毎日通勤電車でイライラ……。自分のできないところを責めてしまって、ベッドに入っても不安や考えごとで頭がいっぱい……。気づいたらいろんなことに流されたり振り回されている女性も多いのではないでしょうか。
そんな「忙しくて休むヒマもない」、「休み方を忘れてしまった」という人に試してほしい、心の休ませ方を紹介した、『心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス』(文響社)が、2018年6月29日に発売されました。
著者で、マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事の荻野淳也(おぎの・じゅんや)さんには、以前ウートピでも「働き女子とマインドフルネス」について伺いました。
日常に取り入れられる64のメソッドを紹介
マインドフルネスとは、「今この瞬間」に注意を向けた状態のこと。それを目指すためのエクササイズのひとつである「マインドフルネス瞑想」は、ハーバードやスタンフォードなどでも研究が進められ、世界中で話題になっています。
「瞑想」と聞くと敷居が高く感じられますが、本書では日常生活の動作の中でマインドフルな瞬間を作るためのコツが7つのパートに分かれて64個紹介されています。
パート1:からだの感覚に敏感になる
パート2:きちんとした暮らしを整える
パート3:せかせかした心を柔らかくする習慣
パート4:今日は自分を休ませる!と決める
パート5:ほどよい距離感で人間関係を良くする
パート6:ざわざわした心を穏やかにする
パート7:自分をもっと好きになって未来にワクワクする
「お腹に手を当てて呼吸をする」や「たった一粒のチョコを、味わって食べる」など、どの項目もすぐに取り入れられそうなものばかり。自分の生活に取り入れたいなと思ったものから試してみることができます。
これまでがんばってきたすべての女性たちへ
本書は、荻野さんが「現代の女性たちは、みんながんばっている。でも、そのがんばりにみんな苦しんでいるのではないかな?」という問いを持ったことがきっかけで生まれたそう。
荻野さんにウートピ読者に向けてコメントをいただきました。
「今の時代、仕事、結婚、子育てなど、世間の常識にとらわれたり、高い理想を追い求めたりして、『ねばならない』『こうすべき』と必要以上にがんばってしまう女性が多いように思えます。がんばっている人にほんとうに必要なことは、自分や周囲への批評や批判を手放して、『あるがままの自分』を受け入れて、認めてあげることです。その入口となるのがマインドフルネス。マインドフルネスは瞑想などを行なっているときの特別な状態でなく、日常生活のなかで実践が可能です。まずはマインドフルに批判的な自分を手放して、自分を大切にする習慣をぜひ身につけていただきたいと思います」
『心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス』は好評発売中。160ページ、1100円(税別)。
(ウートピ編集部・安次富陽子)
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情報元リンク: ウートピ
休みたくても休むヒマがない貴女へ 『がんばりすぎない休み方』のススメ