子どもの頃はお世話になっていた文房具。大人になるにつれて遠ざかり「メモや予定はデータ管理が中心」という人も多いのでは? しかし、文房具も日々進化を遂げていて、使い方一つで毎日の仕事の強い味方になってくれます。
文具プランナーでウェブマガジン「毎日、文房具。」副編集長の福島槙子(ふくしま・まきこ)さんに「気分も上がって仕事もはかどる」文房具を紹介していただきます。
第38回目のテーマは、海外で大人気となっている手帳活用術「バレットジャーナル®︎」です。2019年は、一冊のノートを好きなようにカスタマイズして、自分の生活スタイルに合った手帳を作ってみませんか。
Contents
バレットジャーナルといえば「LEUCHTTURM1917」
はじめにご紹介するのは、ドイツの伝統ある文具メーカー「LEUCHTTURM1917(ロイヒトトゥルム)」のノート。バレットジャーナル®︎を考案したアメリカのデザイナー、ライダー・キャロル氏が公認しているバレットジャーナル®︎定番のノートです。
ページナンバーが書かれているので、目次ページをすぐに作ることができ、しおりも2本付いているのでひとつはマンスリーページ、ひとつはウィークリーページに使ったりとバレットジャーナル®︎用のノートとして活躍しそう。
ページレイアウトは「罫線」「方眼」「無地」「ドット」の4種類。カラフルな17色の展開なので、どの色にしようか迷ってしまいそうですね。こちらのシリーズとは別に、バレットジャーナル®︎専用に作られた「バレットジャーナル ミディアム」もあるので、これからバレットジャーナル®︎を始める人は比べてみてはいかがでしょうか?
商品名:ノート(LEUCHTTURM1917)
カバー色: 17色
価格:ミディアム(A5)が3132円(税込み)、ポケット(A6)が2160円(同)
商品名:バレットジャーナル ミディアム(LEUCHTTURM1917)
カバー色: 3色
価格:3780円(同)
フランスらしいキュートなデザイン!
働き女子に人気のフランスの文具メーカー「クオバディス」からもバレットジャーナル®︎向けの新シリーズ「ライフジャーナル」が登場。フランスらしいオシャレなカラーです。
フォーマットは、「ドット」と「インフィニット」の2種類。「インフィニット」には、目次ページやドット方眼のほかに、マンスリーフレームやウィークリーフレーム、フューチャーログなどのページが用意されているので、バレットジャーナル初心者にはこちらがおすすめです。
商品名:ライフジャーナル ドット A5(クオバディス)
カバー色:ブルーベリー、プルーン、ミント、ピーチ
価格:2,500円(税抜き)
商品名:ライフジャーナル インフィニット A5(クオバディス)
種類:ローズ、ラベンダー
価格:2,700円(同)
ラインマーカーを重ねてもにじまない!
ノートとボールペン1本で始められるのがバレットジャーナル®︎のいいところ。しかし、筆記後にラインマーカーを引くと文字がにじんでしまったり、ラインマーカーのペン先が汚れてしまうのはちょっと残念。そこでおすすめしたいのが、ゼブラのジェルインクボールペン「サラサマークオン」です。
最大の特徴は、ラインマーカーで上からインクを重ねても、文字がにじまないこと。耐水性と紙への固着性を高めた特殊インクが採用されているので、文字を書いたあと約5秒でラインマーカーを使うことができます。見た目にもきれいなノートを作れるので、バレットジャーナル®︎と相性抜群です!
商品名:サラサマークオン(ゼブラ)
インク色:黒、青、赤
価格:150円(税抜き)
蛍光ペンなのにチカチカしない!
ボールペンと一緒に使いたいのがラインマーカー。とはいえ蛍光色は目がチカチカして苦手……という人におすすめなのが目に優しい「マイルドライナー」。1本で太4ミリ・細1.0~1.4ミリの両用なので、マーキングだけでなく、イラストなどの細かい作業にも活用することができます。
色は10月に新色10色が加わって全25色に。SNSで人気なのがマイルドグレー。私も愛用しているのですが、バレットジャーナル®︎をオシャレに仕上げられるのでおすすめです。
商品名:マイルドライナー(ゼブラ)
インク色:全25色
価格:100円(税抜き)
毎日変わる日めくり付せんで賑やかに!
バレットジャーナル®︎のノートに貼って、スケジュール帳や日記の日付として活用したいアイテムが、日めくり付せんカレンダー「himekuri」。卓上型の日めくりカレンダーなのですが、365日すべてに付せん加工が施されています。
2019年バージョンはサイズが一回り小さくなり、ノートに貼るのにちょうどいい大きさに。用紙の大部分にのりが付いているので、ペラペラとはがれることもありません。デザインは、ホワイトとグレーを基調としたシンプルなデザインのほか、全4種類を展開しています。
商品名:himekuri(be-on)
種類:himekuri、文房具、ねこ、colorkuni
価格:1,800円(税抜き)
こすると絵が浮かび上がる!
手作業が好きな人におすすめなのがデルフォニックスの「フロッタージュシート」。フロッタージュとは、こすり出しという絵画技法のこと。凹凸があるシートの上に紙を重ねて鉛筆などでこすると、イラストや文字が浮かび上がるどこか懐かしいアイテムです。
数字やマンスリーのシートをスケジュールに使ったり、マークや人物などのシートを各ページのタイトルに使ったり、アイデア次第でデザインの幅が広がります。子どもの頃に戻った気分で、自分のノートを楽しくデコレーションしてみては?
商品名:フロッタージュシート(デルフォニックス)
種類:数字、マンスリー、マーク、パーティ、人物、花・トリ、ネコ
価格:380円(税抜き)
こすると消える大人のフリクション色鉛筆!
最後にご紹介するのは、パイロットの「フリクション」シリーズの大人向け色鉛筆「フリクションカラードペンシル」。鉛筆後部の消去用ラバーでこすると、間違えた部分をきれいに消すことができるほか、消したときにゴミが出ません。
全24色の色鉛筆ですが、一本から購入することが可能。さきほどご紹介した「フロッタージュシート」と一緒に使いたいアイテムです。
商品名:フリクションカラードペンシル(パイロット)
芯色:全24色
価格:150円(税抜き)
まきの一言メモ
バレットジャーナルは去年の後半からじわじわと話題になり始め、今年になってSNSを中心に一気に広がったノート術です。文具好きの間だけではなく、ノート術やビジネスハックに関心がある層の人たちも注目しています。まずは、お気に入りのノートを一冊用意して、気軽に始めてみてはいかがでしょうか?
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情報元リンク: ウートピ
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