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「選択的シングルマザー」は母親のエゴ? 無責任な外野の声に思うこと

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「選択的シングルマザー」という言葉をご存じでしょうか?

経済的にも精神的にも自立しており、結婚せず母親になることを選択した女性のことで、結婚せずに子どもを産む女性はアメリカやヨーロッパでは過半数もいるそうです。

実際にシングルで2児の母でもある経沢香保子さん(オンラインベビーシッターサービス・キッズライン代表)と、母、叔母ともにシングルという環境で育ち、キッズラインで、「シングルマザーを応援するプロジェクト」を担当しているやまざきひとみさんに、「選択的シングルマザー」についてお話しいただきました。

やまざきさん(左)と経沢さん(左)

やまざきさん(左)と経沢さん(左)

「子どもがかわいそう」って言われるけど……

——前編では、「選択的シングルマザー」のメリットや、海外ではシングルマザーが一般的という話などをうかがいました。しかし、現在の日本では「選択的シングルマザー」に対する身勝手な外野の声って多いですよね。どのように考えていけばいいですか?

経沢:結婚を選ばずに子どもを育てるって、会社員を選ばずに独立・起業するのとも似ていると思うんですよ。

たとえば、満員電車に乗って毎日同じところに出勤するのが嫌で、自由に生きるために、会社員を辞めて独立・企業する。そう説明すると、外野からはワガママだと言われるかもしれませんけど、選択の自由は本人にあるし、満足しているならいいですよね。本人にとって生産的であることは、社会にとっても合理的なことですし。

「選択的シングルマザー」も、世間からしてみたら疑問を持たれるかもしれません。でも、自分の理想のように生きたいと選択した結果なら、独立・起業と似てるでしょう。

本人は自分なりに目標と掲げる人生を歩みたいわけです。また、個人個人の事情はそれぞれ大きく違っています。誰にとっても一度きりの人生ですし。なので、迷惑をかけているならまだしも、関わりもないのに、イメージや偏見だけで反対する人がいたら、未来の可能性を一つ減らしているかもしれないと言う視点も少し持ってもらえたら嬉しいなと思います。

やまざき:「子どもがかわいそう」ってよく言われますけど、シングルマザーのもとで育って自分の経験からすると、かわいそうだなんて特に意識したことがなかった。何か困ったことがあったかな……と考えてみると、重い家具を運ぶときの男手がないぐらいで。

周りから「父親がいない子はかわいそう」ってもしかしたら思われていたのかもしれないけど、母も叔母も自分らしく楽しそうにしていたので、「お父さん、そういえばいなかったな」みたいな感じでしたし。逆に母娘の結束は強まったというのは、アンケート結果やヒアリングでも圧倒的に多かった回答です。大切なのは親の人数ではなく、子どもとの関係性の作り方なのではないかと思います。

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産むことを自分で決められるのは女性の特権

——「親は2人いたほうがいい」という感覚を、離婚を我慢する理由にしてはいけない?

経沢:「家族はこうでなければ」という固定観念がまだ強いのかもしれません。でも、社会には、いろんな人がいるので、家族のあり方もダイバーシティーで、いろんな形があっていいのでは?と思います。

やまざき:親が2人いても、意見がすり合わせられない、同じ方向を見ることができないのなら、1人のほうがいい場合もあるということを忘れないでほしいです。どちらかが犠牲になっている状態はバランスが悪い。もちろん、お互いに幸せなら一緒にいればいいわけで。

経沢:究極的に考えれば、女性は出産に関することをほとんど自分で決めることもできる。だから、産みたいと思ったら、産むことができる。

それが実は、一つのプラスな側面だってことに、あまり気づいていないんじゃないかなと思いました。男性は、いくら自立していても、自分だけで産むことはできないですからね。

やまざき:悩みや不安は多いかもしれませんが、ポジティブにとらえてほしいですよね!

恥ずかしがらずに周りに頼る

——時間のなさやマンパワー不足で悩んでいる方が多いというアンケート結果があったとおっしゃっていましたが、「親は2人いたほうがいい」という感覚から抜けられないのは、純粋にマンパワー的な側面もあります。

やまざき:前向きなシングルマザーがみなさん口をそろえて言うのは、「恥ずかしがらずに周りに頼った方がいい」ということ。手をたくさん集めることです。そのスタンスになれたらラクになったと一様におっしゃるんですよね。

経沢:いま、シングルマザーが入居するシェアハウスなども流行っていると聞きます、育て合うとか。そういうのも新しいコミュニティーのようでいいですよね。

——「キッズライン」のようなベビーシッターのマッチングサービスもありますし。子どもは親だけで育てるものじゃない、ということがもっと一般的になるといいですね。そうすれば、どのように産み、育てるかというスタイルの多様性が、もっと広がっていくと思います。

経沢:そうですね。親は保護者であって教育者ではないという言葉を本で読んで印象に残っていました。シングルだろうと、2人親だろうと、子どもは、いろんな大人に接した方が、視野の広がりをもてるんじゃないかなと考えています。

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情報元リンク: watapi 「選択的シングルマザー」は母親のエゴ? 無責任な外野の声に思うこと

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