長期の休みは海外でリフレッシュという人も多いはず。けれども、そもそも海外旅行に慣れていないとか、初めて訪れる国では調子がつかめずに帰国後にぐったりしてしまうこともあるでしょう。そこで、旅慣れた働き女子に、普段工夫している体調管理について教えてもらいました。
お話を聞いたのは、世界最大級の総合旅行サイト『エクスペディア』のマーケティング兼広報マネージャー、村井晶奈さん。これまで約40カ国を旅し、世界5大陸を制覇したという村井さん。「旅行はリフレッシュする時間であるとともに、自分の視野を広める大切な機会です。できるだけ未体験の地を開拓するようにしています」と言います。
旅行の予定が日々のモチベーションにつながる
——働きながら年に数回の海外旅行、体調管理が大変なのでは?
村井さん(以下、村井):旅行に行くと元気になるので、体調を崩してぐったりしたという経験がないんですよね。あと何ヶ月頑張ったら、あの国に行ける……!と思うと、仕事のモチベーションにもつながりますし、行く前も行った後も、心身のリフレッシュに旅行が役立っています。
——たくましい。
村井:海外に出ると、日本とはまた違った価値観、環境の中に日常があることを痛感します。ニュースやネットからではなく、生で感じることで自分の知らなかった世界の実情を知ることができますし、多様な価値観を受け入れられるようになります。そうやって自分の価値観を広げていきたいと思っているんです。
——帰国後に疲れが出てしまい、仕事に支障をきたしたことはありませんか?
村井:あまり仕事に影響が出たことはありませんね。時差ボケには注意しています。例えば、早めに出社して早めに仕事を終わらせるなど、その時の様子に合わせて仕事時間を柔軟に変えるようにしています。
機内ではできるだけ長く眠る
——旅行中に仕事をすることもありますか?
村井:できるだけ旅行中は仕事をしたくないので、出発の数週間前から計画的に抱えているすべての仕事が終わるよう工夫します。それから、社内外の関係者に休むことを事前に伝えて、みんなで調整できる環境を作るようにしていますね。旅行前は忙しくなりますが、旅行のためというモチベーションがあるのでこなせます。
——長距離の移動で疲れたりしませんか?
村井:そうですね……。旅行好きな私ですが、飛行機の長期移動はなかなか慣れないです。飛行機の中ではできるだけ眠るようにしていますね。窓側に寄りかかって、市販の睡眠改善薬の力を借りて、出来るだけ寝つきをよくする工夫をします。またオフラインでも見られる動画をたくさんインストールして準備し、飛行機の中で退屈しないようにしています。
旅行中はグーグルマップをフル活用
——私は以前、台北で目的地まで歩き回って、夜はヘトヘトになってしまったのですが、旅先での移動で工夫をしていることはありますか?
村井:私はグーグルマップを活用しています。グーグルマップには現地の交通移動手段が反映されるので便利ですよ。私はできる限り公共交通を利用するようにしていますが、乗り換えなどが難しそうな路線はタクシーを使うなどし、移動にストレスをかけないようにしています。
——宿泊場所についてはどうでしょうか?
村井:同じホテルに数日泊まるときには、できるだけ窓のある広い部屋を取るようにしています。解放感のある部屋にいることで、気分がリラックスできるので。またレビューはしっかりと読み、自分にとってしっくりくるホテル選びを大事にしています。
——他に気をつけていることはありますか?
村井:衛生面が気になる国では、お水はペットボトルから飲む、生野菜は食べないなど心がけています。ただその中でも現地の食べ物はできるだけ積極的に食べたいと思っています。
また、風邪薬、頭痛薬など常備薬は日本からいつも使っているものを持っていくようにしています。海外に長期滞在する場合には、梅味のものや茎わかめなど、少し酸っぱいものを持っていくのが私の定番。少し疲れが取れるような感覚があるんですよね。
——3連休が続く9月のシルバーウィーク。海外旅行を考えている人は、村井さんの体調管理術も参考に!
(ウートピ編集部)
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情報元リンク: ウートピ
海外旅行の体調管理どうしてる? 旅なれた働き女子に聞いてみた