DJあおいさんと「仕事がデキること」について考えていく連載「私は仕事ができない。」94回目のボヤきは「嫉妬さえも利用したい!」です。
よく「女の嫉妬は怖い」と言いますが、自分の中に「嫉妬」という感情があまりありません。誰かを羨んでも自分は自分だもんなーと妙に達観してます。ただ、「あの人のようになりたい」「あんなふうになりたい」という理想のようなものはあって、例えば同じような仕事をしている人や友人が活躍しているのを見ると「悔しい!」という感情はあります。もしかしたら、自分のためになる嫉妬とそうでない嫉妬があるのかな、と思ったのですがあおいさんはどう思いますか?
努力でどうにもならないものには嫉妬しない
容姿や過去や才能、または恋愛絡みなど、自分の努力ではどうにもならないことに嫉妬をしてしまうとそれは有害な嫉妬になります。
自分の努力で手が届くものならそれは有益な嫉妬になるのですが、自分の努力でどうにもならないことに嫉妬をしても手を伸ばしても届かないわけですから、必然と対象となる人の足を引っ張るしかない嫉妬になってしまうからです。
悪口や陰口を吹聴してその人の評価を落とし、相対的に自分が上に立つしか勝つ方法がなくなってしまうわけですね。
しかし悪口や陰口は諸刃の剣、相手の評価を落とそうと頑張るほどに自分の評価も「陰口悪口を言う人」として一緒に落ちていきます。
ですので、その差は埋まることはなく陰口悪口を言い続けなければならなくなってしまうというわけです。
自分を蝕んでしまう嫉妬も…
また悪口や陰口を言うこともできないともっと悲惨な目に合います。
嫉妬という感情を表現することができずにいるとその嫉妬心は自分の中で堂々巡りを繰り返し、やり場のない嫉妬心はやがて自分の心身を蝕むものになってしまいます。
精神的に不安定になったり、酷いケースだと身体的にも異常が現れるようになり、社会生活もままならない状態になってしまうことも珍しくありません。
「嫉妬深いけど悪い子にはなれない」という真面目なタイプの人は自らの嫉妬心に罪悪感を抱えて嫉妬する自分を自責してしまうんですよね。
自ら嫉妬心を生成して自らを責めて、セルフで自己評価を底辺まで落として自分自身を人間のクズとののしることによって生きる希望まで自ら刈り取ってしまうというちょっと危険なタイプですね。
どうせ嫉妬をするなら…
自分の努力でどうにもならないことはどうでもいいこと。
嫉妬をするのなら自分の努力でどうにかなることに嫉妬をすることです。
仕事や勉強の成績、またはダイエットなどのほんのちょっと、ほんのちょこっと上にあるものでいいんです。
自分が今80点だとしたら82点、85点くらいのものを対象として嫉妬をすること。
そこは手を伸ばせば届くところであり、何をどうすれば届くのかもわかっているはず。
やるべきことがわかっているので、あとは嫉妬の炎を燃やして原動力にすればいいだけ。
ご存知の通り燃料というものは正の燃料よりも負の燃料のほうがよく燃えますからね。
「負けるかよ!」と思えるものには存分に嫉妬したほうが自分のためにもなると思いますよ。
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情報元リンク: ウートピ
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