今年はコロナがあるので帰省をしないのですが、どこかホッとしている自分がいます。私は一人っ子なのですが、帰省すると決まって親戚のおじさんやおばさんから「○○ちゃん(私)は一人娘なんだからいつまでもフラフラしていないで早くいい人見つけないとね」「一人娘なんだから親元に帰ってきたら?」と言われます。両親は「お前の好きなように生きなさい」と応援してくれているのですが、いかんせん周りというか外野がうるさいです。
私はパートナーはいますが、結婚にも子供を持つことにも興味がありません。自分で選んだ今の生活に満足しています。ただ、地元で結婚して孫をしょっちゅう実家に見せに行っている従姉妹を見ると罪悪感を感じるというか「私は親不孝なのかな?」と思ってしまいます。
親は娘の幸せな顔が見たいだけ
親はべつに孫の顔が見たいわけではなく、娘の幸せな顔が見たいだけなので結婚にこだわらなくてもいいですよ。
今は女性も幸せが選べる時代であり、その幸せも年々選択肢が増えています。
結婚はその選択肢の中のひとつというだけであって、べつに結婚をしなくても親に幸せな顔を見せることはできます。
幸せな結婚をした人も、幸せな独身生活を送っている人も、優劣はなくどちらも等しい幸せ、その幸せな顔を見せてあげることが親孝行です。
結婚をしなければ幸せになれないという地獄の時代はすでに滅びました。
先人たちが時代を切り開いてくれたおかげですね。
結婚できない女は不幸だと思っている人たち
人の顔を見れば「結婚はまだかー、子供はまだかー」と無自覚に圧力を加えてくるBBおよびGGの面々って、いまだに結婚できない女は不幸だと思っているんですよね。
じゃあ100歩譲って、そのBBおよびGGの言う通り、今も女は結婚をしなければ不幸な時代だとしたら、私は結婚もしたくないし子供も産みたくはないです。
だってそんな時代に結婚をして子供を産んで、その子が女の子だったとしたら、娘は自分で幸せも選べない地獄の時代を生きていかなければならないわけで、年頃になればまた次世代のBBおよびGGの面々に結婚の圧力を加えられ、恐怖心に煽(あお)られて禍々(まがまが)しい結婚願望に苦しまなきゃならなくなるじゃないですか。
そんなの親として耐えられないです。
地獄の連鎖を生むだけなら家系図なんて自分で終わりにしたくなりますよ。
「結婚しなきゃ」ではなくて「結婚もいいかもな」と思える時代に
幸せの多様性を認められる世界だから、いつかいい人と巡り合えたら結婚をして子供を産んでもいいかなと思えるわけであって、まるで結婚だけが幸せかのような圧力が強いと、恐怖心で婚活に狂想してしまう女を量産して地獄の連鎖を生むだけなんです。
「結婚をしなきゃ」と思わせる時代ではなく、「結婚もいいかもな」と思わせる時代にしなければならないわけで、実はもうその土台はできているんですよ。
あとは今の時代を生きる女性たちが旧世代のBBおよびGGの妄言にわされることなく、しっかりと時代と共に生き、そしておのおのがおのおのの幸せを選び、胸を張って生きることだと思いますよ。
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情報元リンク: ウートピ
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