上司が心配性すぎるというか、リスクヘッジしすぎるというか、守りに入りすぎるタイプです。私のチームは6人ほどのチームなのですが、何か仕事をする際も、最悪の状態を想定できるだけ想定して「あれは大丈夫?」「これは確認した?」と、いちいち確認してきます。一応、対応策を答えるのですが「そんなことある?」というような100年に1回起きるか起きないかのようなことも想定して聞いてくるので、余計な業務ばかり増えて仕事が進みません。
メンバーに仕事を振るときも「この人にはこれを任せておけば安心だから」という守りの姿勢で振ってくるので、仕事もマンネリ化しておもしろくないし、新しい経験も積めません。メンバーは「細かくて心配性なのは性格だから仕方ないね」と諦め気味です。何かあったときに責任をとるのが上司の仕事だと思います。上司にはデンと構えていてほしいというのはわがままなのでしょうか?
心配性=完璧主義者
心配性な人って完璧主義なんですよね。
「満点以外は0点」という二極思考の持ち主で、それが90点でも満足ができない性質なんです。
たったひとつの些細なミスでもうすべてがイヤになってしまうというガラスのハート、完璧にこなさなければ自尊心が砕け散ってしまうので病的なまでに心配性になってしまうということです。
また心配性な人は「先に頭で考える」という癖があります。
私たちのようなちゃらんぽらんなバカポジ族には「わからないことはとりあえずやってみよう、そしてその結果から学ぼう」という思考が働くのですが(バカなので失敗から学ぶことしかできないオレたち)心配性な人にはそれができないんですね。
まず頭の中で完璧なプランを立てなければ行動に移せない、だから実際には起こり得ない「奇跡のミス」までリスクヘッジしなければならなくなるんです。
しかし、頭の中で「完璧」なんてでき上がらないんですよね、どんなに細部までリスクヘッジをしても「完璧」という器は満たされないんです。
それは結果でしか満たされないものですから、どう足掻いても心配は尽きないものなんですよ。
だから心配性な人ほど時間的猶予がギリギリになるまで行動に移せなくなり、最後の最後は行動せざるを得ない状況で無念の見切り発車、急げや急げ、わっしょいわっしょい、という仕事になりがちで、その焦りからイージーなミスを連発して自爆、なんてことにもなってしまうんですよ。
過剰に守りに入る人がミスする時代
今の時代は昔ほど失敗に寛容ではなく、ひとつの失敗が命取りになってしまう時代ですので、ある程度保守的になってしまうのはわかりますが、過剰な守りはかえってミスに繋がってしまうんですよね。
イケイケドンドンのバブル時代は過剰に攻撃的な人が取り返しのつかないミスをして自爆をしていましたが、今の時代は過剰に守りに入ってしまう人が取り返しのつかないミスをしてしまう時代です。
オフェンスもディフェンスも過剰に偏ってしまうとバランスを失って負け戦になってしまうということ。
本来はそのバランサーとなるのが上司の仕事なのですが、攻撃の指示をしてくれないのなら仕方ありませんね。
どうしてもと言うのなら独断でオーバーラップして攻撃参加するしかありません。
それが良い結果に繋がればしめたもの、奴等はやる気や意気込みではなく、無理矢理にでも結果を見せないと人を信用しない臆病者ですから。
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情報元リンク: ウートピ
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