女性のための転職サイト『女の転職type』が、女性のリアルな仕事観を調査するコンテンツ【データで知る「女性と仕事」】の第24回の調査結果をリリースしました。
今回のテーマは「5月病*になったことある?」です。調査結果の一部を抜粋してご紹介します。
※本調査では、環境が変わったときに起きる、気分が落ち込む症状を「5月病」と定義した。
約半数が「5月病かも」と思ったことがある
『女の転職type』の会員868名にアンケートをとった結果、「感じたことがある」人は31.2%、「やや感じたことがある」人は25.1%と合計で56.3%でした。「感じたことはない」と回答した人は13.0%に留まっており、多くの人が仕事をしていて「5月病かも」と感じたことがあることがわかりました。
原因の第1位は「仕事内容の変化」
どのようなことが原因で「5月病かも」と感じたかを聞いたところ、最も多いのは、「仕事内容の変化」が41.9%。次いで「入社(新入社員)」の33.9%、「ライフステージの変化」が28.4%となりました。
《仕事内容の変化》
・今までより難しい仕事を任され、ひと段落したのがちょうど4月頃だった。連休もありそのまま無気力になってしまった(20代/サービス・販売系/正社員/東京)
《入社(新入社員)》
・新入社員最初のゴールデンウィークが終わったあたりに、会社が残業続きで業務もミスマッチだと感じていたこともあり、会社を辞めたいと強く思った(30代/事務・経理・人事系/契約社員/広島)
《ライフステージの変化》
・子供たちの進学や自分自身の転職など、新しいことが始まったときに仕事に行きたくないと思うことがある(40代/事務・経理・人事系/正社員/神奈川)
《転職》
・転職先が異業種で、ついていくのに必死でした。慣れない環境で、5月病を感じた事があります(20代/営業系/正社員/神奈川)
《異動》
・異動先で以前とのギャップが大きく、「自分ってこんなに仕事できなかったかな…」と落ち込みました(30代/事務・経理・人事系/正社員/茨城)
《上司・同僚の異動・退職》
・頼りにしていた同僚や上司が転職した少し後、心のよりどころがなく、不安、喪失感を覚えました(40代/サービス・販売系/正社員/埼玉)
《昇進》
・望まない昇進で、立場だけが変わり、自分の実力は伴っていないと感じた(30代/その他/正社員/静岡)
《その他》
・4月に定期昇給があるが、思うように給与額が上がらず、評価されない事にモチベーションが下がりなかなか立ち直れない(50代/事務・経理・人事系/正社員/神奈川)
どんな症状を感じた?
前出の問いで「5月病かも」と「感じたことがある」「やや感じたことがある」と答えた人に、どのような症状があったかを聞いてみました。
1位は「疲れやすい」「気分が落ち込む」が同率で72.2%。3位は「やる気がおきない」が71.8%、4位は「不安になる」で51.5%という結果でした。
1~3位は僅差となっており、「疲れやすい」「気分が落ち込む」「やる気がおきない」という症状になる人が特に多いことがわかりました。
落ち込んだときの気分転換どうしてる?
気分が落ち込んだとき、どのように解決したかを聞いたところ、1位は「仕事以外の気分転換をする」で57.4%、2位は「家族・友人に相談」が48.4%、3位が「睡眠をとる」44.4%となりました。
「上司・同僚に相談」や「転職」「業務時間を減らす」「仕事内容を変える」などの直接的な対策をするよりも、仕事以外で解決する人が非常に多いことがわかりました。
また「その他」を選んだ人のコメントには「時が過ぎるのを待つ」「時間が解決してくれる」「あまりがんばらない」など、積極的に解決しようとするのではなく、落ち込んだ気分が過ぎ去るのを待つような意見も見られました。
■調査概要
調査内容:第24回「5月病になったことある?」|データで知る「女性と仕事」
調査期間:2021年4月1日~4月14日
有効回答数:868名
調査対象:『女の転職type』会員
調査方法: Web上でのアンケート
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情報元リンク: ウートピ
働く女性の約半数が「5月病かも」と思った経験がある。『女の転職type』が調査