フリーランスになって3年ほど経ちました。おかげさまで会社員時代のつながりなどから仕事をいただけています。この前、同じフリーランスの友人が「こだわりはあっていいけれど、めんどくさい人にならないように注意している」と言っていました。
確かに会社員時代を振り返っても、めんどくさい人には仕事をお願いしなかったし、大御所と言われる人ほど腰が低くて、本筋と外れた細かいことにごちゃごちゃ口出しをせず素直な人が多かった気がします。結局は人柄なのか? と思いつつも、言いなりも良くない気がするし、こだわりも大事だと思います。こだわりのある人とめんどくさい人の分岐点というか違いって何でしょうか?
こだわりが自分の個性になるまで
「私のこだわりはこれである!」と自分なりのこだわりを前面に押し出しているうちは、まだそのこだわりは完全に自分のものにはなっていないような気がします。
そのこだわりを無意識レベルまで持っていき「こだわり」ではなく「普通」という領域にまで昇華することができたとき、そのこだわりは普遍的な個性として自分の血肉になるものだと思いますよ。
やっぱりこの世に生まれてきたからには、他の人とは違う「自分」になりたいじゃないですか。
こだわりを持つことは他の誰でもない「自分」になるための大事な創作活動、成長過程における大事なイベントみたいなものなのかもしれませんね。
ただ、そのこだわりが自分の個性になるまでのプロセスにおいて、若干めんどくさい人になってしまうこともよくあります。
「他の人とは違う自分でありたい」という気持ちが強過ぎてこだわりが尖(とが)ってしまうんですよね。
尖(とが)ったこだわりで「私はあなたたちとは違うんです」と他者を威嚇して隔たりを作ってしまうんです。
こだわりとは未熟な個性、他者とは違う自分を認めてほしいという自己顕示欲、または他者承認欲求にとらわれてしまい、「自分、自分」ばかりで他者に対する気遣いがなくなって「めんどくさい人」になってしまうということですね。
こだわりが普遍的な個性にまで昇華されれば自己顕示や他者承認を必要としなくなるので、他者に対する気遣いもできてその個性は丸みを帯びた優しい印象を与えるものになるのですよ。
こだわりの末にめんどくさくなってしまう理由
今の自分という存在に飽き飽きしている人ほど、自分を変えようと多くのこだわりを持ち、自己顕示欲や他者承認欲求で自分の押し売りをしてしまうわけですが、これがなかなか他者からしてみればしんどいんですよね(笑)。
他者とは違う自分を創造しようとするのはとても良いことなのですが、他者とは異なるからといって他者を敵対視する必要もなく、また他者の承認を必要とすることもない。
異なる者同士が共存しているのが世の中ですから、異なる者同士が異なる意見を差し出し合い、お互いにとって最適解となる距離感を保っていればいいだけです。
成長過程において多少めんどくさくなってしまうのはやむなしなのかもしれないのですが、あまりにもガルガルしていると敵を作ってしまうだけですからね、こだわりを持って自己成就するプロジェクトはなるべく秘密裏に行うほうがいいのかもしれませんね。
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