今回の、名医のTHE太鼓判! の特集の一つは
耳が遠くなると認知症になりやすい?
2018年2月19日(月) 19時00分~21時00分 です。
今回は4つの対策が特集されていますので
それぞれ記事を分けさせていただきました。
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いくつも当てはまる症状があれば一度医師に診てもらった
ほうが良いかもしれません。
・他の人の話し声が良く聞こえなかったり聞きまちがえたりする
(特に何人かで話をしているとき)
・会話中に聞きなおすことがある
・音楽やテレビのボリュームが他の人から見て大きい
・電話の呼び出し音やドアベルの音になかなか気が付かない
・雑音がどの方角から来ているかがわからない
・聞くことに集中するために疲れたりストレスを感じる
耳が遠くなると認知症になりやすい?
誰でも年を取れば体のさまざまな機能が衰えてくるものですが、
「最近、耳が遠くなって」という加齢性難聴(または老人性難聴ともいう)も
加齢による身体機能低下のひとつです。
近年、この加齢性難聴と認知症の関係が注目されていまして、
問題は難聴だけではなく、難聴があると認知機能の衰えが進むことも
分かってきているようです。
これが多少やっかいなのが、難聴によって衰える認知機能は、
加齢に伴い成熟する知識や言語能力など、
老化によって衰えないとされる領域にも及ぶのだということです。
この症状の仮説のひとつが、「共通原因説」。
つまり、難聴があるから認知症になるのではなく、難聴と認知症に共通の原因が作用するという考えが共通原因説です。
もうひとつは、「Effortful Listening仮説」あるいは「認知負荷理論」です。
Effortful Listeningは直訳すると努力して聞くということ。
私たちの脳には、パソコンでいうところのワーキングメモリー
(情報を一時的に保ちながら操作するための領域)があり、例えば、
「2階にメガネを忘れたから取ってこよう」という行為は、
このワーキングメモリーに入れられて、一時記憶として保存される。
しかし、2階に行ったときに、ちょうど雨が降ってきたからと
あわてて洗濯物を取り込んだりしていると、「メガネを取ってこよう」という
最初の記憶が「洗濯物を取り込む」という記憶に上書きされる形で消されてしまい、
1階に戻ってから「肝心のメガネを忘れた!」となる。
これはワーキングメモリーの容量が限られているために、
あれもこれもと同時にやろうとする結果起こる物忘れである。
難聴は、どうすれば予防できる?
気になる方は当然、医師に相談したほうが良いです。
また自分で治したい方は下記の予防ポイントを参考にしてください。
難聴は、どうすれば予防できるのでしょうか?
NHSのサイトでは、下記の点を予防のポイントとして薦めています。
1)テレビや音楽の音量を大きくしすぎない
特に小さな子どもの耳は繊細なので注意。
2m先の人と快適に会話できるくらいの音量にする
2)周囲の雑音をカットできるヘッドフォンを使う
周囲の雑音の影響で音楽のボリュームを上げるのを防ぐため。
ノイズキャンセリング機能がついたものを使うのも良い
3)外部の音がうるさい場所で働くときは、耳を守る道具を使う
耳栓など
4)コンサートや自動車レースなど大きな音がする場所は注意
5)自分や自分の子どもの耳の中に、むやみに異物を入れない
指、綿棒、ティッシュなどを含む
6)難聴の原因となる病気に気をつける
中耳炎、メニエール病など
7)自分や子どもの聞こえに問題を感じたら、医師を受診する
また「難聴改善グッズ」や書籍などもありますので、参考にしてください。
また「耳鳴り・それによる頭痛改善」の動画を参考にアップしておきます。