SMAP、TOKIO、V6、KinKi Kids、嵐、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUNなどの人気グループを輩出し、きらきら輝く男性アイドルの代名詞ともいえる「ジャニーズ」。
最近では、SixTONESやSnow Manのデビューが話題になりました。
10代がメインのファン層かと思いきや「大人になってから大好きになった……!」「仕事のつらさを支えてもらっている」なんて声も多数。ずぶずぶハマってしまう大人の“沼ジャニ”、自身も大人になってジャニーズWESTにハマったという、ライターの菅原さくらさんに調査してもらいました。
一瞬で、私も「シンデレラガール」
当時の私は気持ちが落ちているのもあったと思うのですが……。King & Princeが「シンデレラガール」を歌っているのを見たとき、めちゃくちゃ救われました。「大丈夫だよ」でも「がんばろう」でもなく「君はシンデレラガール」と言われた瞬間に。そんなこと、誰も言ってくれないじゃないですか。「君は君でいいんだよ」とかでもない、私は「シンデレラガール」なんですよ。
会社を一歩出て、キンプリの歌や動画にふれるだけで、一瞬でお城にいける。私は、彼らが姫と踊っている姿を見物してるだけの町人かもしれないけど、それでもいいんです。ただの町人Aになれる瞬間って意外とないなと、アイドルを好きになって初めて思いました。言ってしまえば現実逃避なんですけど、大人だからこそ現実逃避が必要なんですね。(34歳・エンタメ・女性)
清く正しくSexyな姿勢に、感化される
2019年のジャニーズカウントダウン。突然ステージから落ちたマリウス葉くんを見て、家族に「姉ちゃん(私)、マリウスが心配だからファンクラブ入るわ」と酔っぱらった勢いで宣言。その後のコンサートで、中島健人くんのあまりに独特な世界観(ごめんねぼくは死ぬほどキミを愛しているよというフレーズとともにりんごかじった)に大爆笑して、会場を後にした頃には、もうSexy Zoneのことしか考えられなくなっていました。
自分たちの影響力を自覚して、知性を持ち、清く正しくあろうとしているところも大好き。アイドル界は女性軽視やジェンダーの問題がどうしても気になるのですが、SexyZoneはしっかり時流を汲んだ姿を見せてくれるので、安心して見ていられます。たとえば、ファンの名称は「セクシーガールズ」から「セクシーラバーズ」に変更。最近だと、ツアーグッズがステンレスストローだったことに心底しびれました。そんな姿勢を常日頃から見ているファンは「我々もSexyに生きなければ」という意識が非常に高いです。(33歳・編集・女性)
掛け値なしの笑顔は「心の栄養剤」
仕事に忙殺されてうつになり、自宅療養していたときにたまたまテレビで見かけたのが、関ジャニ∞の丸山隆平くんでした。世の中にはこんなにも掛け値なしの素敵な笑顔をする人がいるのかと、空っぽだった心に優しさが染みるようで、涙が出たんです。
その後、参戦したライブでも圧倒のパフォーマンス……! 生で観る丸山隆平くんはまるで神様のようでした。関ジャニ∞の形はどんどん変わっているけれど、彼らがある限り、推していきます。私を救ってくれてありがとう。丸山隆平くんは、私にとって、見るお薬です!(25歳/歯科衛生士/女性)
「ジャニーズをネットで見られる時代」でよかった
35歳のとき、ふとYouTubeの「ジャニーズJr.チャンネル」を見てみたら……なにこれ? この子たち、ジャニーズなのにこんな面白いの? 始まったばかりのチャンネルなのに、こんなに上手く回せるの? パフォーマンスもかっこいい……京本政樹の息子、歌うま! と、SixTONESに衝撃を受けました。それからは、子どもたちを寝かせて毎晩深夜まで、動画を見漁る日々。
ジャニーズは「かわいい男の子たちが無理に笑顔を作って、王道ソングを歌い踊る」イメージで、30代前半までは拒絶感すらありました。でも、飾らない・ファンにこびない・かっこよさより面白さを取りに行く、そしてやるときはやるSixTONESは、これまでのアイドルと全然違う気がする。ジャニーズがYouTubeをやる時代に生きててよかったです!(36歳・酪農家・女性)
(リサーチ:菅原さくら)
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情報元リンク: ウートピ
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