恋愛経験をある程度積み重ねてきて、酸いも甘いも知っているオトナだからこそ、パートナーにあえて「言わない」ことをあえて拾って、恋愛コラムニストの桐谷ヨウさんにアドバイスをいただく連載「◯◯って言わない女子」。
ヨウさーん! 今回はこんなつぶやきを発見しましたよーー!!
【今回のつぶやき】
「ちょっと話せる?」
仕事で行き詰まったときやまっすぐ家に帰りたくない時、落ち込んでしまったときに、自分に好意を寄せてるであろう男子や元彼に連絡をとってしまいたくなります。
この前もすべてにやる気がなくなってしまったときにラインの友達欄をざーっと見て連絡をしそうになってしまいました。そういうときって不思議と友達よりも、過去にいろいろあった人に連絡したくなっちゃうんですよね。
はっと我に返って元彼に連絡するより占いに行こうと思いことなきを得たのですが、次に何かあったときはつい連絡しちゃいそうです。やっぱり連絡しない方がいいですよね?
連絡したくなるのは“好意のつまみ食い”?
こんばんは。ヨウさんです。けっこう悪い人だなー(笑)
連絡して良いと思いますよ。これって男でよくある「仕事のうさ晴らしに気軽に遊びたい」とか「いまでもワンチャンありえんじゃね?」とは毛色がちがう話だと思うんですね。
いわゆる“好意のつまみ食い”みたいなものだなーと。
自分のことを気に入っている人は優しくしてくれるだろうし、元彼なら性格や扱い方だってよく知ってる。自分勝手ですが、そこに甘えようってことですよね。
そりゃ良いか? 悪いか? で言えば、「つけこむのはやめときなさいよ」の一言なんですが(笑)、そういう自制が効きにくい状況での衝動なわけで。いや、結局占いでガマンしたのはエライです。
相手を信頼して甘えちゃっていいんじゃない?
俺が思うに対人関係って興味と好意のシーソーゲームじゃないですか。
お互いにそれを持っていれば素敵なラリーになるし、一方的に与えるしかできないサイドだっている。本気にならなくても手慣れた感じでラリーができる関係もある。
なんでもアリだと思うんですよ。
そして、どんなボールをぶつけられても、基本的に選択権はお互いにある。厳密に言えば“惚れた弱み”というのがあって、好意のタダ乗りに甘んじなくてはいけないケースもある。
だけど、関係を切ることはどちらサイドも可能なことです。
なので、それを信頼して甘えていい気がします。そういう意味でいうと、現在進行形であなたに好意を持っている人よりも、元彼とか元セフレとかの方がフラットな関係に近いでしょうから、罪状は軽い気がしますけど。
知り合い、友達、親友。
ふわっといい感じの異性、セフレ、セカンド、本命の恋人。
これらって完全に切り分けられるものではなく、グラデーション……でもないですね。もっとぐちゃっと混ざり合っているような気がするのです。
どの要素や関係性があれば親友なのかセカンドなのか本命なのか、そんなのものすごく曖昧なことで、何が二人を接着させている最大の要素なのか言い切ることは、けっこう難しいことじゃないかな。
というわけで、連絡を取ればいいと思います。そのときの態度をまるっと包み込んでくれたらオッケーですし、ウンザリされたら次はないだけですし、順番にまわしていってもいいかもしれません。
それにより本命に対して愚痴ったり、疲れた顔を見せないで済むのならばめっちゃ良いことじゃないっすか(笑)
んー、それはそうと20代の頃はこういう感じのメールをよく受け取っていた気がしますが、そういうときにかぎって俺は早く寝ていたりしましたね。振り返って、ガチで使い勝手の悪い男だったなーと思います。女目線で。
応援しています!!
(イラスト:つぼゆり)
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情報元リンク: ウートピ
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