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「子供がいてもいなくても、自分の選択に誇りを持って」フランス人監督が伝えたいこと

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「フランス女性」や「パリジェンヌ」と聞くと、「自由で恋や人生もとことん“わたし流”を貫く。たとえ母になったとしても……」というイメージを抱く人が多いのでは? でも、本当にフランスは女性が自由に暮らせる別世界なの?

5月の「母の日」が近づくパリを舞台に、さまざまな女性の生き方が群像劇として描かれるフランス映画『パリの家族たち』(5月25日公開)。この作品では、仕事と子育ての両立に悩むキャリア女性、母親との不仲に悩む娘……など、日本と何ら変わらない悩みが繰り広げられている。

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本作のプロデューサー・脚本・監督の3役を務めたのは、マリー=カスティーユ・マンシオン=シャールさん。編集者や映画制作会社のプロデューサーとして活躍する傍ら、フランス映画業界の女性たちからなるサークルを設立するなど、精力的に活動している。

映画には、初めての子育てに揺れ動くキャリア女性の代表として「女性初のフランス大統領」が登場するが、映画を通して「今日でもまだ、女性は子供を持つか、キャリアを選ぶかの選択を迫られることが多い」と訴えている。

「あれ? もしかしてフランスの女性も“女性はこうあるべき”という“呪い”に苦しんでいるの?」マンシオン=シャール監督に話を聞いた。

マンシオン=シャール監督

マンシオン=シャール監督

「母性本能」は社会がつくったもの

——『パリの家族たち』には多様な母親像と女性の生き方が登場します。「女性はこうあるべき」といったステレオタイプや、「女性なら母性本能があって当然」という“母性神話”を否定しているように感じました。

“母性神話”を否定しているというより、価値観を脱構築したと言ったほうがいいかもしれません。

少なくとも私には、“母性本能”というものが社会の創作物だとしか思えない。

もちろん、妊娠中は子供をお腹の中で育てているので、母と子に特別な絆はあると思いますが、「母性本能があって当然」だと思われているから、女性たちは“いい母親でなければ”という社会からの圧力を感じる。

「女性は母親になりたがるもの」「女性は仕事をしたり、女である前に、母親になるべき」と言われるから、そうではない自分に対して罪悪感を抱いてしまう。だから、この映画にできることがあるとすれば、そんな価値観を脱構築してあげることだと思いました。

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子供を持っても持たなくても…自分の選択に誇りを持って

——私自身、結婚願望を感じたことも子供がほしいと思ったこともないので、独身生活を謳歌する大学教授・ナタリーのキャラクターに共感しました。だけど、バスで騒ぐ子供やレストランのテーブルで授乳する母親に不快感を示すナタリーは、周囲から子供嫌いの変人扱いされますよね。

たとえば、ある程度の年齢になったカップルには「いつ子供をつくるの?」と社会がプレッシャーをかけますよね。でも本当は、子供を持つことも権利だし、持たないことも権利。そこをみんな忘れていると思います。

ある意味「子供を持たない」ほうが勇敢な行為だとも考えられる。身体的な理由でなかなか妊娠できず悩んでいる方は別として、子供というのは、あっという間にできてしまうもの。すごく自分勝手な理由で、子供をつくっている女性も多いですよね。

だから、「あえて子供を持たない」という選択をするほうが、時間を割いて「持たない意味」を考えているという点で、より自分勝手ではないと思います。

この映画を見たナタリーと同じ状況の女性から、「ナタリーの生き方を見てハッピーになった」「罪悪感が軽くなった」と声をかけてもらいました。

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——「30代で絶対に、結婚して子供を持たなければ」と、追い詰められている日本の女性は多いです。そんな“呪い”を打破するにはどうすればいいと思いますか?

え? 無視すればいいじゃない! きっと、これからもっと「子供を持ちたくない」という女性が増えてくるでしょうし、そうすれば“呪い”もだんだん消えていくと思いますよ。

ナタリーは、自分に子供がいないことについて何も言い訳をしない。むしろ、「私は自分なりの選択をした。その選択に誇りを持っている」と言って生きている。そういう声をあげていくことも、効果的かもしれません。

人生って罪悪感に満ちている

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——キャリアウーマンの三姉妹と、その母親のエピソードも印象的です。若い頃から母である前に「女」であることと「仕事」を優先してきた母親と馬が合わず、3人とも老後の世話をすることができずに“見捨てる”決断をします。日本でも、母親との不仲に悩む女性が多いのですが、監督は馬の合わない母親との関係の築き方について、どんな考えをお持ちですか?

日本の場合、老いた親を施設に入れずに子供たちで自分で面倒を見ようとすると聞いたのですが、本当ですか?

——もちろん施設に入れる人もいますが、心の中で「申し訳ない」と思っている人は多いでしょうし、いまだに子供が面倒を見ることをよしとする社会通念があるように感じます。

なんでも罪悪感を持ってしまうんですよね。私たちは、子供ができたら「ちゃんと面倒を見てあげられているかしら」と罪悪感を持つし、子供がいなければ、それはそれで罪悪感を持つ。親と一緒にいれば「馬が合わない」と罪悪感を持つし、施設に入れたら入れたで罪悪感を持つ。人生って罪悪感に満ちている。

でも、なるべくそういう感情は置いておいて、楽しく生きたいですよね。罪悪感を持っていると、ハッピーにはなれない。自分の人生だから、今ある状況の中で最大限のベストを尽くし、ハッピーになろうとすることが大事だと思います。

もちろん、ご自宅で親の面倒を見ている人は、非常に寛容で心の広い方だと思いますが、人には皆それぞれにやり方がある。ベストを尽くして頑張っている他人の人生について、誰も批判すべきではないと思います。

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■映画情報

映画『パリの家族たち』
5月25日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。
配給:シンカ
(C)WILLOW FILMS – UGC IMAGES – ORANGE STUDIO – FRANCE 2 CINÉMA
公式HP、Twitter、Facebookともに@ParisKazoku

(聞き手:新田理恵、写真:宇高尚弘)

情報元リンク: ウートピ
「子供がいてもいなくても、自分の選択に誇りを持って」フランス人監督が伝えたいこと

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