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「結婚式じゃなくて“IWAI”です」 結婚式を自由にするための5つの提案

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10月末、オーダーメイドウェディング事業などを行うCRAZY(東京都墨田区)にて、CRAZY WEDDINGブランドマネージャーの山川咲さんと、キングコングの西野亮廣さんによる対談が行われました。テーマは「結婚式をもっと自由に」。

会場の参加者も巻き込んで、本音で結婚式の“当たり前”について考えてきたイベント前半から一転、後半では山川さんの思う“新しい結婚式”の提案が行われました。全3回に渡ってお届けするイベントレポートの最終回です。

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お金の使い方を選べる

山川:西野さんと話して、今の結婚式の不自由なところがいろいろ見えてきました。私は、現状の結婚式が抱える課題を解放して、新しい結婚式を生み出したいんです。今日は、これからやろうとしていることを5つ持ってきました。

まず、「お金の使い方を選べる」ようにする。2019年の春にローンチする新ブランド施設の“IWAI”では、お金の使い道を自由にできるように、何を持ち込んでも無料にします。結婚式場って、全部パッケージ化されていることが多くて。それは、クリエイティブ関連も、カメラはこの会社、ビデオはここ、そういったものをオールインワンにして数百万円でどうぞ、という仕組みなんです。でも、もっと自由にカスタマイズしたいかもしれないですよね。

西野:例えば、僕が結婚式をするとします。撮影は僕の友達にお願いしたい、というのが“IWAI”では無料で可能ということ?

山川:はい。可能です。新郎が司会をやりたい、というのもありです。

西野:ん? 司会もパッケージなんですか?

山川:はい。「この人たちの中からどうぞ」と、プロフィールを見せてもらって、選んで、当日初めましてのこともあるそうです。なので、私たちとしては、新郎新婦が司会をしてもいいし、一緒に作り上げてきたプロデューサーがしてもいいと思っているんです。

西野:カメラマンが友人だったらいい表情も引き出してくれそうですよね。スマホみたいに自分なりにカスタムできたらいいのに。他の結婚式場もそれがいいのに、どうして突破できないんですか?

山川:ビジネス的な面はあると思います。アクセスの良い場所にすごく高い箱を建てて、その投資額を土日で稼いで返済しないといけないんですよ。だから高い設定にしないといけないのが結婚式場のジレンマで。本当はお金を使わないで、SNSとかを駆使して自動的にお客さんが集まる仕組みとかがあるともう少しコストダウンできると思うんですけど。

西野:お金の生み方の発明があると面白そうですね。結婚式だけじゃなくて、他の方法を見つけるとか。これ考えるの楽しそうだな。

僕は、書籍の印税とか出演料で生活はしていないんですよ。そんなこと、もはやどうでもよくて。その書籍が売れることによって、オンラインサロンメンバーが増えるような仕組みを作っているんです。

本を出したり露出したりすることで、メンバーが増えれば、印税をサロンの売り上が上回るんですよ。すると、また今度は、印税を広告費に全額回すことができる。別口にちゃんとマネタイズする場所があればそういうことが可能なんです。結婚式場もいろいろできそうですよね。その結果、お客さんに対して優しくて、自由に使ってもらえて、売上もちゃんと上がるという仕組みを作れそう。

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本当に必要なゲスト

山川:2つ目は、「本当に必要なゲストを呼ぶ」。良くない例が、呼びたくないけど「上司を呼ばなきゃいけない」みたいな時。「その人に失礼のないような結婚式をしなければならない」というロジックが始まっちゃうと、もう! 楽しい結婚式になるはずがありません。なので、絶対に呼びたい肩書きのないゲストを呼ぶ。当たり前の話なんですけど。今の日本では当たり前ではないから、それをやっていきたい。

西野:どうやったらできるんですか?

山川:「結婚式」ではなくすることかなと思っています。梅酒の「梅酒じゃなくてチョーヤです」みたいな。「結婚式じゃなくて“IWAI”です」と言ってしまう。ハワイウェディングにも呼びたいと思えるくらいの本当に来てほしい人だけを呼ぶと、結婚式はそれだけで盛り上がると思うんです。

西野:名前を変えちゃうっていいですね。パーティーって言えばいいと思います。もちろん“IWAI”もいいですよね。上司は「オレ、“IWAI”に呼ばれてへん」ってきっと言わないじゃないですか。式っていうとあれだけど。逃げ道を作ってあげるのはめっちゃいいですね。

