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夏バテで食欲がない・だるい…ケアツボ4つ【鍼灸師が教える】

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今年も各地で猛暑の日々が続き、夏バテで食欲がなく、ソーメン1食だけや、スイーツやアイスしか食べられない、だからなのか力が入らずにだるい……という声を耳にします。そこで、鍼灸師で太子橋鍼灸整骨院(大阪府守口市)の丸尾啓輔院長に、食欲不振を改善するツボを教えてもらいました。

夏バテで食欲不振→夏バテが重くなる悪循環

丸尾さんはまず、食欲不振の弊害についてこう説明します。

「夏バテによって食欲不振が強くなると、胃腸の調子が悪い、けんたい感、疲労感、めまいなどで不調が悪化するという悪循環に陥ることがあります。憂うつな気分になることも多いでしょう。夏バテの改善や予防には、また熱中症の予防にとっても、栄養のバランスが良い食事を3食とることが重要です。

そこで、食欲不振や胃の不調と、だるさやメンタルの調子も改善するツボを紹介しましょう」

夏バテの憂うつ感をケアし、食欲不振、胃の調子を整えるツボ

(1)ツボ・内関(ないかん)を刺激する

「内関」は手の関節の内側にあり、「内」は内側や内臓、「関」は東洋医学の考え方でヒトの体のエネルギーとなる『気』や、血液と血液の流れや状態を表す「血(けつ)」が出入りする関所を表します。

内臓の血流を促して働きを調節し、胃痛や吐き気、乗り物酔いの改善など胃の不調の緩和に働きかけます。また、不安感や憂うつ感、イライラなどメンタルの不調の改善に作用する特効ツボとしても知られています。夏バテでウツウツするときに有用でしょう。

<ツボ「内関」の位置>

内関2

手をぐっと握ったとき、手首の下に2本の腱(けん)が浮かび上がります。その間にあり、手首の横じわから、ひとさし指・なか指・くすり指の3本を揃えて肘(ひじ)のほうに向かったところ。左右にあります。

<刺激法>
刺激するツボとは反対の手のおや指でひと押し5~10秒、深呼吸をしながら3~5回くり返します。もみほぐすように刺激するのもよいでしょう。場所がわかりにくい場合は、イタ気持ちいいあたりを中心に、手の指でさするとよいでしょう。

(2)ツボ・胃兪(いゆ)を刺激する

「胃兪」の「兪」は兪穴(ゆけつ)のことで、兪穴とは背骨の両脇に並ぶツボを示し、不調の原因となる邪気から健康を守るツボという意味合いです。「胃兪」は胃を守る兪穴のことで、胃に関わる不調を改善する特攻ツボとして知られています。

食欲不振、胃の冷え、吐き気やおう吐、腹痛などの緩和に働きかけます。また、胃腸の不調が原因でできる口内炎の改善や、不安感や憂うつ感、イライラなどメンタルの不調の緩和にも作用します。

<ツボ「胃兪」の位置>

胃兪幅400

両手を下に降ろしたときに左右の肘を結んだラインの背骨の高さから、おや指の幅2本分ほど外側に離れたところ。左右にあります。

<刺激法>

両方の手のおや指や、こぶしのひそさし指やなか指でひと押し5~10秒を3~5回、くり返します。左右同時に行いましょう。また、立ち上がってこのツボにこぶしのなか指あたりをあて、息を吸いながら、そっと5秒ほど背中を反らす、次に息を吐きながらそっともとの姿勢に戻すことを3~5回繰り返しましょう。

(3)ツボ・足三里(あしさんり)を刺激する

「足三里」とは、「膝(ひざ)のおさらの下にあるくぼみから三寸下がった位置」を表します。足三里は胃の経絡(けいらく。東洋医学での考え方で、「気」や「血(けつ)」が全身をめぐるルート)にあり、胃腸の働きを整える特効ツボとして知られています。

胃のもたれ、胃痛、食欲不振や吐き気の緩和、また、全身のだるさや疲れやすさ、足の疲れの改善に期待ができます。

<ツボ「足三里」の位置>

190107_ウートヒ_足冷えツボ_丸尾氏02

膝のおさらの外側のすぐ下にあるくぼみから、おや指以外の4本の指を揃えた幅の分だけ下がったところ。左右にあります。

<刺激法>
押しやすい手の指で、ひと押し5~10秒ほどの刺激を3~5回くり返します。もみ込むように押したり、指先や手のひらでさすったりしてもよいでしょう。左右とも行いましょう。

(4)ツボ・湧泉(ゆうせん)を刺激する

「湧泉」は足の裏にあり、「気」や「血(けつ)」が泉のように湧き出て、全身にエネルギーを送り出すパワーアップのための特効ツボとして知られています。全身の血流を促し、各所のこりの改善に働きます。

食欲不振、だるさや疲れやすさ、めまいや立ちくらみ、憂うつ感やイライラの緩和に作用します。

<ツボ「湧泉」の位置>

湧泉2

足の裏で、足の指に力を入れてグーにしたときにできるくぼみの部分。左右にあります。

<刺激法>
両方の手のおや指でひと押し5~10秒ほどの刺激を3~5回くり返します。左右とも行いましょう。デスクワーク中には、ゴルフボールやテニスボールをデスクの下において足で転がしながら刺激するとよいでしょう。

さらに丸尾さんは、これらのツボケアを行うタイミングについて、こうアドバイスを加えます。

「いつでも思い立ったときでOKです。ただし、胃の働きは自律神経のひとつの副交感神経が優位になると活発になります。そのため、バスタイムや寝る前のリラックス時などに軽めに指圧する、さする、なでるなどするとよいでしょう。また、食事をする1時間~30分前に行うのも有用です」

聞き手によるまとめ

実際に試してみたところ、3日ほどで食欲が戻ってきたように感じます。ツボを意識して自分でボディケアをしているという意識も、改善に有用に働くのではないでしょうか。食欲が出てくるにつれて活動意欲がアップし、夏バテから脱却できそうです。残暑が厳しい中、自分でできる夏バテ対策のひとつとして試してみてはいかがでしょうか。

(構成・取材・文 藤原 椋/ユンブル)

情報元リンク: ウートピ
夏バテで食欲がない・だるい…ケアツボ4つ【鍼灸師が教える】

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