友達の知り合いや仕事関係の人など、人を紹介してもらう機会が多いのですが「◯◯さん(私)はとっても面白い人なんです!」と紹介されることがあって困ります。無駄にハードルを上げないでほしいっていうか、私も初対面の人といきなり打ち解けられるタイプではないのですごくプレッシャーになります。
この前も似たようなことがあって明らかに相手が「この人、いつになったら面白いこと言うのかな」って期待しているのがひしひし伝わってきました。無駄にハードル上げて一体誰得なの? って思います。とはいえ紹介してくれた人も厚意で言ってくれているので「ハードル上げないでよ」って言うわけにもいかず困っています。
人を紹介するときは…
「面白い人ですよ」とか「きれいな人ですよ」とか「かわいい人ですよ」とか、面白い、きれい、かわいい、って全力で主観じゃないですか。
それは各々異なるものさしを持っている価値観であって、万人が認知できる価値観ではないので、初対面の人にご紹介するときにはあまり適さない表現なんですよね。
本来は他者に他者をご紹介するときには主観を入れずに「そのまんま」をご紹介するのが正解。
「弊社で受付をやっている人ですよ」とか「関西出身の人ですよ」とか、そのまんまの情報を差し出すだけで十分。
あとは受け取った側が「受付をやるくらいならきれいな人なのかな」とか「関西出身なら面白い人なのかな」とか、勝手にイメージしてくれればOK。
イメージの材料となる情報をご紹介するだけで、こちらのイメージをご紹介することはしなくていいんですよ。
他者を貶さない人が誠実な人
最近は褒め褒め文化が隆盛で、やたらと他者を褒める人が増殖していますが、あれって窮屈じゃありません?
「褒められて悪い気を起こす人はいない」とは言いますが、なんか常に査定の対象になっているような気がして気が休まらないんですよね。
なにより「他者を褒める私ってどう? すてきじゃない?」みたいな、自身のステータス付与のために他者を褒めている人もめちゃめちゃたくさんいますので、その褒めがなんか鼻についてかえってうさんくさい印象になってしまうんです。
いいことを言う人ではなくて、余計なことを言わない人が誠実な人、いいことをする人ではなく、余計なことをしない人が誠実な人、そして他者を褒めるのが誠実な人ではなくて、他者を貶(けな)さない人が誠実な人なんです。
することよりもしないこと、目に見えない、耳に聞こえない部分に人の誠実さが出るのであって、本当に誠実な人ってむやみやたらに他者を褒めることはしないんですよ。
まぁきっと悪気はないのでしょうけど、それと同時に他者への気遣いもないんですよね。
それこそ「こんなことを言ってしまえばかえってハードルを上げてしまうかもしれない」という気遣いがないんです。
悪気がないからOKというわけではなくて、その気遣いのなさがNG。
一度しっかりとお説教をしてあげたほうがいいのかもしれませんね。
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