買い物、友人との食事、旅行、コンサート……。日々の生活を楽しむのに欠かせないのが“お金”です。けれど、目先の楽しみだけでなく、そろそろ本気で「将来のためのお金」についても考えなくちゃと思っている人も多いのではないでしょうか。
そんな「そろそろお金のことをちゃんとしたい」「でも何から始めていいのかわからない」という人におすすめなのが『一生楽しく浪費するためのお金の話』(イースト・プレス)です。
著者は『だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査』(柏書房)の時にも登場していただいたひらりささんが所属する劇団雌猫。彼女たちに浪費家のファイナンシャルプランナー(!)・篠田尚子さんが対談形式でお金の知識についてレクチャーするという形で編集されています。
「健やかな浪費」のために
根っからの浪費家で、趣味のプロ野球観戦、ライブ参戦、舞台観劇には使うお金を惜しまないという篠田さんは、劇団雌猫のメンバーに向かって「浪費女さんも、バッチリ備えられる」「使う人は貯められる」と言います。
そのうえで、健やかな浪費生活のための3つの鉄則を紹介。
鉄則1:自分が使うお金は自分で稼ぐ
鉄則2:使える国の制度は徹底的に使い倒す
鉄則3:いざという時のための備えは3段階で
本書では、給与明細の見方から、節税効果の高い国の制度「NISA(ニーサ)」「iDeCo(イデコ)」を紹介。さらに、保険や副業についても述べられています。
「必要とされるお金の本ができた」
劇団雌猫の「かん」さん、「もぐもぐ」さんからコメントが届きました。
【かんさん】
この本に登場する悪友たちのケースを見ていると「分かる、それくらい使うよね。良かった!?」という安心感がわいてきます。ちまたの節約術では“支出を減らそう”、 “娯楽費を見直そう”が第一に叫ばれますが、オタク女にとって生きることと同義ともいえる「愛ある浪費」……減らせるわけがありません。お金を楽しく思う存分使い続けることを前提とした、前代未聞の、でもみんなが必要としていたお金の本が出来たと思います。
【もぐもぐさん】
貯金も節約も苦手、人生このまま楽しくお金を使うだけでいいんだろうか、いつどうなってしまうんだろう……と将来に対するぼんやりした不安があったのですが、iDeCoやNISAをはじめるなど、具体的に一歩踏み出したことでその得体の知れない不安がだいぶ軽減されました。
篠田先生の「使う人こそ貯められる」という言葉が本当に心強かったです。先生に学んだことを実践したあとは、「とりあえずあれとこれはやってるから大丈夫!」と、むしろ今までより安心して浪費できるようになった気がします。
『一生楽しく浪費するためのお金の話』(イースト・プレス)は好評発売中。197ページ、1200円(税別)。
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情報元リンク: ウートピ
「浪費をやめるなんてムリ」な貴女へ 劇団雌猫がおくる“お金の本”