仕事もプライベートも、時間は有限。できることなら、限られた時間を有効活用したいですよね。でも、そんな思いとは裏腹にあっという間に1日が終わってしまうのが現実。
そこで、簡単な方法でスケジュールを管理し、仕事もプライベートも人脈作りも着実にこなしているというサントリーの脇奈津子(わき・なつこ)さんに話を聞きました。
脇さんは、今月全国販売を開始した「サントリー 南アルプスPEAKER ビターエナジー」の開発担当者。超多忙ななか、あらゆる予定を抜け漏れなく進めている姿は、社内でも評判になっているそうです。限られた時間をフル活用するために脇さんが実践している3つの「マイルール」とは、どのようなものなのでしょうか?
<PEAKER開発インタビュー>
【前編】興味ゼロの仕事を“自分ごと化”して育てる方法
【後編】仕事で本気を出すための“手抜き”術
ルール1:働く時間を決めて厳守する
デジタル手帳だけだとパッと思いついたときにメモできないので、紙の手帳と併用しています。書き込むときはペンの色で区別。赤色はプライベート、青色は仕事です。
また手帳には、始業時刻と終業時刻に太めの線を引いています。理由は、「この時間しか働かない!」と決めて確実にタスクを消化するため。その時間帯の中で優先順位を決めて、優先度の高いものから確実にこなすようにしています。
しかし、1週間毎日スケジュールを限界まで詰め込むと、急な依頼が舞い込んだ場合に仕事があふれてしまいます。そのため金曜を調整日に当て、あふれた仕事に対応しています。
ルール2:仕事もプライベートも「段取り」が命
仕事でもプライベートでも、「いつまでに何をするのか」を考えて優先順位を決め、準備を行い、余裕を持って進めています。例えば新商品の味に関する社内調査を行うときは、後々集計しやすいような調査項目を立て、数週間前に内務のメンバーの方に依頼して調査用シートをエクセルでデータ化。集計後のグラフの作成も、データの分け方や色の使い方などの要望を伝えて内務の方や、社外に出すときには社内のデザイナーに作ってもらっています。
大切なのは、自分が不得意な作業に時間を費やさないこと。最も時間を割かなければならない仕事を見極め、全力を注げる環境を作っています。
ルール3:飲み会をするなら社外の人と
子育て中の私にとって、飲み会に行くには、子どもを義理の妹宅に預けたり、家事を済ませておいたりと、事前の入念な準備が必要です。そのため、1回の飲み会も残念な時間にしたくない。情報を仕入れる貴重なチャンスを最大限いかすべく、毎回同じメンバーで開催される社内の飲み会は3回のうち2回は断るなどして、社外の人と会う時間を大切にしています。
最近食事に行ったのは、学生時代の友人や、ママ友、社外勉強会で出会った仲間。取引先や協力会社など仕事関係で出会った人にも、よく声をかけています。
年齢や性別、職種に関係なく、時間は誰にとっても有限です。そして一度訪れたチャンスを逃したら、二度と戻ってこないかもしれません。おもしろい人に出会ったら、すぐに行動。自分から「もう一度、お話ししませんか?」と積極的にアプローチをして会いに行っています。
(取材・編集:ウートピ編集部 安次富陽子、文:華井由利奈、撮影:大澤妹)
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情報元リンク: ウートピ
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