【今週のボヤき】
取引がある会社の人で「取りあえず打ち合わせ」をセッティングしようとする人がいます。最初は先方の言うままに1時間ほど時間をとって、足しげく打ち合わせに行っていたのですが、結局何のために会ったのか分からなかったり、「それメールか電話でもいいよね?」ということもいちいち会おうとしてくるのでさすがにイラっとしてきました。
「わざわざ打ち合わせしてくるくらいだからきっとすごい内容の提案がくるんだろうな……」と思っていたら、ほかの女……いや、会社にも提案してるんだろうなという平凡な内容で「私の時間を返してくれ」と思いました。確かに直接会って話すことでいいアイデアが生まれる有益な打ち合わせもありますが、しょっちゅう会いたがる人に限って、肝心のアイデア出しはこちら任せな気もします。
いい顔してホイホイ受けていた私も悪いと思うのですが、そろそろ限界です。「メールにしてください」とはっきり断ってもよいでしょうか? 業界の慣習もあるのかもしれないですが、「打ち合わせ」をガンガン打ってくる人の心理を知りたいです。
メールと打ち合わせ、それぞれのメリット
メールは送りたいときに送り、読みたいときに読むことができます。
お互いが仕事の隙間時間等を有効活用することができ、相手に時間的な拘束を与えないことがメリットであり、またデジタルデータのためコピペでExcelやWord等への二次利用も容易にできますし、ちゃんとデータとして残るものですから、よくありがちな「言った、言わない」の不毛な水掛け論も防止することができますね。
一方、対面式の打ち合わせのメリットは非言語コミュニケーションができるということ。
表情や態度等の微妙なニュアンスをくみ取りやすく、その場の「空気」をつくるることができるということですね。
メールでは共有できないその場の空気は、ある意味言葉以上のメッセージがあったりするものですから、わざわざ言語化しなくても表情や態度で言いたいことが伝わるのがメリットなのかもしれません。
打ち合わせをしたがる理由は…
対面式の打ち合わせを好む人は主に目上の人やご年配の人に多く、なぜ対面式の打ち合わせを好むのかと言えば、非言語コミュニケーションで「圧力」を掛けることができるからなんですよね。
非言語コミュニケーションは議事録には乗らない無言の圧力なので掛け放題。
表情や態度で相手を従わせる空気をつくり、自分の思い通りに事を運ぶことができて、また相手を空気に従わせることによって承認欲求も満たされるので一石二鳥。
非言語コミュニケーションのメリットを悪用して主従関係にしてしまうゲスいやり口ですね。
だから上下関係にうるさい体育会系だったり、承認欲求に飢えた目上の人らが対面式の打ち合わせを好んだりするのですよ。
その人に悪意があるかどうかは分かりません。もしかしたらただ仲良くしたかっただけなのかもしれませんが、時間というのは限りある命そのものですからね。
ささげた命に見合うだけの価値がその打ち合わせにはないと感じるのなら、「申し訳ないのですがメールでお願いできますか?」とやんわり断ってもいいんじゃないでしょうか。
もちろんメールでね。
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情報元リンク: ウートピ
会わないとダメなの…?「とりあえず打ち合わせ」したがる人の心理【DJあおい】