涼しくお出掛けしやすいこの季節は、秋らしいダークトーンのファッションを楽しみたいもの。ただ、肌の露出が減るうえ、新型コロナウイルスの影響で外出時のマスク着用が欠かせない今は、チークやリップを使って血色感を演出する頬や口もともマスクで隠れてしまうため、やはり全体的にどうしても重たく、暗い印象になりがちです。
そこで、「資生堂」トップヘアメイクアップアーティストの神宮司芳子(じんぐうじ・よしこ)さんに、眉や目もとに赤みをプラスすることで“血色感”が演出できてヘルシーでフェミニンな印象に仕上がる、マスク着用時におすすめの「秋冬向けウォームメイク」のコツを教えていただきます。
Contents
マスク着用時のヘアメイクのポイントは?
本題の「ウォームメイク」の方法に入る前に、まずはマスク着用時のヘアメイクの基本を押さえておきましょう。神宮司さんは、ヘアメイクのポイントに「前髪」と「眉」を挙げています。
「眉を覆い隠してしまうと、表情が分かりにくく、暗く寂しげな印象になりがちです。眉が透けて見える前髪の厚さや、眉より短めの長さにするなど、立体感や起伏をつけて、軽やかで明るいイメージを心掛けると良いでしょう」
前髪がない場合~眉に赤みを足してフェミニンに!
それでは、早速メイクのポイントをご紹介していきます。
まずは、前髪がない場合のメイクから。ポイントは「眉」で、「眉がしっかり見える前髪の場合は、眉にほんのり赤みを足すことで暖かみのあるフェミニンな印象になります」と神宮司さん。
前髪がある場合~目もとに赤みを足して大人っぽく!
次は、前髪がある場合のメイクです。ここでのポイントは目もと。神宮司さんは「眉が隠れる前髪の方は、『目もと』にほんのりと赤みを足すとフェミニンで大人っぽい印象になります」と説明しています。今回は、2パターンの方法をご紹介します。
まずパターン1では、ピンクやバーガンディーなどのレッド系アイカラーで目もとに血色感を演出します。
HOW TO① レッド系アイカラーを上下のまぶたに塗布します。
HOW TO② 目の際にはブラウンのアイラインを入れます。
HOW TO③ まつ毛をしっかり上げてマスカラを塗布します(秋冬でもマスクによって意外と蒸れやすいのでウォータープルーフがおすすめです)。
続いてパターン2では、ボルドーなど深みのあるレッド系カラーのアイラインで、さりげなく血色感を演出します。
HOW TO① 明るめのピンクのアイカラーを上下のまぶたに塗布します。
HOW TO② 目の際と下まぶた中央にボルドーのアイラインを入れます。
HOW TO③ まつ毛をしっかり上げてマスカラを塗布します(同じくウォータープルーフがおすすめです)。
秋冬のおすすめは暖色カラーのワントーンメイク
最後に、神宮司さんの、秋冬のマスク着用時のおすすめルックをご紹介。おすすめは「暖色カラーのワントーンメイク」です。
HOW TO① レッド系アイカラーをアイホール全体に塗布します。目の際に沿って細めにブラウンアイカラーを塗布します。
HOW TO② レッド系のアイラインを目の際に入れます。
HOW TO③ まつ毛をしっかり上げてマスカラを塗布します。レッド系と相性の良いブラウンのマスカラがおすすめです。
HOW TO④ 口もとは、リップペンシルで唇全体にベースを作ってからリップを塗布することで色落ちしにくくなります。ティッシュでツヤや油分を抑えることでマスクへの二次付着を防ぎます。
【マスクにメイクがつきにくくするテクニック】 マスクの内側に化粧用コットンを重ねることで、メイクや汚れが直接マスクにつきにくくなります。コットンを半分に薄く裂き、裂いた面をマスクにつけてマスクの中央に並べて置きます。コットン部分が口もと・鼻をおおうようにマスクをつけます。
メイクをひと工夫してフェミニンな印象に!
ダークトーンのファッションを楽しむ機会が増える秋冬シーズン。外出時のマスク着用がすっかり当たり前となり肌の露出が減っている今は、どうしても全体的に暗い印象になることは避けられませんが、メイクをひと工夫することで、血色感のあるフェミニンな印象に仕上げることも可能です。秋冬ファッションをより楽しむためにも、ぜひ今回ご紹介した「ウォームメイク」を実践してみてください。
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情報元リンク: ウートピ
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