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もう誰かが作った“理想”に縛られない! 美しさは自分で決める「ボディポジティブ」って?

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わたしの体はわたしのもの

「ボディポジティブ(body positive)」という言葉を聞いたことはありますか?

欧米では2017年頃から使われ始めた言葉で「美しさのかたちはさまざま。ありのままの自分の体形を愛して、自信を持って」そんなメッセージが込められています。その背景には、以前、この連載でも紹介した「ダイバーシティ(diversity・多様性)」の流れがあり、「痩せている体が美しいという概念は過去のもの、知らない誰かが作った理想の体形を押し付けられるのではなく、美しさの基準を決めるのは自分自身」といった考えが世界中に広がっています。

ボディラインと密接な関係にある下着業界ではその考えがここ数年で根付き、海外のブランドは、消費者と同じ一般的な体形のリアルサイズのモデルを起用することが定着。今年1月に開催された世界一の規模を誇る「パリ国際ランジェリー展」のメインビジュアルにもそれがしっかり反映されていました。

1月に開催された「パリ国際ランジェリー展」のメインビジュアルは「ボディポジティブ」を表現

1月に開催された「パリ国際ランジェリー展」のメインビジュアルは「ボディポジティブ」を表現

同上

同上

体形・肌の色・年齢が異なるモデルがポスターにもショーにも登場!

ご覧のように、今年のビジュアルに登場したのは、体形・肌の色・年齢が異なる4人の女性。これまで、華やかなショーに登場するのは、10頭身に近いスタイル抜群のモデルばかりでしたが、今年のステージにはプラスサイズモデルや年配のモデルも登場。「ボディポジティブ」のメッセージをしっかり伝えていました。

「パリ国際ランジェリー展」のショーには、プラスサイズや年配のモデルも登場

「パリ国際ランジェリー展」のショーには、プラスサイズや年配のモデルも登場

同上

同上

「ボディポジティブ」という言葉は日本でも広がりつつありますが、多民族国家である米国ではさらに浸透しています。「American Eagle Outfitters」のランジェリーブランド「Aerie」は2014年からいち早くリアルサイズモデルを起用し、写真には修正を加えず、ありのままの姿をビジュアルに使用して当時大きな話題となりました。

そして、現代の「ボディポジティブ」の象徴とされるのが、以前も紹介したリアーナ。彼女がプロデュースするランジェリーブランド「Savage×Fenty」は、昨年9月にニューヨークのブルックリンでリアルサイズモデルが登場する華やかなショーを開催し、世界中から注目されました。

「リアルサイズモデル」募集に600人の女性がチャレンジ!

もちろん豊富なサイズを展開するブランドは日本にもあります。例えば、ワコールのセミオーダーブランド「デューブルベ」。アンダーは1センチ刻みで62〜102センチ、カップはAAA〜Iまで対応しており、その組み合わせで約3,000通りのサイズの中から自分にジャストフィットするサイズを選べます。

また、「ピーチ・ジョン」は昨年6月に「下着を通じて女性にありのままの自分にもっと自信を持ってもらうこと、等身大の姿でピーチ・ジョンの下着を着こなし、ありのままの魅力を発信すること」を目的とし、現代女性に共感を与えポジティブな気持ちを伝えるモデルを、SNSを通して募集。なんと約600人の募集があり、13名を選出(2020年に入り3名追加)し、現在、下着の魅力を発信するリアルサイズモデルとして大活躍しています。

新作の“いつでもジャストブラ”を着けた、「ピーチ・ジョン」のリアルサイズモデル

新作の“いつでもジャストブラ”を着けた、「ピーチ・ジョン」のリアルサイズモデル

彼女たちの応募の理由は「『この機会を通して自分のコンプレックスを超えたい』というような、自分へのチャレンジを目標とされている方が多かった印象です」とクリエイティブ部・広報宣伝課の東ひかる課長。

そのうち3人のリアルサイズモデルは、2月5日に発売された、お笑い芸人「フォーリンラブ」のバービーさんとのコラボレーションコレクションのビジュアルにも登場しています。

2月5日に発売された、バービーさんとのコラボレーションコレクション。バービーさんとリアルサイズモデル3人がモデルを務めました。

2月5日に発売された、バービーさんとのコラボレーションコレクション。バービーさんとリアルサイズモデル3人がモデルを務めました。

サイズはC65からG90まで展開

サイズはC65からG90まで展開

バービーさんの持ち込み企画としてスタートしたコラボで、自らモデルとしても登場。撮影時も「私がみんなの魅力を引き出すからついてきて!」とリーターシップを発揮されたそう。撮影後は「自分に自信が持てるようになった! 今の体形が好きになれた!」と、皆マインドチェンジを果たしたといいます。これこそ「ボディポジティブ」。写真からはそのポジティブオーラが伝わります。

日本では「ボディポジティブ」のマインドは広がりつつも、欧米のようにリアルサイズモデルの起用は難しいと思っていたのですが、「ピーチ・ジョン」はそれを見事に表現! リアルサイズモデルの今後の活躍にも期待が高まります。

コンプレックスもわたしの一部だから…

身長が高くても低くても、痩せていても太っていても、バストが小さくても大きくても、自分の体形に100%満足している人はそうそういないかもしれません。

でも、自分の体形を少しでも好きになることで姿勢や表情にポジティブオーラが宿り、それがその人らしさや美しさへとつながるはず。サイズだけでなく、自分の心にもフィットしたランジェリーがそのサポートになることを願います。

情報元リンク: ウートピ
もう誰かが作った“理想”に縛られない! 美しさは自分で決める「ボディポジティブ」って?

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