家庭の事情で出勤時間を1時間ほどずらしてもらいました。総務部も承知済みです。ほかにも子どものお迎えや事情がある社員などは時間をずらして出勤してきています。仕事に支障はありません。ところが、同僚が「○○さん(私)だけずるい!」と言っていたようで何だかなあという感じです。
小学校の頃も給食に出る牛乳を飲むとおなかを壊すので、保健の先生に相談して牛乳を免除してもらったことがあるのですが、そのときも学級委員になりたい系の女子に「○○ちゃんだけずるい!」と言われました。「だったらおめーも交渉すればいいじゃねーか」と悟空になって言おうと思いましたが、うるさいので放っておきました。
他人が自分よりいい思いをしているように見えるだけで、「ずるい」「わがまま」と足を引っ張って自分と同じ位置まで引きずり降ろしても誰も得しないのに……。結局自分の首を絞めていることにも気付かないのでしょうか。
「平等」と「公平」の違い
「平等」というのは、個人の都合や能力に関係なく一定の規則や評価を与えるシステムです。
「公平」というのは、全ての人に機会や権利を等しく与え、その中で成果を上げた者が報われるシステムです。
「平等」は「イコール」であり、「公平」は「フェア」であるということですね。
よく子持ちの主婦さんが幼稚園に子どもを迎えに行かなければならないために残業NGでそそくさと退社をして、それを見たお姉様方が「ズルい! 不公平だ!」と発狂してしまうのですが、あれって「不公平」ではないんですよね。
だってそれは皆に等しく与えられている「権利」ですから、いずれお姉様方も子どもができればその権利を使うことができるんですよ。
あれは正しく言えば「不平等」であり、それと同時に「公平」なんですよね。
イコールはフェアではないし、フェアはイコールではない。
平等と公平は相反するもので、世の中が平等になれば不公平な社会になり、世の中が公平になれば不平等な社会になるということですね。
多様性を認め合える社会のほうが楽しい
「平等」を望むと人は人に不寛容になります。
自分との違いが許せず、「同じ」であることを強要して、それに従わない者はその環境から排除するというコミュニティができ上がります。
未成熟な女子が形成しがちな「地獄型人間動物園」がこれですね。
「公平」を望むと人は人に寛容になります。
他者との違いを尊重し合うことができ、多様性を認め合えるコミュニティができ上がります。
大人がつくるべきコミュニティはこの「自由型人間パラダイス」なんですよ。
努力が報われる社会であってほしいじゃないですか、才能が正当に評価される社会であってほしいじゃないですか、自分の持つ権利を自由に使える社会であってほしいじゃないですか。
そのためには「平等」であってはならないんです、「公平」でなければならないんです。
違う人間同士がイコールになんてなれるわけがないんです。
違う人間同士だからこそフェアに共存していかなければならないんですよ。
差し当たっては平等主義の「みんな一緒女子」には、「お前はオレじゃないし、オレはお前じゃないんだぜ?」と一発かまして黙らせてあげてください。
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情報元リンク: ウートピ
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