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「正しさ」よりも熱量 何を言ってるかわからないけどなぜか惹かれる人の特徴

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論理的に話したつもりなのに相手の反応はイマイチ、感じよく話しているのになかなか相手の懐に入っていけない、適当でめちゃくちゃなことを言っている同僚のほうがなぜか人望が厚い気がする……

仕事でもプライベートでもコミュニケーション能力(コミュ力)が大事と言われているけれど、結局コミュ力って何のこと?

そんなコミュニケーションをめぐる疑問に応えたのが蔭山洋介(かげやま・ようすけ)さんの『なぜ、あなたの話は響かないのか』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)です。蔭山さんによると「こいつ何言っているかわからないけど、協力しよう」と相手に思わせる力が「コミュ力2.0」と言います。

蔭山さんにコミュ力をテーマに4回にわたってお話を聞きました。

【第1回】「この人、こんなに可愛かったっけ?」って思うのはなぜ?

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「なりたい自分」より「憧れる自分」になろう

——前回、「コミュ力2.0」で大事なのは自分の価値を作ることで、そのためには「なりたい自分」ではなくて「あなたが憧れるあなた」を設定しよう、ということでした。どういうことですか? それって一緒ではないのですか?

蔭山:「なりたい自分」と「憧れる自分」の差は何かというと、正確には差はないんですよ。ただ、問いかけ一つでニュアンスが変わるのでそう言っているだけなんです。

——ますますわからなくなってきました。

蔭山:説明しましょう。「なりたい自分になる」と世間でもよく言われていますが、「じゃあ夢を100個書いてみましょう」言われることが多いと思うんです。そうすると、「世界一周旅行に行きたい」「お金の自由が欲しい」「時間の自由が欲しい」とか「かっこいい彼氏が欲しい」「大きな家に住みたい」とかいろいろ出てきますよね。

——出てきます。「パリに住みたい」「モロッコに行きたい!」とか……。

蔭山:そうです、そうです(笑)。それって個人の欲望が解放されていくことなんですよね。で、じゃあ自分の欲望を解放していった先にある自分と、あなたが憧れている誰かは同じ姿をしていますか? ということなんです。

——どういうことですか?

あなたが憧れるあなた、もしくはあなたが憧れるその人は、多分そんな生活してないですよ。ものすごく仕事を一生懸命している女医さんかもしれないし、ハリウッドのスターでものすごく毎日身体のトレーニングとかダイエットとかボイストレーニングしてみたいな人かもしれないし。だいたいみんな努力している人に憧れるんです。

——確かにそうかもしれない。私だったら、年を取っても好奇心をもっていろいろなことに手を出しているような人になりたいです。

蔭山:そこで個人的価値と社会的価値にわけられるんです。「私」から見て意味があるのはひょっとしたら「なりたいあなた」かもしれない。でも、社会的に見てあなたが憧れるのは、「憧れのあなた」なんです。だから、社会的価値が高いほうが基本的に格好いいしモテるし、コミュニケーション力が高いゾーンなんです。だからなりたいあなたじゃなくて、憧れのあなたっていうふうになりましょう、ということなんです。

——魅力的なのはどっちかと言ったら、後者のほうだよっていうことですね。

蔭山:「社会的に」という意味では。

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何かに打ち込むと世界の解像度が高くなる

——「コミュ力2.0」を磨くためには「内面を豊かにしよう」ということも書かれています。「内面を豊かに」というのはよく言われることですが、ここでは具体的にはどんな意味なのでしょうか?

蔭山:自分が自分としてちゃんと生きるということです。

——前回の「自分にコミット」ということですか?

蔭山:うーん、そうだな。知らないスポーツを観戦するより、よく知ってるスポーツを観戦してるほうが夢中になるじゃないですか。何かスポーツされてました?

——学生時代にサンバを少々……。スポーツではないですが。

蔭山:サンバやってた? すごい。サンバをやってると、サンバを見る目って変わるんですか?

——変わりますね。サンバというとみなさん露出が高い衣装で踊っているお姉さんを思い浮かべると思うんですが、一つのチームなので楽器も大事なんですよ。サンバのリズムがないとダンサーは踊れないので。

蔭山:そういうことかもしれないです。要は、人生も何でも傍観しているより、ガチでプレイしたほうが面白いですよってことです。自分がのめり込んでればのめり込むほど、そのクオリティを深く評価できるようになるじゃないですか。

——物事への解像度が高くなるということですか?

蔭山:そうそう。サンバでも好きなスポーツでも仕事でもいいのですけれど、とにかく何かに打ち込んでいる人のほうが世の中を見る解像度って高いんですよ。だから何かに打ち込んだほうがいい。

例えば打ち合わせをしていても、デザインの話をしていたとして「こういうことをやりたい」と言ったときに「ああ、あれね」と受けてくれる人と「はい、わかりました」と言葉だけ返ってくる人って分かれるんですが、前者は内面が開かれているというか理解度の差が違うわけです。そいうところに出てきちゃうわけですよね。

普段からその人がそういうものを享受できるように生きているか、勉強をしているかというのがモロに出る。だから、会話というキャッチボールでいろいろなところに飛んでいく球を楽しく取るためには、やっぱりその人の内面が豊かである必要があるんです。

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——なるほど。とうことは、コミュ力は正しい話し方でもないし、論理的に話す力でもないんですね。

蔭山:ロジカルで分かりやすく話すというのは「コミュ力1.0」の世界で、「コミュ力2.0」は土台のほうがより重要になってきますね。

ずば抜けた成果を上げているリーダーの大半は、何言ってるか分からないですよ(笑)。言語のレベルで勝負なんかしてないですからね。動物みたいな勝負をしている。だから、正しい話し方とか頭のよさとか、そんなもので自分を評価する必要は一切なくて。

共通しているのは、パッションが異常に高いこと。だから、好きなものに打ち込むというのは、そういう意味で熱意を獲得しやすいんです。

別に頭がよくなくても全然成功するし、元気な人はみんな好きですよね。まあ、元気を出すのが大変ですけれどね。だから、自分が元気になれる環境をどう作るかなんですよね。自分にエネルギーを与えてくれるもので身のまわりを整えましょうというのが「片付けの魔法」じゃないですか。

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——『人生がときめく片づけの魔法』ですね。蔭山さんの本では「コミュ力2.0」のトレーニング方法として「バッグ」が挙げられていました。次回、お聞かせください。

※次回は9月18日(火)掲載です。

(取材・文:ウートピ編集部・堀池沙知子、写真:宇高尚弘/HEADS)

情報元リンク: ウートピ
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