在宅ワークで男女ともに増えた子どもとの時間。父親と母親、男女の意識の差はあるのでしょうか?
このたび、大手食品メーカー江崎グリコが、現在妊娠中または0~2歳の子どものいる父親、母親(20代~40代)600人を対象に、「コロナ禍における出産と子育てに関するアンケート」を実施しました。調査の結果、「外世界との接触機会が減ったことで、孤独を感じていること」、 「家族時間が増えても、夫婦間で子育てに対する意識差があると孤独感が高まること」などの課題が見られました。
7割が子育てに「影響があった」
まず、「あなたのご家庭では、新型コロナウィルスの影響によって子育てに何らかの影響がありましたか?」と聞いたところ、「とても影響があった」が24%、「やや影響があった」が49%で、73%の人が「影響があった」と回答しました。
家族で一緒に過ごせる時間が増えた
前項で「影響があった」と回答した人に、「ポジティブな影響として、当てはまるもの」を選んでもらったところ、「家族で一緒に過ごせる時間が増えた」が約6割となり、「一緒に過ごす時間が増えて、子どもとの信頼関係がうまれた」「パートナーの子育てに対する知識・理解が深まった」といった項目もあがりました。
女性が感じる変化
ポジティブな意見があがる一方で、「孤独感や心細さ」についても「感じる」と回答した女性が約6.5割いるという結果に。
その理由として、「地域のコミュニティに参加できない」「ほかの子育て中のお母さんと交流できない」などがあげられ、外部との接触機会が減ったことが孤独を感じる要因になっている様子がうかがえました。
父親と母親、意識の差は?
「あなたが子育てする上で重要だと思うことはなんですか?」と聞いたところ、男女ともに「夫婦で協力して子育てにあたること」が最も多くなりました。しかし、女性の約8割が重要だと回答した一方で、男性は6割弱にとどまり、パートナーとの間に意識の差も見られました。
子育ての悩みは?
男女別に「子育てにおける悩み」について聞いたところ、女性は「1人でリラックスする時間が取れない」「苛立ちや悲しみなど、感情をコントロールできない」「パートナーの子育てに対する知識・理解が十分ではない」が上位にあがりました。
男性は「1人でリラックスする時間が取れない」「自身の子育てに対する知識・理解が十分ではない」「苛立ちや悲しみなど、感情をコントロールできない」といった悩みが上位にあがりました。
■調査概要
調査名:コロナ禍における子育てに関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査対象者:現在妊娠中もしくは0~2歳の子どもがいる男女(20~40代)
調査地域:47都道府県
調査期間:2020/09/6~2020/09/07
調査機関:江崎グリコ株式会社
サンプル数:600
※本調査結果は『江崎グリコ株式会社調べ』によるものです。
- これからパパになるあなたへ 育児は働き方を見直すチャンス!
- 育児なんてしなくていいと思っていた僕…今こそ「OSを入れ替えよう」
- 読書の秋に。小島慶子が推薦するジェンダー問題と向き合うための2冊
- 子育てもおひとり様ブーム? 「旦那はいらないけど子どもは欲しい」に7割以上が共感
- 子育てが世界一たのしい国・フィンランドと日本は何が違う? 育児の問題点を海外比較
- 離婚率もシングル親率も全国1位、沖縄の結婚と子育てから見えること
情報元リンク: ウートピ
コロナ禍で“孤”育てが加速? 「家族との時間は増えても孤独を感じる」