コロナ禍で一気に進んだ働き方のオンライン化。採用の場面ではどうでしょうか?
このたび、人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社は、運営する求人支援サービス『engage(エンゲージ)』を使っている企業を対象に「オンライン面接」に関するアンケートを実施。935社から回答を得ました。調査の結果、26%の企業がオンライン面接をしたことがあると回答したことがわかりました。
オンライン面接の実施経験は?
「これまでにオンライン面接をしたことがありますか?」という質問に、全体で26%が「ある」と回答しました。
業種別で、実施経験が最も多いのは「IT・インターネット関連」(58%)。一方、「不動産・建設関連」「サービス関連」や「その他業種」では実施経験がない企業が多い傾向が見られました。
「これまでにオンライン面接したことがある」と回答した企業にオンライン面接を導入した時期を聞くと、最も多かったのは「1~3ヶ月前」(66%)でした。他の業種に比べ、「広告・出版・マスコミ関連」や 「IT・インターネット関連」では、1年以上前から導入している企業が多いという結果に。
導入の理由、第1位は「新型コロナウイルス感染拡大を受けて」
「これまでにオンライン面接したことがある」と回答した企業にオンライン面接の導入理由を聞くと、「新型コロナウイルス感染拡大を受けて」が70%で最多となりました。次いで、「遠方に住む応募者に対応するため」(59%)、「応募者対応を迅速に行うため」(29%)、「面接交通費等のコスト削減のため」(22%)となりました。
今後は?
オンライン面接の実施経験がある企業、ない企業のそれぞれに「今後、積極的にオンライン面接を実施していきたいですか?」と聞いたところ、オンライン面接の実施経験がある企業は、71%が「したい」(したい:34%、どちらかといえばしたい:37%)と回答。一方、実施経験のない企業は、52%が「したくない」(どちらかといえばしたくない:37%、したくない:15%)と回答しています。
オンライン面接を実施したい/したくない理由
■今後、積極的にオンライン面接を実施していきたい(どちらかといえばしたい)と回答した企業
・来社による日程調整の手間が省けるので、採用までの時間短縮に繋がる。(商社/101名~300名)
・面接のドタキャンも減り、地方の方の応募・採用もできるようになった。(メーカー/51名~100名)
・面談者、対応者側とも両方にとって、コロナ対策、手間暇、交通費含めて、メリットが多いため。(IT・インターネット/1~50名)
・地方など、遠方の求職者との面接機会ができる上、交通費の負担がないのはメリット。(サービス関連/1~50名)
■今後、積極的にオンライン面接を実施していきたくない(どちらかといえばしたくない)と回答した企業
・社内でテレビ会議を利用する機会がないため、オンラインに慣れていない。コロナ感染拡大中であれば、オンラインもやむを得ずといった感じ。(メーカー/101~300名)
・社内見学もセットになるので、来てもらった方が辞退にもつながりにくい。(サービス関連/1~50名)
・応募者に施設の雰囲気を知ってもらうのも大事だと思うので、来てもらった方がよい。(商社/1~50名)
・機材など、必要な物が多い。また、相手の人柄は画面越しでは判断が難しい。(不動産・建設関連/51~100名)
※(業種/企業所在地)
【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『engage』を利用している企業
有効回答数:935社
調査期間:2019年5月27日~6月10日
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情報元リンク: ウートピ
25%の企業が「オンライン面接をしたことがある」と回答【900社に聞く】