元五輪競歩・栁澤哲さんがレクチャー「膝を伸ばして歩いて」
鈴木大地(すずき・だいち)スポーツ庁長官と一緒に歩くイベント「FUTOMOMO すっきりウォーク」が12月20日、東京・西新宿で開催されました。イベントに登壇した鈴木長官は「ライフスタイルの中で体を動かす時間をつくったり、エクササイズを取り入れていってほしい。社会や企業も運動に対しての理解を示して暖かく見守っていくことが大事だと思う」と話しました。
「FUTOMOMO すっきりウォーク」は、運動不足に陥りがちな働く女性を対象に「歩いてイルミを巡って綺麗になろう」をテーマに開催。20人の働く女性が鈴木長官と約3キロのコースを50分ウォーキングしたほか、元五輪競歩の栁澤哲(やなぎさわ・さとし)さんと同プロジェクトを企画した経済産業省の紺野春菜(こんの・はるな)さんも出席しました。
イベントの前には栁澤さんによるウォーキング講座も開催されました。栁澤さんは「膝を伸ばして体を前に傾けるとお尻と太ももに力が入る。大股を意識して歩いてほしい」とレクチャーし、約50人の参加者は実際に体を動かしながら、熱心に耳を傾けていました。
日常生活の中にうまく運動を取り入れて
成人の週1回以上のスポーツ実施率は平均で約55.1%と年々上昇*しているものの、20〜50代の女性の実施率は40%代と低く、約8割は「運動不足を感じる」と回答しています。
「運動できない理由」(複数回答)としては男女ともに20〜40代が「仕事や家事が忙しいから」を挙げて最も多く、さらに30代女性は44.4%が「子どもに手がかかるから」と回答し、すべての属性で突出しています。運動不足の背景には、仕事や家事、子育てに忙しいライフスタイルがありそうです。
鈴木長官は「確かに、今のライフスタイルの中でまとまった時間をとるのは難しいかもしれない。階段を使ったり、今回のプロジェクトのように大股で太ももを使ってしっかり歩いたりして日常生活の中にうまく運動を取り入れてほしい」と訴えました。
*平成30年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」より
履きたい靴を履ける社会に
また、「2019ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10に選ばれた「#KuToo」に代表されるように、ハイヒールやパンプスを強制することに反対する動きがある一方で、明文化はされてはいないものの、勤務時間中は自分の足に合わない靴を履かなければいけない職場もあるのではないでしょうか?
鈴木長官は「勤務時間中はハイヒールやパンプスを履かなければいけない職場はあると思う。ただ、通勤時はスニーカーに履き替えたりするなど、社会全体として(健康を意識する)空気をつくっていくのが大事だと思う。経済産業省や厚生労働省と連携を図っていきたい」と話しました。
「普段の生活の中でガシガシ歩いて健康になる、キレイになるという目的で取り組んだら面白いのではと思いました」と同プロジェクト発案のきっかけを明かした紺野さんは「スポーツ庁にスニーカー通勤を呼び掛けたお陰でだいぶ多くの人がスニーカーを履くようになった。一方で、ハイヒールを履きたい人もいる。靴のダイバーシティではないですが、履きたい人が履きたい靴を履ける社会になればいいなあと思う」と語りましました。
同プロジェクトは、紺野さんが第2回パブコンの「楽して綺麗に健康に!」企画で最優秀賞を受賞した「ふとももすっきりプロジェクト」をベースに、西新宿を中心に本社や事業所を構える10の企業や団体が「FUTOMOMO 実行委員会」を発足して実現。2020年1月15日まで、西新宿のスポット(サザンテラスとモザイク通りなど)に足跡に合わせて歩く意識づけをするためのフットマークを設置する予定。
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情報元リンク: ウートピ
太ももを動かしてキレイに! 東京・西新宿で「FUTOMOMO すっきりウォーク」開催