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ゲストの声を聞く、当日までのプロセスをラクにする

山川:3つ目に、ゲストの声を聞く。今だと、新郎新婦がやりたいことを決めて、ゲストは受信するだけという関係になっています。ケーキカットもお色直しも、ゲストは基本、観覧。なので“IWAI”では、ゲストに事前にアンケートを取ろうと思っています。何が見たいとか、何がしたいとか。そして、それらを反映させた当日にするんです。アンケートもスマホなんかで、ITを駆使して。

西野:お客さんの声を聞いてって、いいな。僕が以前に参加したバーベューウェディングの時はみんな同じこと考えていたんです。「堅苦しいのやめようよ」って。新郎新婦が僕らの声を聞いてくれたのは嬉しかったですね。

山川:自分の声が反映されていたら、楽しむしかないですよね。

西野:そりゃそうだ。

山川:4つ目は、「当日までのプロセスをラクにする」。新郎新婦さんは、結婚式の準備から当日まで大変なのが嫌だと言うんです。

西野:へぇ。結婚式をした人に聞きたい。準備、何が大変なんですか?

参加者Aさん:何回も会場に打ち合わせに行くのと、妻の意向を聞くのと……。自分も楽しむ気持ちもありましたけど。その場の空気に飲まれることもありました。「奥さまにサプライズどうですか」って。僕はそんな気なかったんですけど、気づいたら4万円くらいの花束を用意していました……。

山川:最後のほうって10万円とか20万円とか、値段が上がる感覚が鈍くなりますよね。

西野:痴漢の冤罪の作り方に似てる! 「やったよな」って毎日言われていたら、やってなくてもやりましたって言わないとそれが終わらないから。いやー。でも、せっかく祝いの日に裏側でそうなっているのツラいなー。

高砂を無くす

山川:最後に、高砂(たかさご)を無くす。

西野:これに不満が出ているんですか?

山川:今って、結婚式をやりたくない人もいるんですよ。目立ちたくないとか、仰々しいことが嫌だとか。自分が主役になるためにみんなを呼んでいるのではなくて、もっとゲストに楽しんで欲しいのに、高砂に座りっぱなしがツラいとか。ただ、新郎新婦が高砂が嫌だと思っても、受け皿がないんですよね。なので、みんなと一緒のテーブルに座るようにしようかと。

西野:なるほど。僕ね、自分の誕生日会をやってなかったんですよ。自分が主役になるのが照れ臭いから。高砂が嫌で結婚式をやりたくないって人と同じ理由ですよね。だけど今年、「お前が誕生会を開けば人が集まって、普段だったらつながらない人たちがつながるから、背負わないといけないよ」と言われて。そこで一緒に提案してくれたのが、お誕生日席を外して。フラットにするってことだったんです。実際、すごくラクだったんですよね。

山川:結婚式はしたいと思っているのに、高砂しか選択肢がなくて「だから嫌だ」ってなっちゃうのはもったいないですよね。

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10年後は結婚式も変わっているはず

山川:今日、少し話した中でもたくさん出て来ましたが、今の結婚式ってこういうスタイルだけど、本当にそれが良いんだっけ? 本当のことを考えたらこっちがいいんじゃないの?ということってたくさんあると思うんです。こっちがいいんじゃないの?を全部やったらどうなるのか、”IWAI”では発明中です。

西野:なーるほど。開発の次は浸透させるのが大変ですよね。みんなの頭の中ではもうできあがっているじゃないですか。結婚式って。

山川:そうですね。6年前だとできなかったと思います。「(あなたのそのやり方は)失礼だよね、常識ないよね」と業界の人に私も叩かれてきたので。

西野:うるせぇっすね(苦笑)。

山川:ね。でも、今の時代ならいけそうなじゃいですか? おかしいなって思うことを発信すると「そうだよね」って集まってくるし。私、確信しているんですけど、10年後は今のスタイルの結婚式ではないと思うんです。なので、1年でも半年でもそれが早くくるように、「結婚式をもっと自由に」という解放運動をしたいなと思っています。

西野:面白い!なるほど!早く”IWAI”の完成形が見たいですね。

山川:2月にできるので、(西野さんが)結婚する気がなくても、ぜひ見にきてください!

▲IWAIエントランスイメージ

IWAIエントランスイメージ

(構成:ウートピ編集部 安次富陽子 写真提供:CRAZY/Ayato Ozawa
instagram :@ayatoozawa

情報元リンク: ウートピ
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