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えっ、これってうちだけ…? 働き女子に聞いた「我が家の家訓」

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あなたの家に「家訓」はありますか? あいさつや食事、お金のこと、生き方にいたるまで、家庭にあるルールや教えはさまざまです。そのほとんどは、子供に対する親の思いから生まれたものではないでしょうか。

子供の頃は疑問に思っていた「家訓」の意味が、大人になって理解できたり、逆に大人になっても謎のままだったり……。また、自然と身に付いた「家訓」が、社会生活を送る上で役立つこともあるでしょう。

そこで今回、ウートピ編集部では、30代の働く女性に、「我が家の家訓」を聞いてみました!

「秀でるものがなければ総合力で勝て」

私の家は2人姉妹なのですが、子供の頃から、「見た目も成績も運動も、どれも秀でているものはないのだから、総合力で勝ちなさい」と言われ続けてきました。

その結果、何でも万遍なくこなせるようになったので、姉妹共に「できる子」だと褒められていましたね。大人になってからも、仕事場で「バランスが良い」と評価されています。

「どれも秀でているものはない」なんて言われたときはさすがにショックでしたが、今振り返ってみると、この「家訓」は私の性格に合っていたのかなと思います。(30歳/コンサルタント)

「飲み会の二次会には行くな」

自称“恋多き女”の母親による「家訓」です。母親が言うには、「最後まで付き合う女って謎の部分がなくてつまんないんだよね」「一次会で帰っても脈があればあっちから連絡がくるよ」だそう。あくまでも昭和の母親の意見ですが……。

まあ、そんな「家訓」があったものの、学生時代や20代の頃は、二次会どころか三次会、四次会まで行って、しっかり朝まで付き合ってました(笑)。当時は時間もたくさんあったし、とても楽しかったのですが、いつからか夜中や朝までいると体力が続かないと思うように。

30代になってからは一次会でアッサリ帰るようになりました。そのほうが、楽しいまま終われるし、時間を有効に使えるし、次の日にも響かない。母親みたいに色気がある理由ではないですが、今は私もこの「家訓」に賛成です!(35歳/人材系)

「本は借金してでも買え」

私が子供の頃から、父親がよく言っていた言葉です。「本はたくさんの情報量が詰まっているのに、文庫本は数百円、高い本でも数千円なのだから、いくら買っても損ということはない」というのが口癖で、本だけはたくさん買ってもらえました。

そのおかげで、今でも本が好きです。洋服や化粧品を買い過ぎるとヒヤッとすることがありますが、本は買い過ぎてもたかが知れてるんですよね。悩んだときや困ったとき、失恋したときなど、本に何度も救われたので、これからもこの「家訓」は大事にしていきたいです。

そういえば、「大学はハローワークじゃない」という「家訓」もありました。そのせいで大学三年生のときに周りが就活でバタバタしているのを「みんな大変そうだなあ」とボーッと見ていました。親も何も言わなかったので、結果的に人より長く大学にいることになってしまいました。当時は「少しくらいハッパをかけてくれたってよかったんじゃないか」「もう少し社会性というものを意識して育ててほしかった」と親を恨んだこともありましたが、やりたいことを思いっきりできたので後悔はまったくしていません。(32歳/記者)

「人にお願いするときは敬語で言え」

人にお願いするときは、親でも敬語を使っていました。「おしょうゆを取ってください」「これを洗濯してください」などなど……。もちろん、「おはようございます」「ありがとうございます」といったあいさつも敬語でしたね。

子供の頃は、「なんて他人行儀な家族なんだ」と思っていましたし、友人たちからも訝しげな目で見られていました。でも、普段から丁寧な言葉遣いをしていたので、大人になってからコミュニケーションで苦労したことはなかったと思います。

それと、「『ハイ!』は一回」というのもありましたが、いまだに身に付かず……。夫にもつい「ハイハイ」と言ってしまい、怒られてしまうので、これから我が家の「家訓」にしようかなと思います(笑)。(35歳/フリーランス)

「何かを伝えるときはラブレターを書くように」

家訓ではなくて申し訳ないのですが、高校時代の数学の先生に言われた「証明問題はラブレターを書くように解け」が心に残っています。「証明問題は自分の好きな人に手紙を送るように、誤解がないように丁寧に言葉を尽くして書きなさい。それくらいしないと自分の伝えたいことは相手に伝わらないものだ」とよく言われました。当時は「ハイハイ」「てか、今時(90年代後半)ラブレターなんて書く人いるの?」と聞き流していたのですが、社会人になって仕事をするようになってから「ひょっとして仕事もそうなのでは?」と思います。

先方から送られてくる提案書や企画書でも、うちの会社や私のために一生懸命考えられて練られた企画書と「どうせ他の“女”にも言っているんでしょ?」と宛名だけ変えて誰にでも送ってそうな企画書って一発で分かるんですよね。なので、私もメールでも企画書でも送るときは必ず相手の顔を思い浮かべながら「ラブレター」を書くつもりで送るようにしています。(36歳/企画職)

オリジナリティあふれる「家訓」がいっぱい

人それぞれ、家それぞれの家訓が集まりました。一瞬「どういうこと?」と思ってもエピソードを聞くと「なるほど」と納得するのではないでしょうか? この機会に、家族や友人と、「我が家の家訓」について聞いてみるのも面白そうですね。

情報元リンク: ウートピ
えっ、これってうちだけ…? 働き女子に聞いた「我が家の家訓」

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