Amazon Prime Videoで配信中の婚活サバイバル番組『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン1が10月30日にフィナーレを迎え、11月4日に番組のヒットを記念したオンライントークイベントが開催された。
イベントには初代バチェロレッテ・福田萌子をはじめ、番組を楽しんで観ていたという、アンミカ、青山テルマ、Mattがゲストとして登場。印象に残ったシーンや、物議を醸したバチェロレッテの決断についてそれぞれの感想を語った。(以下、最終話のネタバレを含みます)
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Mattの心に残った1on1デート
まずは、ゲストがそれぞれ印象に残っているシーンを発表。Mattはエピソード3の藤井達也氏との1on1デートをピックアップした。
このシーンを選んだ理由について、Mattは「藤井さんは、今までの人生の中で聞かれたことのない質問をされて戸惑ったのではないか」と考察し、「直さなきゃいけないところや、今まで出してこなかった部分が萌子さんによって引き出されたように見えて、すごく素敵なシーンでした。男性としては恥ずかしさもあったと思うけれど、指摘されて、直そうと思えたことは素晴らしいなと思いました」と語った。
福田は「とても胸が苦しくなるデートだった」と当時の心境を明かしつつ、「でも最後にはお互いに『私たちは合わないね』と気づけた。私が決断したように見えるけれど、彼にとっても私ではないとわかった瞬間だったはず。それを2人で見つけられたのはうれしいことでした」と振り返った。
青山テルマが選んだ、台湾での涙
青山は、杉田陽平氏との台湾デート(エピソード4)でランタンに文字を書くシーンをあげ、「ランタンに“愛とは何か”を2人で書いて飛ばすシーンは、すごく素敵なデートだなって思いました。なかなか普通のデートじゃ経験できないことだし、萌子さんが涙を流したことも印象的でした」と感想を述べた。
福田は「杉ちゃんとは、言葉、単語ひとつに対する重さが一緒」なのだと話し「あの時は、杉ちゃんにたくさん言葉の贈り物をされて、感極まって泣いてしまった」と涙の裏側について明かした。
アンミカが発見したバチェロレッテの素の美しさ
福田と共通の知人が多いというアンミカがあげたのは、黄皓(こう こう)氏と過ごした温泉やパジャマデートだった。
「どのファッションも髪型もファッショナブルだしキレイ。全て楽しんで見ていました。けれど、すっぴんの萌子ちゃんがもう本当に美しくて……。(パジャマ姿での朝のデートが)一番、本人の美しさ、素の良い部分が出ていたと思いました」「黄皓さんといるときが一番少女らしい表情をして見えた」と普段の福田を知っているからこその視点で語った。
物議を醸したラストシーン
そして、話題は最終回での“誰も選ばない”という選択について。
青山は、ファンの心理として「選んでやー!!」という気持ちになったことを正直に打ち明けつつ、「30代になると20代の頃の恋愛観ではいられなくなる気持ちもわかる」と同い年の福田の選択に寄り添った。
アンミカは、「選ばないという決断にも勇気が必要だったと思う」と福田を思いやりながら「愛って不完全なもの。揺らぎながら、傷ついたり疑問に思ったりしながら、互いに信頼を築いたり、つむぎあっていくもの」だと愛についての持論を展開。「迷っている中でも見つかる景色があったかもしれない」と述べ、杉田氏と友人から始めることも考えられなかったのかと福田に優しく問いかけた。
Mattも「男性に求める完璧なものとは何か」と質問すると、福田は現在「迷子」なのだと答えた。「答えはないからずっと探求しているのではないか」とし、「好きになろうとずっと努力していたけれど、自分に嘘はつけなかった」と素直な気持ちを明かした。
「はじめは、男性陣に対して『(私を)好きにさせてよ』と思っていたのですが、そうじゃなくて自分から好きになろうと思って。どうしたら好きになれるのかたくさん考えました。けれど、いつ自分の感情が動くのかわからなくて。終わりに近づくにつれ『好きになるって努力することなの?』と、一層わからなくなってしまいました。そんな気持ちで、真剣に向き合ってくれる2人にローズを渡すことはできませんでした」
私は、元気です
番組についてアンミカは「バチェロレッテを日本で制作すると聞いて、ドキドキしていた」と切り出すと、「自分の気持ちを表現するのが苦手な男性」や「選ぶことに萎縮してしまいがちな女性」が多い日本で番組が成立するのか心配していたと明かした。
しかし「萌子ちゃんのような『自分』を持っている人が出てくれて、そこを乗り越えた姿を見せてくれた男性たちもいた」と参加者の健闘をたたえ、「話したいことが尽きないほど、夢中にさせてもらった」と番組への思いを語った。
2ヶ月半の旅を終えて、福田は「いろんな方のいろんな見方があり、そこから私も新たに気づくこともあるので、人の意見を聞くことはすごく大切だと思っている」と言い、「自分のことを思って意見を言ってくれる人の言葉にはきちんと耳を傾けるべきだと思うのですが、同じくらい自分に正直でいてほしい」と視聴者へ呼びかけた。
「番組を視聴する中で、いろんな感情が芽生えたと思います。感動した場面、『何で!?』とフラストレーションが溜まった場面。好きとか嫌いという感情が芽生えたことを理解して、どうしてなんだろうと考えるきっかけにしてもらえたらうれしいです」
一緒に旅をした17人の男性たちに一言と求められると、最初のカクテルパーティーで話すことなく別れることになってしまった2人にも思いを寄せ「みんなが、いまも笑顔で人生を楽しんでいてくれたらうれしいなと思っています。私は、元気です!」と笑顔を見せた。
『バチェロレッテ・ジャパン』とは?
独身男性ならぬ独身女性が主役となり、多数の候補者の中から未来の結婚相手を選び抜く。バチェラーの男女逆転版番組。初の日本版バチェロレッテには、モデルやスポーツトラベラーとして注目を浴びる福田萌子が選ばれた。さまざまなシチュエーションで展開される豪華でロマンティックなデートや旅を通じて真実の愛を探す姿を追いかける。
『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン1
Amazon Prime Videoにて大好評配信中
出演: 福田萌子(日本版初代バチェロレッテ)ほか
スタジオトーク出演:ナインティナイン、SHELLY
https://www.amazon.co.jp/dp/B085QH1H6D
(C) 2020 Warner Bros. International Television Production Limited
(取材・文:安次富陽子)
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情報元リンク: ウートピ
バチェロレッテ福田萌子「私は元気です」 ヒット記念イベントで明かした現在の気持ち