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食べすぎが原因? 20代に増える逆流性食道炎とは【消化器内視鏡専門医が教える】

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食べすぎ飲みすぎで胃に不快感を覚えるたびに後悔しますが、近ごろ、毎食後に胸やけやゲップがひどく、食べた物がこみ上げてくる「逆流性食道炎」が、若い世代に増えているといいます。経験者は「激痛でとても辛い」、「数秒ごとにゲップが出て胃が痛む」、「胃もたれがひどい」などと証言しています。

消化器内視鏡専門医の吉田裕彦医師は、「以前は40歳以降の方に多かったのですが、脂肪分が多い食事、食べすぎ、早食いなど食習慣の変化が要因となって、いまは20代から多い病気と言えます」と話します。

理由や予防法について詳しく聞いてみました。

猫背や肥満は胃の中の圧力が高まって逆流しやすい

——まず、逆流性食道炎とはどのような病気でしょうか。

吉田医師:私たちが食べた物は、食道などの筋肉を伸び縮みさせながら胃へと運ばれて消化されます。

食道と胃のつなぎ目には「噴門(ふんもん)」と呼ぶ部分があり、食べ物が通るとき以外は閉じていて、胃液や胃の中に入ったものが逆流するのを防いでいます。この仕組みが正常に働かなくなると胃の内容物が逆流して、食道の中にとどまるようになります。

胃液の主な成分の一つは、食物を消化する強い酸性の胃酸です。胃では内側全体を守る胃粘液が分泌されていますが、食道には粘液が分泌されていません。ですから、食道は酸に弱く、長時間さらされると粘膜に炎症が生じて、ただれた状態になります。これが、『逆流性食道炎』です。

——胃酸が要因になるということですが、食べすぎや早食いも影響するとのことで、具体的にどのようになるのでしょうか。

吉田医師:中年期以降では、加齢による胃や食道の筋力の衰えが要因となりますが、それ以外で、若い方が注意したいポイントを次に挙げておきます。

(1)食べすぎ、早食い

食べすぎる、早食いをするとゲップが出ることがありますが、それは食べ物と一緒に飲み込んだ空気を出すための作用です。このとき噴門が開くため、空気とともに胃酸が逆流しやすくなります。

(2)脂肪分の多い食事のとりすぎ

脂身の多い肉類や揚げ物、乳製品やスイーツなど脂肪分の多い食べ物をとると、十二指腸から『コレシストキニン』という脂肪の消化に関わるホルモンが大量に分泌されます。このホルモンによって噴門が開き、ゲップや胃酸の逆流を引き起こします。

(3)アルコール、タバコ

飲酒は胃酸の分泌を高めると同時に、アルコールやニコチンは噴門を緩める作用を持っています。また、胃の働きが弱まって、胃酸の逆流をひき起こしやすくします。

(4)食後すぐに横になる

食べてすぐに寝ると、逆流した胃酸が重力で胃に戻らないため、長時間食道内にとどまる恐れがあり、食道で炎症が発生しやすくなります。

(5)長時間、おなかが圧迫されている

猫背、肥満体型、前かがみになることが多い、おなかを締めつける服装をする、おなかに力をかける仕事をしているなどの人は、おなか全体が圧迫されて胃にかかる圧力が高まるため、胃酸が逆流しやすくなります

(6)ストレスがたまっている

さまざさまな内臓器官の働きを調整する自律神経のうち、胃腸の消化吸収が活発になるのは、リラックス時に働く副交感神経が優位であるときです。ストレスがあると、もうひとつの交感神経が優位になって自律神経のバランスが悪くなります。そうすると食道や胃の活動が弱まり、噴門が緩くなって胃酸が逆流しやすくなります。

——どれも若い世代に特徴的な習慣と言えそうです。複数に心当たりがある人も多いでしょう。

腹八分目、姿勢を正す、食後すぐに寝ない

——では、逆流性食道炎では、どのような症状が現れるのでしょうか。

吉田医師:次のような不調が起こります。

□胸のあたりに焼けるような痛みがある
□ひどい胸やけがする
□すっぱい液体がこみあげて苦しい
□ゲップが頻発する
□締めつけられるような胸の痛みがある
□のどに違和感やイガイガとした痛みがある
□食後におなかが張る
□これらが原因で食事ができない
 など

特に胸やけやすっぱいものがこみあげるときは、胃酸が食道に逆流している可能性が高いでしょう。

——気になる症状がある場合は、何科を受診すればいいでしょうか。

吉田医師:すっぱいものがこみあげてくる感覚がある場合は、胃腸科や消化器科を受診しましょう。問診や内視鏡検査などで診断します。ただし、逆流性食道炎の胸部の痛みやのどのつかえなどの症状は、食道や胃のがん、また、狭心症や心筋梗塞(こうそく)といった心臓の病気など、ほかの疾患にも見られます。自己判断は避けて、医師に相談してください。

——逆流性食道炎を予防、セルフケアする方法はありますか。

吉田医師:
日ごろから、先に挙げた6つのポイントを避けてください。食生活が重要になりますが、一度に食べすぎず、腹八分目を心がけましょう。また、胃への負担を避けるため、脂っこいもの、コーヒー、チョコレートやケーキなどの甘いもの、香辛料の多いもの、酸味の強いものなどをとりすぎないようにしましょう。

おなかを締めつけすぎず、猫背にならないよう姿勢を正しましょう。さらに、食事をして3時間程度は胃の内容物が逆流しやすいため、食後すぐに横にならない、寝る前の食事は避けましょう。

——ありがとうございました。普段の食生活や姿勢を正すきっかけになります。胸やけやゲップ、すっぱいものがこみ上げるなどが気になる場合は逆流性食道炎のサインかもしれません。激痛にならないうちに予防を心がけたいものです。

(取材・文 岩田なつき/ユンブル)

情報元リンク: ウートピ
食べすぎが原因? 20代に増える逆流性食道炎とは【消化器内視鏡専門医が教える】

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