令和という新しい時代になり、仕事やライフスタイルにおける価値観が大きく変化しています。良しあしはともかく、それぞれの世代によって、仕事やライフスタイルに対する価値観はさまざま。そして、昭和世代、平成世代、令和世代が混在する社会では、価値観のズレによる確執が生じることもあります。
例えば、「悪気はないし、心配して言ってくれているんだろうけど……」と思いながらモヤモヤしてしまうおじさんの発言も、そのうちのひとつ。そこで今回、ウートピ編集部では、20代後半から30代後半の働く女性に、「“余計なお世話”なおじさんの一言」を聞いてみました!
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「もったいないね」島耕作おじさんの一言
IT企業に勤務しているのですが、新卒で大企業に入ってそのまま出世して偉くなった、島耕作のようなおじさんに出会うと、「きちんとお給料はもらっているのか?」「いい学校を出たのに、なぜIT企業で働いているのか?」「もったいない」と心配されることがよくあります。
私が何の仕事をしているのか、よく分からないからこその発言なのですが、地味に傷ついています。学校や過去のことを褒めてもらうのは悪い気はしませんが、「もったいない」と言われると、今の私を否定されているようで悲しくなります……。(35歳、IT)
起業した彼の話題で、おじさんの一言にカチン!
私の彼は、起業して一人で会社を経営しています。最近、私と同世代の娘さんがいるおじさんと飲み会で話したのですが、彼の話題を出したところ、「大丈夫なのか?」と心配されました。それだけならまだいいのですが、「うちの娘だったら、結婚に反対する!」とまで言われて、余計なお世話だと思いましたね。
私だって仕事をしていますし、彼がピンチになったときは、力を合わせて一緒に乗り越えていきたいと思っています。今は、共働きの時代ですし。でもそのときは、「私の考えを説明しても、おじさんには理解できないだろうな」と思い、何も言わずに黙って聞いていました。(36歳、人事)
「とりあえず褒めときゃいいんだろ」おじさんに困惑
仕事が忙しくて、すっぴんで会社に出勤することがよくあります。時間の余裕があるときは、化粧をして出勤するのですが、会社のおじさんに「おっ! 今日はデートなのかな?」と言われ、「このご時世に何だって?」と内心ビックリしました。
女性に対して、「モテそうだね」とか「キレイになったね」とか、ポジティブなことを言っておけば、間違いないと思っているのでしょうか? 個人的には、どんな人にでも本人の努力ではどうにもならないことに対して、たとえプラスのことであってもとやかく言うのは下品というか品がないなあと思います。いつか「それ、セクハラですよ」と言ってやりたいです。(30歳、人材サービス)
「早く子供をこさえなさい」と諭され、ビックリ!
この前、父親が入院したので、着替えや日用品を持って病院に行きました。そのときに、担当の医師から、「この先、何があるか分からないから、早く子供をこさえなさい」と言われました。
普段は若い人ばかりの会社で働いているので、久々にテンプレのような昭和のおじさんに出会ってビックリしてしまい、何も言葉が出てきませんでした。いまだにこういう人って、いるんですね!(26歳、ベンチャー)
「悪気がない」のが厄介なおじさんの一言
調査の結果、働く女性たちは、さまざまな場面で、「“余計なお世話”なおじさんの一言」に困惑しているようです。相手に悪気がなかったり、善かれと思ってと発言したりしているところが厄介です。セクハラ発言はきちんと対処すべきですが、生きてきた時代や育ってきた環境が違えば、価値観が違うのも当たり前。「あなたの時代はそうだったかもしれないですが、今はこうなんですよ」と会話のきっかけにするのも一つの方法なのかもしれません。
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情報元リンク: ウートピ
「悪気はない」のは分かってるけど…! “余計なお世話”なおじさんの一言