暑い夏は、紫外線による日焼けやクーラーによる乾燥など、肌トラブルが多くなる季節。さらに今年は、コロナ禍によるマスク生活が続いており、肌へのストレスが高まっています。
お肌が老けやすくなる過酷な夏。ケア次第では、秋冬のお肌に影響が出てしまうことも……。
そこで、エイジング美容研究家で美容ライターの遠藤幸子(えんどう・さちこ)さんに、「“コロナ夏”にすべきスキンケア」をテーマに伺いました。
Contents
1、日焼け止めは“スタンプ塗り”がおすすめ
日焼け止めは、規定量をパーツごとにきちんとつけることが鉄則。日焼け止めを薄くのばして塗布する方が多いと思いますが、スタンプのようにペタペタと押さえるように塗る“スタンプ塗り”が効果的です。日焼けしやすい顔の高い部分や、マスク紐のすき間などは、重ね塗りをしましょう。
また、汗をかきやすい夏は、汗や皮脂をおさえたタイミングで、日焼け止めを塗り直すことも大切です。ファンデーションのヨレやムラが気になる方は、パウダータイプやスプレータイプの日焼け止めで塗り重ねてもOK。シーンに合わせて使い分けてみてください。
2、油断大敵! 頭皮や髪の日焼けにも注意
お肌だけでなく、紫外線にさらされやすい頭皮や髪のケアも必要です。特に、髪が日焼けをすると、パサつく原因になります。帽子や日傘を使っていても、完全遮光タイプでなければ、油断はできません。スプレータイプの日焼け止めを使って、頭皮や髪も紫外線から守りましょう。
3、朝洗顔で余計な皮脂を落として肌をリセット
夏は、紫外線の影響や暑さによる疲労、寝不足などで、お肌のターンオーバーが乱れがち。古い角質がたまってしまうことに加え、過剰に分泌された皮脂が酸化して、さまざまな肌トラブルにつながる恐れがあります。
寝ている間に分泌された皮脂は、水やぬるま湯で落とすことはできません。朝は水洗顔派の方も、夏の時期は、洗顔料や固形石けんを使って汚れをしっかり落とすことから一日を始めましょう。
4、乾燥によるインナードライ対策も忘れずに
ジメジメした夏は、軽めのジェルで保湿を済ませてしまったり、乳液やクリームを使わない方もいるのではないでしょうか。しかし、水分と油分のバランスが取れたケアをしなければ、お肌の乾燥がどんどん進み、ハリや弾力の低下につながります。
また、内側からの水分補給も大切。例えば、利尿作用があるビールなどのアルコール飲料やコーヒーなどのカフェイン飲料を摂取しても、逆に水分が出て行ってしまうので、十分な水分補給にはなりません。体に水分を吸収しやすい飲料を選んで、内側からしっかりと潤いましょう。
5、マスクの中の一工夫で、肌荒れを防止
夏の時期は、過剰に分泌される皮脂とマスク蒸れで、「肌荒れを繰り返す」「ニキビが治りにくい」といったお悩みが多くなります。マスクの摩擦は、皮膚の一番外側にダメージが引き起こすので、バリア機能を高めるセラミド系の化粧品でケアをしましょう。
また、通気性のいいマスクや肌あたりのいい天然素材のマスクを使うことはもちろん、マスクの内側にシルクやガーゼのシートを一枚重ねる方法もおすすめです。替えのシートを何枚か持ち歩けば、汚れや蒸れが気になった時に、すぐ取り替えられるので便利です。
6、アウトドアの前は、お肌にうるおいをチャージ
潤っているお肌の方が、紫外線の影響を受けにくくなります。そのため、アウトドアなどのレジャーを楽しむ機会がある方は、前日に、シートマスクやパックを使って、十分な保湿をしておでかけしましょう。頭皮用の美容液で、頭皮を保湿することもお忘れなく。
7、うっかり日焼けした時はどうしたらいい?
日焼け直後は、ヤケドと同じ状態なので、火照りを鎮めることが大切です。まずは、火照った部分に、水で冷やしたタオルや保冷剤を包んだガーゼなどを数分間当てて冷やします。その後は、保湿や美白のシートマスクを使って、集中ケアをしましょう。冷蔵庫で冷やしたシートマスクを使えば、さらにクールダウンすることができます。
8、インナーケアはビタミンC、コラーゲン、プラセンタで
日焼けした後のインナーケアには、ビタミンCの摂取を心がけて。特に、リポソーム化されたビタミンCは、対外に排出されやすいビタミンCを効率よく体内に吸収することができます。お肌のハリの低下が気になる方は、コラーゲンやプラセンタを取り入れてみても。
9、お肌がくすむ前に、代謝を促進する集中ケア
お肌がくすみやすくなる夏の終わりには、集中ケアとして、角質ケアを取り入れてみてください。クレイパックや酵素洗顔を使って、古い角質や毛穴の黒ずみを除去した後に、保湿をしっかり行うことで、お肌の代謝を促進させます。さらに、美白のシートマスクを、集中して一週間ほど続けて、シミを防ぎながらお肌の明るさを取り戻しましょう。
10、暑い夏でも、体を温めることを意識して
暑い日は、冷たい食べ物や飲み物を摂取しがちですが、内臓が冷えることで血行不良に。その結果、体のすみずみまで水分や栄養が行き渡らず、お肌の乾燥やくすみを引き起こしてしまいます。
冷たい食べ物や飲み物、またはクーラーなどで体が冷えたと感じた時は、首、手首、足首の“3つの首”を温めましょう。さらに、「シャワーではなく湯舟に浸かる」「朝起きた時に白湯を飲む」「温かい味噌汁を食べる」など、生活のなかで、体を温めることを意識してみてください。
夏にしっかりケアをしておかないと、秋以降のお肌は乾燥に見舞われ、くすみやしぼみといった肌トラブルの原因に……。一年中、きれいなお肌でいるためには、早めの対処がおすすめです。きちんとケアをして、夏のダメージをリセットし、ストレスに負けないお肌を目指しましょう。
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情報元リンク: ウートピ
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