これまでに5000杯のラーメンを食べ、400店舗以上を取材してきた、ラーメン評論家の本谷亜紀です。
最近では外出自粛もあいまって、袋麺にもはまっています。ストックしておけるので、仕事が詰まっていてパパッと食べたいときにも重宝するんですよね。
今回は、スーパーで手軽に購入できるおすすめの袋麺5つと、そのアレンジをご紹介します。
マルちゃん正麺 醤油味
まずおすすめするのは、東洋水産の「マルちゃん正麺 醤油味」です。この袋麺に出会った時には、衝撃を受けました。お店で食べているラーメンと遜色のない味わいだったからです。
麺はゆるく縮れていてコシのある中太。香味野菜の風味が利いたスープとよく絡みます。スーパーだと、5袋セットで売っていることが多いので、一人暮らしの人はぜひアレンジを。
私がよくやるのは「まぜそば」アレンジです。スープがないので暑い日でも食べやすいのが特長。麺は普通に茹で、スープは少量お湯に溶かし、タレを作ります。そこにお酢やごま油やにんにくを入れてよくかき混ぜてみてください。簡単に、本格的なラーメン店の味に近づけることが出来ます。
サッポロ一番塩らーめん
こちらも大定番。サンヨー食品の「サッポロ一番塩らーめん」です。何度食べても「よくできた袋麺だな〜」と感心してしまう一品です。
すごいなと思うのが、野菜をたくさん入れても全てがスープに合うこと。水分の多い野菜を入れるとその分スープが薄くなるイメージがあるのですが、「サッポロ一番塩らーめん」なら、全てがおいしい「出汁」になる! なんとも包容力のあるスープです。
通常はお湯500mlでスープを作りますが、半分を豆乳にするのが通。クラムチャウダーのような優しい味わいになるんです。もちろん、牛乳でも可能です。最後にごま油やトリュフオイルなど香り高い油を垂らすと一気に高級感のあるおうちラーメンになります。
即席マルタイラーメン
九州地方の人にとってはおなじみのインスタントラーメン。そのまま食べてもすごく美味しいのですが、シンプルな商品ゆえにアレンジが無限大なんです。
そのまま食べるのが飽きちゃった場合に試してみてほしいのは、やっぱり「つけ麺風」。
スープをちょっと濃いめに作り、麺を別で茹でます。通常の茹で時間よりも30秒ほど長めに茹でたら水でしっかりとしめます。麺の方にごま油をまぶしておくと、さらに香りが良くなります。野菜をたっぷりと乗せれば、サラダ感覚で楽しむこともでき、夏にぴったりの一品になります。
明星 中華三昧 赤坂榮林 酸辣湯麺 (スーラータンメン)
続いては明星食品の「明星 中華三昧 赤坂榮林 酸辣湯麺」です。夏は酸っぱいものが欲しくなるという人も多いはず。そんなときにおすすめなのが、こちらの袋麺です。
特長はなんといっても、酸味と辛味の絶妙なバランス。コクのある香酢と、焙煎ゴマの香りも味わいを引き立てます。
どちらかというと酸味が強く、袋麺ながら油っぽさも感じにくいです。一方で、とろみのあるスープなので、食べ応えは抜群。溶き卵を加えるのがアレンジの定番です。
創業60年を超える赤坂榮林の伝統のメニューが、この袋麺ならなんと150円(税別・メーカ小売希望価格)。お手頃ながら、かなり本格的にお店の味わいが再現されているので、満足できるはず。
だし麺 北海道産甘海老だし味噌ラーメン
私はこの「だし麺シリーズ」にかなりの信頼を置いています。日本全国の名産品を、だしをテーマにラーメン化した、間違いない美味しさの味わいです。
このシリーズを何種類も食べたのですが、一押しは甘海老だしを使った味噌ラーメン。通常北海道の味噌ラーメンは、海老だしというよりも動物系または魚介系が多いんですが、ほんのり甘い海老がくせになるんです。
保存の効く乾麺でありながらものすごいコシを感じるのは「熟成乾燥麺」という製法を使っているから。乾麺だと小麦の香りが飛んでしまいがちなのですが、独自の製法のおかげでしっかりと生麺の香りも楽しむことができます。これだけで完成された一杯なのですが、あえていうならバタートッピングがおすすめ。
(本谷亜紀)
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情報元リンク: ウートピ
ラーメン評論家・本谷亜紀がピックアップ!やみつき注意の袋麺5選