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今のパートナーと結婚したほうがいい? 僕が「前提を疑え」と言い続けてきた理由

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クリエイティブディレクターの三浦崇宏(みうら・たかひろ)さんが10代から70代までの年齢も性別も職業もバラバラの9人と対談した『「何者」かになりたい 自分のストーリーを生きる』(集英社)が4月に発売されました。

「何者」かってなに? 「何者」かになったほうがいいの? 今の時代特有の“しんどさ”って? 仕事やコミュニケーションの悩みあるあるなど、3回にわたって三浦さんにお話を伺いました。

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答えを出すまでのスピードが速すぎる

——第1回目で三浦さんが今の時代特有のしんどさとして「自分と向き合う時間がないこと」とおっしゃっていましたが、世界や自分に問いを投げかけるよりも答えを出すことを迫られている面もあるのではと思いました。

三浦崇宏さん(以下、三浦):答えを出すまでのスピードがみんな速すぎるんですよね。「カレーとラーメン、どっち食いたい?」って言われて、「カレーです」ってすぐ答えるじゃないですか。でも、ラーメンかもしれないですよね。その瞬間はカレーかもしれないんだけど、本当にカレーかな? とか。体調悪いから今カレーだけど、本当はラーメン食いたかったのかもとか、いろんなエクスキューズがあるじゃないですか。つまり、みんな答えを出すのが速すぎて、そうじゃない可能性を検討する時間がなくなっちゃってるんですよね。

——しかもすぐ答えたり、決断できたりするほうが“できる人”とされるからすぐに答えようとしちゃいます。

三浦:でも本当は、その答えじゃない可能性もある。仕事論で「1週間寝かせて100点を目指すよりも、翌日70点のものを出せ」とか言われるじゃないですか。仕事はだいたいそうかもしれないですが、でも人生まではそうする必要はないですよね。

——いつの間にか一緒に考えていました。

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三浦:今の彼氏と結婚したほうがいいんだっけ? しないほうがいいんだっけ? って。本当は100点を出したいんだけど、今の彼氏は70点だけど結婚しちゃおうみたいな。そうじゃない可能性もある。頭がみんな良いから、選択肢を勝手に絞って、その選択肢の中で勝手に答えを出してっていうのをすごいスピードでやってるんですよね。だけど、選ばないという答えもあるかもしれない。そもそもその質問が間違ってる可能性もある。その選択肢が合ってるのか? そもそも答えってあるんだっけ? とか、早いほうが本当に評価されるんだっけ? とか。いろんな検討要素があるのにも関わらず、みんな自分で勝手に切り捨てて、勝手に答えを出してるんですよ。でも人生は仕事や学校じゃないから褒めてくれる人なんて誰もいなくて、結局その答えを自分で引き受けなきゃいけないですよね。それがみんなしんどいんだと思いますよ。

僕は会社のみんなに「前提を疑うことを前提にしろ」っていつも言うんです。例えば、ウートピの広告を作れ、予算は1,000万円でメディアはSNS、Twitterで女性向けにって言われたら、そもそも女性向けでいいんだっけ? 男性も読むかもしれないじゃんって。男性と女性を分ける意味あるんだっけ? とか。1,000万円って言うけど、PVを3倍にしたいんだったら3,000万円かかるし、その3,000万円で別のメディアにしてタイアップしたら回収できるじゃんとか。そもそもTwitterとかSNSがいいんだっけ? みたいな。もっと言うと、ウートピの広告って言ってるけど、そもそも女性がメディアを見る習慣を作らなきゃいけないから、ウートピだけの広告を作ってもしょうがないんじゃない? とか。与えられた前提のすべてをもう一回疑い直すのが大事だと思います。

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——受験勉強もそうですが、そもそもの質問や問題文を疑うことをしないんですよね。

三浦:所与の条件の中で最適解を出すことが、知的な態度だと思われているけれど、所与の条件そのものを考えることのほうがはるかに知的なんじゃないかって。

学校ではテストがあって一番早く正解を出した人が勝ちだけど、現実世界ではそのテストを解いてる間に映画を見てるやつのほうが感性が豊かになって、結果人生得してるなんてことがいくらでもあるじゃないですか。だから、前提を疑うのがすごく大事。そのためには、すぐに答えを出さなきゃいけないとか、目の前にあるものの中から選ばなきゃいけないってことを、一回壊す必要がある。

——早速、答えを聞いてしまいますが壊す方法は? 自分で意識していくしかないのでしょうか?

三浦:そうです、自分で意識するしかない。結構みなさん、魔法の杖みたいに思っちゃうんだけど。この記事を読んだから、明日からすべてのものを疑うようになるとか。

——思っちゃいますね。

三浦:別の取材でも「忙しい中でどんなふうに本を読んでいるんですか?」って聞かれたんですが、ないんですよ、そんなの。「仕事の量を減らさないでゆっくり眠れて本も毎週5冊読める特別な方法」みたいなことはないんですよ。睡眠時間を削るしかないです。だから、前提を覆すことを前提にしろって言いますけど、簡単に言うと、毎朝唱えるしかないですよね。

——結構地道なんですね。

三浦:地道、地道。僕も毎週のように、「前提をぶっ壊すことが前提なんだよ」って仕事のときに言いますし。やっぱり繰り返していくしかないですね。

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「これから初めてユーミンを聴ける幸せな人たちへ。」が教えてくれること

——学校と言えば、「できないことをできるようにしましょう」と言われてきた人も多いと思うのですが、それについてはどう思われますか? 最近は「できるところを伸ばしましょう」と言われることも多いですが。

三浦:基本はできることだけ伸ばしていけばいいんだと思います。世の中パズルなので、僕ができないことが得意な人はいくらでもいるので、全部できる必要はないかなって。ただ最近ちょっと思ったのは、できないことを楽しむことができたらもっといいなって。

——どういうことですか?

三浦:何かの広告のコピーで、「これから初めてユーミンを聴ける幸せな人たちへ。」っていうのがありましたが、面白いなって。それと同じように「フットサルができない幸せ」とか「パワポで資料を作るのが下手っていう幸せ」もあると思ってる。いつかいい年こいて、趣味として始めることもできるじゃないですか。

——確かにそうですね。

三浦:できないことがストレスと思ってるからいけなかったんだなって。できないことを楽しめるようになったら、もっと面白いですよね。できるほうが偉いって思ってたから、できないことが良くないって思ってたんですけど。もちろん仕事はできたほうが偉いし、早くてうまいほうがいいので、仕事では良いところだけ伸ばせばいいと思うんですけど、日常生活ではできないことがあったとしても、それを人一倍楽しめるスタンスであってもいいんじゃないかって。「早い!」「うまい!」ばかりが求められて褒められてきた世の中なので。それをやってること自体が楽しいって思えたら無敵なんだと思います。

(聞き手:ウートピ編集部・堀池沙知子)

情報元リンク: ウートピ
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