DJあおいさんと「仕事がデキること」について考えていく連載「私は仕事ができない。」104回目のボヤきは「物事を決めないほうがいい時期ってあるの?」です。
5年ほど今の会社で働いているのですが、そろそろ転職して次のステップに進んでもいいのかなと考えています。ただ、一旦考え始めると「もう少し今の会社にいたほうがいいのではないか?」「いやいや、まだ30歳で体力もあって動きやすいうちに動いたほうがいいのかな」などとぐるぐる考えてしまい、決断ができません。仕事もそれなりに忙しいのでつい決断できないまま1日が終わってしまいます。今は無理に動かないほうがよいのでしょうか? 過去に無理に決断して後悔したこともあります。決断にふさわしいタイミングというか、こういうときは大事なことを決めないほうがいい、みたいなタイミングってあるのでしょうか?
1.深夜に決断しないこと
深夜は一日の中で最も脳がお疲れ様のとき、判断能力が最も鈍っているときです。
理性がきかなく衝動的な感情に流されやすくなっていますので、深夜に決断したことは大きな過ちを招く決断になってしまうことが多くなるでしょう。
間違うのはいつも感情、正しいのはいつも理性、決断をするのなら最も理性の働く昼間の時間帯にしたほうがいいでしょう。
2.めんどくさいときに決断しないこと
「イヤなら辞めろ、めんどくさいなら続けろ」よく言われる言葉なのですが、人は「めんどくさい」という感情を正当化しようと様々な言い訳を探す悪癖があります。
「めんどくさい」を正当化するために環境や違う誰かの粗探しをしてみたり、「めんどくさい」を正当化するために故意に自らの自信を喪失してみたり、誰を騙(だま)すのではなく自分自身を騙(だま)そうとしてしまうんです。
言い訳が上手な人はまず自分を騙(だま)す、「めんどくさい」という気持ちに自覚をしっかりと持って、それがイヤなのか、それともめんどくさいだけなのかを自分自身がしっかりと把握しておくことが大切です。
3.信じたいものを信じているときは決断しないこと
精神的に追い詰められている人ほど、現実を無視して信じたいものを信じてしまいます。
はたから見ればリスクしかないことでも、リスクを無視して希望(盲信)だけを追い掛けてしまうんですね。
世の中にはそんな人たちに向けた「甘い希望」を売って生計を立てている悪人もたくさんいますので、信じたいものを信じていると現実が見えなくなり誰かの養分として搾取されてしまうことが多いのですよ。
信じるのは希望ではなく現実、現実を見て判断できないときは現状維持が最善です。
決断のタイミングは“真ん中”にいるとき
水が半分入ったグラスを見て「もう半分しかない」と思うときに決断してはダメ。
水が半分入ったグラスを見て「まだ半分もある」と思うときも決断してはダメ。
水が半分入ったグラスを見てただ「半分あって半分ない」と思えるときが決断に適したタイミング。
ネガティブにもポジティブにも偏らない「真ん中」にいるときが最も視野が広いときですからね。
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情報元リンク: ウートピ
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