なぜなら自分自身が悪感情を込めて断ることをしないからです。
「断ることに悪感情がある」という認識自体が自分の中にはないから、気軽に人を頼ることができ、また気軽に人から頼られるようになり、頼り頼られ信頼関係を築いていき、結果的に信頼を勝ち取ることができる人材になるということです。
そういう意味では「NO」と言えるスキルは社会人にとって必須な能力なのかもしれませんね。
「断る技術」を身につけよう
断られるのが怖い人は断るのが苦手。
断られない技術よりも断る技術を身に付けること。
仕事ができる人をよく観察してみてください。
彼等彼女等は例外なく断る技術が突出しているはずです。
ネットや本では学ぶことのできない現場の空気作りから言葉遣いや一挙手一投足に至るまで。
そこを真似して学んでいけば、自分の中で改革が起こるはずですよ。
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情報元リンク: ウートピ
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