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おうち時間が増えた今こそ見直したい「思い込みスキンケア」【美容皮膚科医が解説】

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新型コロナウイルス感染拡大の影響で、家にいる時間がぐっと増えました。人に会ったり、外出したりする機会が減ったことで、スキンケアしかしていないという人も多いのでは? でも、そのスキンケア、間違っているかも……。

パナソニックがこのほど、20〜40代の女性100人を対象に、普段行っているスキンケアに関する意識・実態調査を実施。美容皮膚科医の貴子先生に監修していただいたところ「いいと思ってやっていたけれど、実はあまり効果がなかった」お手入れ方法が明らかになりました。

そこで、「思い込みスキンケア」について貴子先生に解説していただきました。

パッティングすればするほど角質層まで浸透する→×

「念入りにパッティングをし、回数が多ければ多いほど効果的」だと思い込んでいる人は5人に1人でした。

貴子先生:肌は何層にも重なった構造をしているため、角質層まで保湿成分を浸透させ、水分を届けることでうるおいが持続します。ところが、パッティングで届くのは肌の表面に近い層だけになるので、「浸透している」というより「肌になじむ」ことで満足してしまっていると言えるでしょう。

また、肌が含むことができる水分の量にも限界がありますので、いくらスキンケア化粧品をたっぷり、丁寧にパッティングしてつけていても、うるおいの持続にはつながりません。夜に丁寧なスキンケアをしているのに朝起きたらもう肌が乾燥しているというお悩みも聞きますが、それは時間と共に肌の水分が蒸発し、失われているからです。日中の乾燥が気になるなら、夜ではなく朝に角質層への浸透スキンケアを重点的にするのがおすすめです。

お風呂上がりの肌なら角質層まで浸透しやすい→×

「お風呂上がりの肌なら角質層まで浸透しやすい」と思い込んでいる人は特に多く、3人に1人でした。

貴子先生:汗が出ることからも分かるように、そもそも毛穴の役割は「排出器官」なので、お風呂上がりの毛穴が開いた状態が角質層への浸透にベストな状態ということではありません。毛穴から浸透できる、と思ってしまっている時点で、すでに思い込みは始まっているわけですね。

お風呂上がりなどにスキンケア化粧品がより角質層へ浸透する気がするのは、お風呂の水蒸気によってそもそもの肌の表面の水分量が上がっているからです。もちろん、毛穴に汚れが詰まっていると、本来毛穴が持っている引き締めの機能を邪魔するため、毛穴の汚れをクリアにすることは美肌につながります。ただ、角質層への浸透のことを考えると、過度なピーリングなどで毛穴汚れを落とすことに注力するのではなく、肌全体の余分な角質を落とすことが大切です。しっかり洗浄し、肌の受け入れ態勢を整えましょう。

シートマスクの時間が長いほど角質層まで浸透する→×

シートマスクは長く乗せているほど角質層へ浸透すると思い込んでいる人は5人に1人という結果に。

貴子先生:クリニックにいらっしゃる患者さんの中にもこの思い込みをされている方がかなり見受けられますが、シートマスクの使用時間は長ければ長いほど効果が高いというわけではありません。シートマスクが湿っている間は水分を与えてくれますが、シートマスクが乾き始めると同時に今度は肌の水分を奪っていきます。それが乾燥肌の原因になってしまうことも。つけたまま寝てしまう、乾くまでつけておくのは逆効果。シートマスクの使用はパッケージに書いてある時間内にしておきましょう。また、スキンケアをする際にコットンパックをする方もいると思いますが、これも同じことが言えます。

週1スペシャルケアで一気に角質層まで浸透できる→×

週1回のスペシャルケアでしっかり角質層まで浸透できていると思い込んでいる人は、5人に1人という結果に。さらに、スキンケア化粧品ブランドのライン使いをしている人は約7割近い女性が行っており、その理由には「化粧品の効果がより高まると思うから」という回答が61.8%にのぼりました。

貴子先生:毎日が忙しいと、時間があるときにしっかりとスキンケアしようという発想になりがちですが、これも思い込みスキンケアのひとつです。そして、スキンケア化粧品を同ブランドでライン使いしているから大丈夫だと思ってしまう方も多いと思いますが、これも注意が必要です。

女性は1週間のうちでもホルモンバランスの変化があったり、気候によるダメージも受けやすいので週1回のスペシャルケアで十分とは言い難いですね。さらに、化粧品ブランドをライン使いしているから肌(角質層)まで浸透できているというわけではありません。その時の肌の状態によって必要なケアは変わってくるため、同じラインのものにこだわって使うより、日々状態の変化する自分の肌に合ったスキンケアアイテムを選んで使うことのほうが重要です。

基本的には、スキンケアの美肌貯金はできませんし、まとめて角質層まで浸透させよう、という考えは肌には通用しません。週に1回、いくら時間をかけてたくさんのアイテムを塗り重ねても、そのひとつひとつが角質層まで浸透していなければ、ただ肌の上で混ぜて、乗せてしまっているだけになってしまいます。それよりも、毎日短時間で良いので、きちんとした浸透スキンケアを心掛けましょう。自分の理想の肌に近づくことにもつながります。

貴子先生が 「4つの思い込みスキンケア」を徹底解説したスペシャルサイトがオープン! ぜひチェックしてみてください。

■調査概要
調査内容:「美容」に関する意識調査
調査期間:2020年4月10日~13日
調査方法:インターネット調査(モニター調査はシグナル)
調査対象:全国 20〜40代女性 100人

情報元リンク: ウートピ
おうち時間が増えた今こそ見直したい「思い込みスキンケア」【美容皮膚科医が解説】

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