子どもが継がない家、高齢の親が住みづらい家、遠距離で介護しにくい家——。実家の未来を考えたとき、マイナス面が大きく感じられたら、“実家じまい(=実家を処分すること)”を考えるタイミングかもしれません。
ライター・編集者の大井あゆみさんは、3年前大分県大分市にあった実家を売り、両親を東京に呼び寄せることに。九州を出て暮らしたことのない両親を実家から引き離すこと、自分が生まれ育った実家がなくなることなどを真剣に悩み、考えた日々をつづった『両親が元気なうちに”実家じまい”はじめました。』(光文社)が昨年12月に発売されました。
大井さんは、“実家じまい”をしたことで、実家の片付けや遠距離介護、お墓の始末などの不安が解消され「やってよかった」と感じているそうです。
今回は特別に「お墓と仏壇」にまつわるエピソードを公開します。
お墓と仏壇
「墓じまいQ&A」も収録
本書では、葬儀ビジネス研究所の吉川美津子さんに話を伺った「墓じまいQ&A」や、大井さんのご両親が決断した理由、断捨離を進めて気づいたこと、生活費のこと、実家の売却、新居探しのことなど、気になるポイントが丁寧に紹介されています。この機会に、親と実家のことを話してみるのはいかがでしょうか。
『両親が元気なうちに“実家じまい”はじめました。』(光文社)は1500円(税別)にて発売中。
- 「ぼけますから、よろしくお願いします」と言える社会に。離れて暮らす私が老老介護の両親に思うこと
- 『親の介護をしないとダメですか?』元気なうちに聞いておきたいこと
- ずっと見て見ぬフリをしてきた…「子育てとばして介護」することになった私が思うこと
- ケーキと花束にほだされないで…その介護離職ちょっと待った【わたし、定時で帰ります。】
- 20代で介護をして、30代で出産。ふたつの経験から気づいた大切なこと
- 結婚は? 親の介護は? アラフォー女性がシェアハウスに住むということ
情報元リンク: ウートピ
親の上京で実家を処分。みんなが気になった「仏壇とお墓のしまい方」