【今週のボヤき】
気が付いたら、学生時代の知り合いや前前前職で知り合ったほぼ友達とかと仕事をすることが多いです。学生時代はインカレサークルに所属していたのですが、同期だけで50人、OB・OG、後輩を合わせると何百人という組織だったので、「こういう人いないかな?」と誰かに相談すると「それならあいつがいいんじゃない?」「私の知り合いにこんな人がいるんだけど」と紹介してくれることもあって、お互い助け合っています。
その話を会社の同僚に話したら「友達とよく仕事できるね」と驚かれました。仕事ではいくら古い知り合いと言っても完全に仕事モードですし、今のところうまくいっています。むしろ、学生時代の彼らを知っているので仕事への向き合い方もだいたい分かるし、実際優秀な人が多く助かっています。まあ、ずっと仲良かった友達というか「そういえばそんな人もいたかな?」くらいの知り合いと仕事することが多いので、その距離感がいいのかもしれませんが……。
でも、確かに「友達と仕事はするな」という話も聞きます。それってどういう意味なのでしょうか? 友達と仕事をする上で注意しておいたほうがいいことがあれば教えてください。
友達の“無責任な慰め”に救われる
友達の何がいいって、 “仕事のにおい”がしないのがいいんですよね。
友達は自分の仕事中の顔はよく知らないし、自分も友達の仕事中の顔はよく知らない。
お互いにどんな仕事をしているのかは知っているけど、その職場での立場だとか、扱いだとか、葛藤だとか、そんな細かいことまでは知らないんです。
仕事でとんでもないミスをして周りから総スカン喰らって上司からこっぴどく怒られた日なんかはもう誰にも会いたくないのになぜか友達には会いたくなったり、
そして自分のミスが100パーセント悪いのに職場の違う誰かのせいにして友達に愚痴を聞いてもらい絡み酒でストレスを発散させてもらったり、
そういうのって、同じ職場の人にはできないんですよね、友達だからできるんです。
自分もたまに友達から仕事の愚痴を聞かされますが、よく知らないから全面的に友達を肯定してあげられるんですよ。
同じ職場の人が聞いたら「いや、それは違うだろ」と思うこともあるかもしれません。
でも友達だから、仕事のことなんかよく知らないから、「よしよし、お前は悪くないぞ」と無条件に肯定してあげることができるわけです。
それはもしかしたら単なる無責任な慰めなのかもしれませんが、その無責任な慰めに何度も救われてきたのも事実で、だから友達って最高なんですよ。
もしかしたらお互いの仕事のことなんかよく知らないから、お互いに友達でいられるのかもしれません。
友達と働くと自分の人間性が試される
友達なら許せても、同じ仕事の仲間として許せないことってあるじゃないですか。
どうしようもなくだらしないところとか、友達ならネタになるのに、仕事仲間ではシャレにもならないし、ワガママなところとか、友達なら笑えるのに、仕事仲間になったらムカつくところなっちゃうんですよね。
そして自分の紹介で入れてあげたのにダラダラと仕事をしようものなら、ちょっと責任を感じてキツく当たっちゃうじゃないですか。
かといってバリバリ仕事をして自分を追い越して行こうものなら、ちょっとメラメラっとジェラシーを感じちゃうじゃないですか。
友達と同じ職場で働くと「対等」という関係性を保つことが難しくなってしまうんです。
だから友達と同じ職場で働いていると、一度は仲が悪くなってしまうんですよね。
そこを通り過ぎるとまた仲が良くなったりするのですが、それはもう「友達」というよりも「仕事仲間」になっているのかもしれません。
よほど人間的にできている人でない限り、友達と同じ職場で働くことは基本的にお勧めできませんが、人間的な部分で成長をしたいのなら、友達と同じ職場で働くのもいいんじゃないでしょうか。
それだけ自分の人間性が試されるということです。
私みたいなダメなほうの人種は、友達と仕事をするくらいなら、赤の他人と仕事をしたほうがやりやすいですけどね。
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